ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

クロスバンタム2

2006年08月25日 | 食べ物


残りわずかなクロスバンタムも、ハクビシンにやられ、
絶滅危惧種(家的)だったのが、とうとう絶滅種(家
的)となってしまった。
それにしてもハクビシン。
一時は、どこかの県の天然記念物だったが、人気は急
降下、いまや立派な外来種の害獣だ。
兎に角、増えている。
嫌われ具合は、ブラックバス以上かもしれない。

で、クロスバンタムは、今年を最後に幻の味と化すこ
とに決定したのだが、それに代わるモロコシは、味的
にはますます嫌いな方向に行ってしまった品種ばかり
なので、もう諦めるしかない。
品種改良されたはいいが、味的には逆行(私的に)の
皮肉。

それにしても、今のモロコシは甘すぎではないか。
果物ではないのだから、程度というものがあるだろう。
それに、甘いだけで滋味が無いのも不満だ。
後気に入らないのは、あの感触。
まるで生の粒のような、ぷちっとしたあれ。
どうも駄目だ。

甘いイコール美味しいという図式は強くなる一方。
これは味覚の劣化なのではないか。
甘さの影の個性が、どんどんなくなっているように感
じる。
同じように脂肪イコール美味しいというのもある。
霜降り偏重やマヨネーズ多用。
ラーメンの脂添加なんてのもある。
「日本人の繊細な味覚」って、幻想だったのではある
まいか。
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