やはり、もう少し本家「Picabia」を知るべきかと思い、
ネット上で探してみた。
すると、適当な本が見つかった。
ユリイカのピカビア特集。
89年のものらしい。
ちゃんと芸術関係の本を専門にしてるところが、福岡
にあったのだ。
こういう時に、インターネットのありがたさを実感す
る。
もうすぐ来るかと思うが、これで少しはPicabia
のことも分かるだろう。
不思議なもので、自分でピカビアを名乗っていると、自
然とPibcabiaが身近な存在になってくる。
仕舞いには、自分はPicabiaか、といった意識
を持つまでになってしまった。
と、そこまではならないが、よくアイドルのファンが、
いつの間にか自分が恋人であるという思い(願望)を
持ち、それが本人の意識の中では事実になってしまう
という、周りにとっては非常に迷惑な話があるが、名
前だけでも唱えていると、それなりの魔力がでること
は、理解できる。
まあ、単に自己暗示の世界かもしれないが。
同じような題材を扱った、「ペルソナ」という映画が
昔あった。
ベルイマンだと思ったが、ある女優が他人ばかり演ず
るうちに、自分が分からなくなってしまい、自己崩壊
を防ぐための最終手段として失語症になる、という話
だったと思う。
好きな監督ではないのだが、心理学的なテーマが分か
りやすくよく覚えている。
自己とか言っても結構脆いものである、というこは、
まあ、確かなことであるのだろう。
話がどんどん変なところへ行ってしまいそうなので、
ここで再びPicabiaに。
昨日の、Picabiaのポスターを使ってPicabia
のオマージュを作ってみた。
ところが、印象が殆ど変わらない。
これぞ、Picabiaの魔力か。