小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

道路特定財源の一般財源化

2008年03月27日 | 私の考え
福田首相が道路特定財源を平成21年度から一般財源化すると記者会見で明言しました。
小泉元首相も安倍前首相も口にしながら、実際には何も出来なかった、土建国家の象徴ともいえる制度の廃止です。
「遅すぎる」との批判も理解できますが、ここは評価すべきだと思います。
もし実現すればこの国の政治のあり様が大きく変わる画期的な改革だと思います。
(本当に実現するかどうかはまだ不透明ですが)

私は、今国会ほど審議中継を真剣に視聴した国会はありません。この道路特定財源の審議は特に注目してまいりました。民主党を中心とした野党の追及の結果、様々な問題が表面化してきました。その結果が今回の一般財源化の明言です。

先進国の中でずば抜けて高い道路建設費。一方で医療や教育には最低ランクの予算配分しかしてこなかった日本。一般財源化とは、こうした歪んだ国の資源配分を是正することだと思います。
このことは、昨夏の参議院選挙における有権者の一票が、この国の政治を動かしたひとつの大きな象徴ではないでしょうか。

国政であれ町政であれ、有権者の一票で政治は変わることを私たちは学ばなければなりません。

さて、民主党の今後の対応ですが、私は、速やかに与野党協議に入るべきだと思います。そして少なくとも一般財源化の成果は確実なものにしていくことが必要ではないでしょうか。