小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

全国原子力原子力発電所立地議会サミット:2日目

2006年01月19日 | 研修報告
全国原子力原子力発電所立地議会サミット2日目です。
午前中に昨日の分科会で議論された内容について、各分科会の座長から報告があり、その後、経済産業省と文部科学省の担当者から各分科会の報告に対する国としてのコメントがありました。

分科会の報告の後、今回のサミットの宣言文が朗読されて、満場一致で採択されました。

閉会式では、経済産業省から片山さつき経産相政務官を始め、各党(自民、公明、民主、共産)の国会議員などが出席し、それぞれの立場からの挨拶がありました。

今回のサミットの実行委員会の方々には、2日間の会議を成功のうちに終了されたことに対しまして感謝いたします。

会議の批判ではありませんが、私は今までこれ程の規模の会議に出席したことがありませんので、あるいはこの規模の会議はこんなものなのかもしれませんが、率直な感想としては若干形式的な感じがしました。
また、分科会の議論では各分科会ごとにテーマがあって論点も示されているのですが、論点から外れた意見が目立ちました。国に財政的な手当てを求める意見が多かったようにも感じました。立地市町村の感情として、国や県に対するこのやるせない気持ちは痛いほど理解できますが、その不満を表明されたとしても議論が深まるものでもありません。時間が短いのでやむを得ませんが、もう少し落ち着いた雰囲気で突っ込んだ議論ができればと思います。
参加者の声として、国、県に対する立地市町村のガス抜きの場ではないのかといった意見を多く耳にしました。

ただし、こうして立地地域の地方議員が集うことだけでも意義深いことであり、その会議で採択された宣言文にはインパクトもあります。今後とも継続していくべきだと思っております。