扶桑往来記

神社仏閣、城跡などの訪問記

米国旅行記 #3 SOHOあたり

2008年07月10日 | 海外出張記

三日目はSOHOなどを散策。

Hさんのご子息は博士号を持っている才媛、そのパートナーはマンハッタンの教会の管理人をやっておられる。

出勤する彼のVWゴルフに乗せてもらってマンハッタンへ。

だんだんと摩天楼が近づいてくる。

W.T.C.が消失した南の方は景色が違う。

9.11からもう7年になるが街のシンボルが落ちるというのは相当の衝撃だったことだろう。

日本人のお城のようなものかもしれない。

 

イースト川を渡ってSOHOに到着、マンガやアニメグッズを売っている店の前で下ろしてもらった。

「ガンダム」やら日本のマンガ本の英訳版を買い込んでAppleストア、N.Y.一号店を見物。

 

 

地下鉄でクイーンズへ戻ってメッツスタジアムに行っていたO君と合流、近所でステーキのおいしい店を教えてほしいとHさんに聞いてみたら、「それならウチで焼くから連れておいで」ということでホームパーティ。

 


米国旅行記 #2 ヤンキースタジアムでメジャー・リーグ観戦

2008年07月09日 | 海外出張記

アメリカ二日目は野球観戦。

野球好きの岡高の同級生、O君が来ていて一緒に見に行くことにした。

 

パーカー・タワーズから地下鉄でブロンクスのヤンキースタジアムへ。

N.Y.の地下鉄は10年振りくらいであるが随分きれいになったように思う。

少なくとも日本人旅行者がふつうに乗れる。

 

O君と合流してスタジアムへ。

ヤンキースタジアムは隣に新しいスタジアムが建設中、現行スタジアムは今年いっぱいで役目を終える。

来週、オールスターゲームが行われる。

日本のスタジアムと違って米国のスタジアムはグラウンドの形状が左右均等ではないことが多く、ヤンキースタジアムも右翼が狭い。

広告看板やサインが華やかなようにも感じる。

収容客数は6万人ほどだと思うが実感としてはコンパクトに感じる。

デイゲームなので全体が明るく、ちらほら観客が集まってくるにつれて雰囲気も陽気になってくる。

O君がとってくれた席は一塁側内野席の中程。

ヤンキースといえば松井秀喜、2003年から在籍しているがその活躍ぶりは周知の通り。

ところが先月ケガが発覚、現在治療中で今日もベンチ入りしていない。

FootBall同様、私が見に行くとスター選手が欠場するジンクスが今回も発動。

その代わりといっては何だが、相手のレイズには岩村明憲が元気に出場。

試合が始まるとTVでしか見たことがなかった風景が目の前で繰り広げられている。

日本のプロ野球は応援団がお決まりのスタイルで応援するのが通常、こちらは集団応援しないらしくのどかである。

 

野球は米国のソウル・スポーツのひとつ、いい経験になった。

 

観戦後はO君と市街地散策、ヤンキースの公式ショップに行き、「HOOTERS」でハンバーガー。

 

 

 


米国旅行記 #1 旅行計画

2008年07月08日 | 海外出張記

アメリカに行くことにした。

 

そもそもの動機はAMEXのポイントをJALのマイレージに貯めていたものが失効が迫って来たこと。

どこへ行くかあれこれ悩んで結局、ニューヨークに行くことにした。

出張では1989年に一度、1990年代に数度出張したことがあるがプライベートでは行ったことがなく

期間は1週間程度、できればワシントンD.C.にも足を伸ばしたい。

航空便は簡単に予約できたもののホテル探しが大問題。

もともとマンハッタンのホテル代はとても高いのが相場であるが、ふつうのビジネスホテルが1泊5万円はざら。

ならば郊外を探すかと思っていたら物件が少ない。

 

ニューヨークには知り合いがいる。

1990年代の市場調査で現地スタッフとして働いていただいた会社の社長夫妻、クイーンズに住んでいて「こっちに来たら寄って」とおっしゃっていたので連絡してみた。

ホテルが取れずに困っていることを相談したら「ウチに取りあえず来てみてこっちに来てから探せばいい」とうれしいことを提案してもらった。

お言葉に甘えて空港から直行することにして出発。

 

ご夫妻の住まい兼事務所はクイーンズのパーカータワーという高層マンション群のひとつ。

空港からタクシー10分で到着。

10年振りの再会を喜んでいると「娘が結婚して出たので部屋が空いてるよ、当分ウチに止まってマンハッタンに通えば?」とおっしゃるのでもうご厚意に甘えっぱなしにすることにした。

事務所の窓からの眺めが抜群。

ニューヨーク・メッツのシティ・フィールドスタジアムもみえている。

せせこましいマンハッタンとは違い空が広い。

 


「手にとるように宗教がわかる本」発売

2008年07月07日 | 文筆業として

かんき出版から宗教の本が配本され始めた。

話をいただいた時は本当にできるのか不安も少しあったが、書店で自著が並んでいるのをみるとちょっとぐっとくるものがある。

約1年かけて資料読みこみから執筆までかかった。

思いがけず物量的に大作になったもののキャリア最高の仕事となった。

引き続いて取り組んでいる次企画もいい本になるよう気合いを入れ直す。

 

関係各位に感謝。

 


初夏の京都 #2 一澤信三郎帆布 

2008年07月02日 | 取材・旅行記

東山三条を下ったところの一澤信三郎帆布でカバンを物色。

 

京都にいた頃、東山通りをバスで京大の方に行く時、「おもしろそうな店があるなあ」と思いつつも買い物をしたことがなかった一澤帆布。

社会人になってから家人の趣味もあって行き出し、近くを通る時には寄るようになった。

トートバックやら小物やら徐々に増えている。

ところが創業者の死去を機に勃発した会社の相続問題、解決せぬまま三男の信三郎氏が新店舗を向かいに開店、泥沼化している。

信三郎ブランドは元祖一澤ブランドの商品とちょっと違っていてデザインが現代風になった。

 

この兄弟喧嘩、結局は職人さんら製作に携わる人たちの処遇とブランド継続がキモ、現場が不幸にならないよう望みたい。

 


初夏の京都 #1 建仁寺あれこれ

2008年07月02日 | 取材・旅行記

初夏の日、京都に遊びに行った。

 

行ったのは建仁寺あたり。

見所がいろいろあるのに学生時代ろくに見物しなかった名刹である。

建仁寺は日本禅宗の祖ともいえる聖地、南宋に留学した栄西によって建仁2年(1202)に創建された。

「建仁」は元号からとられている。

最初期の建仁寺は純粋な禅寺ではなく天台、真言、禅の三宗兼学道場とされていた。

鎌倉中期に南宋の高層、蘭渓道隆が入寺して以来、禅の作法・規則が厳格に定められた純粋な禅寺となった。

今日は気合いを入れて隅々まで見学した。