扶桑往来記

神社仏閣、城跡などの訪問記

薩摩紀行四日目① 指宿神社巡り(薩摩国一ノ宮・枚聞神社)

2019年05月27日 | 諸国一ノ宮

四日目は指宿から枕崎へ行く。

朝一でバスで駅に行き、駅前のトヨタレンタリースでヴィッツを借りる。

今日から四日間の相棒となる。

 

まず揖宿神社へ参拝。小さな社である。

付近には島津候が入ったという温泉がある。

 

次は徳光(とくこう)神社。サツマイモ発祥の地である。

山川の漁師前田利右衛門は宝永2年(1705)に琉球よりサツマイモの苗を持ってきた。

おかげで火山灰の地で育つサツマイモにより薩摩藩は飢饉と無縁となったといい、前田の偉業を讃えて彼を祭神とした神社を建てた。

サツマイモはカライモと称されていたが由来からすればリュウキュウイモの方がふさわしいだろうか。

なお、琉球王国の方でもサツマイモは大活躍、あちらにもサツマイモをもたらした人物の神社がある。

 

 

お次は長崎鼻にある竜宮神社。トヨタマヒメを祀る。

トヨタマヒメは竜宮城の乙姫様のモデル。

薩摩は神話の里でもあり、各地に記紀神話の舞台とされる伝承がある。

 

 

指宿はどこにいても開聞岳がみえ、方角を過たない。

山川港が薩摩屈指の良港として栄えたのは目印たる開聞岳の貢献も大きかろう。

 

お次は枚聞(ひらきき)神社、薩摩一ノ宮のひとつである。

赤赤とした社殿は開聞岳を御神体としている。

近くに井戸がある。

神代の頃、山幸彦はシオツチノオヂに亡くした海幸彦の針が竜宮城にあると聞き、井戸に水を汲みに来たトヨタマヒメと仲良しになって竜宮城へ。

釣り針を回収、ヒメに水を操る宝玉をもらって帰り、海幸を懲らしめる。

この舞台がこの辺りであるという。

 

 

時刻は正午前。

午後は前回果たせなかった知覧城攻略に臨む。

途中、池田湖畔と千貫平自然公園で休憩。

ここからも開聞岳がアタマを出している。

池田湖畔から

千貫平自然公園展望台

 

 


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