扶桑往来記

神社仏閣、城跡などの訪問記

地域再生取材 高松・松山#15 道後温泉本館

2008年03月21日 | 街道・史跡

陽が暮れかかる頃に道後温泉に入場。

松山市役所の人が「道後温泉が日帰り銭湯になってしまった」と嘆くように大賑わい。

私は今晩、近くの宿に泊まるので日帰りではないが、確かに松山城などちょこっと観光して温泉に入りさっぱりして広島方面などに行ってしまう観光客の行動はわからぬでもない。

 

道後温泉の入湯料は温泉だけ入る形と休憩室を利用できるプランがある。

今日は坊ちゃん団子付きのプランにしてみた。

二階で着替えて温泉に入り、戻って着替えるとお茶が出る。

館内には夏目漱石の坊ちゃんつながりで「坊ちゃんの間」があり見学してみた。

 

外へ出ると陽が暮れており駅前のからくり時計を見物。

松山は「観光地として申し分ないのに」とつい考えてしまう。

今の松山に足りないモノは何か考えながら就寝。

 


地域再生取材 高松・松山#14 道後八幡伊佐爾波神社

2008年03月21日 | 世界遺産・国宝・重文

石出寺から道後温泉に向かう途中に伊佐爾波神社がある。

あまり知られていない八幡様であるが全国に3つしかない八幡造の本殿で国の重文。

真っ直ぐな石段を上っていくと赤々とした社殿がおもむろに現れる。

創建は古代、景行天皇の皇子ヤマトタケルの子、仲哀天皇と神功皇后がクマソ征伐に遠征した時、道後温泉に滞在した行宮の後に建てられたという。

その地は現在の湯築城跡、河野氏が湯築城を築城した際に移転したという。

社殿は加藤嘉明の後に入封した松山藩松平家によって建てられたもの。

小さな岡の上を削平して建てられているため社域は広くはなく一杯一杯に立派な社殿が威張っている。

 

温泉に入る前のいい運動になった。

 

 


地域再生取材 高松・松山#12 松山城

2008年03月21日 | 日本100名城・続100名城

リフトで松山城本丸へ上る。

天気がいいので眺望も抜群。

松山城の魅力のひとつは高石垣、熊本城や名古屋城などとは違った風情がある。

また縄張が相当工夫されていて歩くごとに景色がかわるのもまたおもしろい。

天守など構造物は台風などに耐えるためか屋根の勾配がゆるく、身構えるような面もちでありこれも独特のものと思われる。

本丸からは松山港や雪をかぶった石鎚山などがよくみえた。

 

 

 


地域再生取材 高松・松山#11 愚陀佛庵

2008年03月21日 | 取材・旅行記

取材4日目は松山市役所の取材から。

観光課で話を聞いて資料をもらってから松山城の方へぶらぶら歩く。

愛媛県庁本館は文化財としても価値がある。

1920年の竣工で風格がある。

2004年の映画「世界の中心で愛をさけぶ」のロケ地となった他、ドラマなどの撮影にもよく使われている。

 

県庁の裏手から城山に上っていくと萬翠荘、松山藩主久松家の別荘として1922年、大正11年に建てられた。

その一角に夏目漱石の下宿を復元した愚陀佛庵がある。

漱石は療養中の正岡子規を招いてひと月あまり一緒に生活している。

 

ここを上っていくと松山城本丸、今日はリフトで上っていくことにしてリフト乗り場へ。