レンタカー

2016-11-25 12:11:24 | タナカ君的日常
 旅先で車を使いたい場合、 普通ならレンタカー業者さんから車を借りるのが一般的。 しかし今回、 長野市内で行われる花火大会への安曇野滞在では滞在先近くにある自動車整備工場さん所有の車を利用させて貰った。 そんな体験は初めてなのでメモしておく。


 花火大会のある23日夜から翌朝に掛けて長野県内には降雪の予報が出ていた。 夜中に花火見物を終えてから雪道を走って降雪の中で雪の結晶撮影なんて事も出来る様に、 「雪道走行も可能な車を使いたい」 そう考えて車を貸してくれる所を探したのです。 (ちなみに僕は東京からノーマルタイヤにチェーンを積んで出かけました)

 23日の早朝、 まず最初はいつも世話になっている地元のショージ君に車を貸してくれる業者について聞いてみた。

 「穂高に行けばレンタカー屋があるけれど、 池田町には無い」 との話。

 彼の家は町の南外れ、 そして僕の借家の場所は町の北の外れ、 それで帰宅途中に目につく車のお店に立寄ってみた。

一軒目 : スズキの代理店

 「このお店ではレンタルはやっていません」と断られた。
 「レンタルするには、それに応じた営業許可が要るんです」との話。

二軒目 : 自動車修理業者(家から一番近い)


 「今はスタッドレス履いた動かせる車が無いんだよ」との話。

三軒目 : 大町市の町外れの車整備工場

 「今夜から雪が降る予報だけれど、 東京からノーマルタイヤで来ちゃって、 困って居るんだけど、 スタッドレス履いた車があれば、 貸して貰えるか? 寄ってみた」 そう話しかけたところ、

 「いいよ、 あれでどうだね?」 と
    ダイハツの軽自動車 MAX 四駆を見せて呉れた。

料金の事に話が及ぶと
「商売でやってる訳じゃ無いで、気持ちだけ貰えれば・・・」 そんな風に言われた。 僕もスズキのお店で聞いた話と照らし合わせて、 「レンタカーとして正規に貸せる訳じゃ無いのだな」 とすぐに了解して、 「気持ちの金額(サンセンエン)を支払い、 使わせて貰う事にした」。

 借り出しの際の手続きは、 いともあっさり、僕の免許証のコピーを取っただけだった。 それから、 事故発生時の保険の話では「貴方の車の保険が、 この車(運転中の事故)に使えるから・・・」なんて話も聞いた記憶があるけれど、 ほとんど左の耳から右の耳に抜けて行っただけ、 借り出しにあたっての書類なんかありませんでした。

 そして実際に借り出しの際には、 僕の車を整備工場の片隅に保管して貰ったから、 それは言ってみれば、 「人質」の様な、 使わせて貰う車が僕の車の点検整備中の「代車」と見えなくもない状況となった訳だ。

 借り出しの話をさせて貰った相手の方は、 その工場の社長さんでした。

 そして 「去年の夏の池田の地域振興券が使える店として指定されていましたね」なんて世間話してみたら、 「そうなんだよ、 いろいろしがらみがあってせ、 大町市と池田町両方の商工会議所の会員になっているもんだから、 池田の商品券扱い店になっていた」、 「車検費用を商品券で出した人も居たよ」なんて話をして呉れた。

 借り出す話は午前中の早い時間、 実際に車を借り受けたのは当日の午後遅くだったのだが、 その時間帯には社長の姿は見えない代わりに数人の従業員が降雪に備えたタイヤ交換作業が大量に入ったらしく、 働いていましたっけ。

 23日に借りた車で、 翌日の24日には雪の降る中を黒沢林道を登り、鹿島槍スキー場の駐車場まで出かけて雪の結晶撮影に行く事も出来ました。

 事故もなく無事に車も返せたから良かったけれど、 事故でも発生したら、 その処理費用で嫌な思いをしたかもしれません。 しかし、 僕としては安上がりに車を使わせて貰えて感謝しています。 だって社長さん、 「満タン返し しなくてイイヨ!」 そんな事も言ってくれたのですからね。 本当に、 ありがとうございました。

 事故と言えば、 降雪のあった24日の通勤時間帯、 大町明科線の県道の傾斜のあるカーブでは山側の擁壁に軽自動車が左前部を突っ込んでいたり、  大町郊外を木崎湖に向かう途中のGS近くでは、  国道から田んぼの畦に突っ込んで斜めになっている車がありました。

 雪道運転は本当に危ないです。 気をつけて、 安全運転を心がけるしかありません。

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