何も特別な植物ではありません。どこにでもある雑草の類です。でも、子ども時代には大変に世話になりました。今の季節からずっと雪が降り始めるまで、学校からの帰り道などで、道端に生えているこの草を口に入れました。畑沢では、「すかんぽ」と呼んでいて、茎を噛んだ時に出てくる汁を吸っていました。まあ、言わば「道の脇にある天然のジュース」でした。今では道路がアスファルト舗装されていますので、道端ではあまり目にしませんが、田んぼの畦道には元気よく生えています。しかも、子どもに千切られたり、山羊の餌にもなりませんので、実にすくすくと伸びています。私には今でも「美味しそう」に見えます。
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