秋が深まろうとしています。色づき始めたのは漆だけではありません。ガマズミも大分赤くなりました。ガマズミと言えば、過日、畑沢の先輩が持っていた下刈鎌の柄で紹介しました。ガマズミの木で作った鎌の柄は丈夫で、百年も使っている話でした。ガマズミについて調べますと、実際、全国的にもそのように扱われていたようです。今の鎌には、初めから柔らかい樹種の柄が付いて店頭に並んでいます。消費者は、そのままの状態で使い続けることになります。ところが、柔らかい木の柄は弱いものです。私のように草だけでなく、木も切ろうとする乱暴者には物足りません。実際に背炙り古道を邪魔している木を切ろうとしたとき、鎌の柄がぽっきりと折れてしまいました。もし、ガマズミの木で作られた鎌の柄であったなら、折れなかったでしょう。
ところで、畑沢にはガマズミが数多く成長しているようです。この時期には赤い実が美しく見えますので、ガマズミを見つけることができます。
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