阿曽原温泉や仙人温泉から下山した後、ふと或ることを思いつき、トロッコ列車を鐘釣で途中下車して、鐘釣の河原へと行ってみることにしました。
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鐘釣駅は平日だというのに団体客でごった返していました。その99%が中高年。この画像は団体が列車に乗って一斉に立ち去った後に撮ったものです。一時的には静かになりますが、列車の到着とともに辺りは再び団体客で埋め尽くされてしまいました。
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こんなトンネルを潜り、上流方面へ歩きます。
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鐘釣温泉旅館の前を通過。この旅館は現在宿泊を受け付けておらず休憩のみの営業となっていますので、今回はパスして先へ進みます。なお建物の脇には足湯がありますが、料金100円が必要です。
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河原へ下りる階段を下ってゆきます。向こう側からお客さんが上がってきますが、ご年配の方はちょっと辛そう。
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階段を下りきったところに立っているこの看板で、河原に立ち入ることができるかを確認。「河原をご自由にご散策ください」と掲示されていれば入浴OKです。私は過去に運悪く増水時に訪れて立ち入りできなかった苦い経験があります。
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河原に下りて一番目立つ位置にあるのが、この河原露天風呂でしょうね。よく観光ガイドブックにも登場するので有名かと思います。渓流に沿った絶好なロケーションで、開放感あふれる露天風呂ですが、なにしろ観光客が多く訪れる上に極めて目立つ立地なので、さすがにここで裸になって入浴するのは、不可能ではないにせよ、かなり難しいでしょう。実際、上で紹介した看板にも「足湯を楽しむことができます」と記されているように、ここは足湯として楽しむべき場所なんでしょう。
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河原露天風呂の上流側では底から勢いよく無色透明のお湯が上がっていました。湯量が豊富なんですね。でも今回の目的はここではありません。
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河原露天風呂から後ろを振り返ると、そこには「岩風呂」と白いペンキで書かれているので、矢印が指す方へ行ってみると・・・
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急な下り階段があり、その下で口をあけた半洞窟状の岩の隙間には、お湯が湛えられていました。
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お湯の温度は41.7℃。絶好の湯加減ですね。
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階段上には簡易なテントが張られており、ここで更衣が可能。中にはベンチも置かれています。お風呂や脱衣所は無料で利用できます。今回の目的はここであります。さっそくスッポンポンになってお湯へ入っちゃいましょう。
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下山は関節に負担がかかってつらいものですが、このお湯に浸かったら、疲れが一気に吹き飛んじゃいました。とっても良い湯加減です。河原露天風呂には多くの観光客が訪れますが、この岩風呂は目立たないために、あまり人がやってきません。人目を気にせずのんびり湯あみできました…と言いたいところですが、やはりこのお風呂の存在に気付く方もいらっしゃるようで、列車到着の数分後毎に観光客が覗きにやってきて「おいおい、ここにも風呂があるみたいだぞ」「入ってる人がいるよ」と入浴中の私の姿を好奇の目で一瞥していきます。みなさんチラっと覗くだけで、全裸入浴中の私を見かけると急にバツが悪くなったように、そそくさと目線を反らしてどこかへ行っちゃいます。動物園で不人気な動物の気持ちが少し理解できたような気がします。誰も入ろうとしません。
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お湯は岩の隙間や洞窟の底から泡と共に湧出しています。湧きたてのお湯が良い湯加減なんですから、これを自然の恵みと言わずして何と申しましょうか。お湯は無色澄明無味無臭、癖のない優しい感触です。黒部峡谷の温泉はここのように癖の少ない単純泉が多いですね。階段傍には足湯用の引湯パイプが伸びており、ここからポンプアップされて上の足湯へ送られているわけですが、わざわざ100円払って足首までしか浸かれないのなら、河原へ下りて無料で全身入浴しちゃった方がはるかにお得です(階段の上り下りが辛いご老人なら仕方ありませんが…)。
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足元湧出のお湯はそのまま川へと流れてゆきます。洞窟のお湯がちょっと熱いと感じる方は、川に近い下流側で入浴すればよいでしょう。入浴している時にはあまり気づかないのですが、洞窟から川へ向かって流れてゆくお湯の量はかなり多く、それだけ洞窟付近で豊富に源泉が湧出しているのでしょう。男女の区別は無いので混浴になりますが、湯あみ着などの制限は無いため、女性の方もそのような物で体を覆って温泉を堪能できるかと思います。
黒部峡谷鉄道・鐘釣駅から徒歩約10分
富山県黒部市宇奈月町黒部奥山鐘釣 地図
0765-62-1103 (鐘釣温泉旅館)
黒部峡谷鉄道HP内の紹介ページ
一応8:30~15:30らしいのですが、黒部峡谷鉄道運行時なら実質的には入浴可能?
無料
脱衣小屋(テント)以外設備類なし
私の好み:★★★
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鐘釣駅は平日だというのに団体客でごった返していました。その99%が中高年。この画像は団体が列車に乗って一斉に立ち去った後に撮ったものです。一時的には静かになりますが、列車の到着とともに辺りは再び団体客で埋め尽くされてしまいました。
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こんなトンネルを潜り、上流方面へ歩きます。
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鐘釣温泉旅館の前を通過。この旅館は現在宿泊を受け付けておらず休憩のみの営業となっていますので、今回はパスして先へ進みます。なお建物の脇には足湯がありますが、料金100円が必要です。
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河原へ下りる階段を下ってゆきます。向こう側からお客さんが上がってきますが、ご年配の方はちょっと辛そう。
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階段を下りきったところに立っているこの看板で、河原に立ち入ることができるかを確認。「河原をご自由にご散策ください」と掲示されていれば入浴OKです。私は過去に運悪く増水時に訪れて立ち入りできなかった苦い経験があります。
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河原に下りて一番目立つ位置にあるのが、この河原露天風呂でしょうね。よく観光ガイドブックにも登場するので有名かと思います。渓流に沿った絶好なロケーションで、開放感あふれる露天風呂ですが、なにしろ観光客が多く訪れる上に極めて目立つ立地なので、さすがにここで裸になって入浴するのは、不可能ではないにせよ、かなり難しいでしょう。実際、上で紹介した看板にも「足湯を楽しむことができます」と記されているように、ここは足湯として楽しむべき場所なんでしょう。
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河原露天風呂の上流側では底から勢いよく無色透明のお湯が上がっていました。湯量が豊富なんですね。でも今回の目的はここではありません。
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河原露天風呂から後ろを振り返ると、そこには「岩風呂」と白いペンキで書かれているので、矢印が指す方へ行ってみると・・・
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急な下り階段があり、その下で口をあけた半洞窟状の岩の隙間には、お湯が湛えられていました。
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お湯の温度は41.7℃。絶好の湯加減ですね。
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階段上には簡易なテントが張られており、ここで更衣が可能。中にはベンチも置かれています。お風呂や脱衣所は無料で利用できます。今回の目的はここであります。さっそくスッポンポンになってお湯へ入っちゃいましょう。
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下山は関節に負担がかかってつらいものですが、このお湯に浸かったら、疲れが一気に吹き飛んじゃいました。とっても良い湯加減です。河原露天風呂には多くの観光客が訪れますが、この岩風呂は目立たないために、あまり人がやってきません。人目を気にせずのんびり湯あみできました…と言いたいところですが、やはりこのお風呂の存在に気付く方もいらっしゃるようで、列車到着の数分後毎に観光客が覗きにやってきて「おいおい、ここにも風呂があるみたいだぞ」「入ってる人がいるよ」と入浴中の私の姿を好奇の目で一瞥していきます。みなさんチラっと覗くだけで、全裸入浴中の私を見かけると急にバツが悪くなったように、そそくさと目線を反らしてどこかへ行っちゃいます。動物園で不人気な動物の気持ちが少し理解できたような気がします。誰も入ろうとしません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/e8/8e5423360e6a46587771cab9b1cafe7b.jpg)
お湯は岩の隙間や洞窟の底から泡と共に湧出しています。湧きたてのお湯が良い湯加減なんですから、これを自然の恵みと言わずして何と申しましょうか。お湯は無色澄明無味無臭、癖のない優しい感触です。黒部峡谷の温泉はここのように癖の少ない単純泉が多いですね。階段傍には足湯用の引湯パイプが伸びており、ここからポンプアップされて上の足湯へ送られているわけですが、わざわざ100円払って足首までしか浸かれないのなら、河原へ下りて無料で全身入浴しちゃった方がはるかにお得です(階段の上り下りが辛いご老人なら仕方ありませんが…)。
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足元湧出のお湯はそのまま川へと流れてゆきます。洞窟のお湯がちょっと熱いと感じる方は、川に近い下流側で入浴すればよいでしょう。入浴している時にはあまり気づかないのですが、洞窟から川へ向かって流れてゆくお湯の量はかなり多く、それだけ洞窟付近で豊富に源泉が湧出しているのでしょう。男女の区別は無いので混浴になりますが、湯あみ着などの制限は無いため、女性の方もそのような物で体を覆って温泉を堪能できるかと思います。
黒部峡谷鉄道・鐘釣駅から徒歩約10分
富山県黒部市宇奈月町黒部奥山鐘釣 地図
0765-62-1103 (鐘釣温泉旅館)
黒部峡谷鉄道HP内の紹介ページ
一応8:30~15:30らしいのですが、黒部峡谷鉄道運行時なら実質的には入浴可能?
無料
脱衣小屋(テント)以外設備類なし
私の好み:★★★
>平治温泉の真相
うわー、知りたいっ!!
あの湯屋はもう二度と外来者利用ができないんでしょうか…。