温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

おすすめ温泉書籍 『さあ、海外旅行で温泉へ行こう』

2024年07月10日 | その他
今年(2024年)6月26日に温泉関連の素晴らしい書籍が刊行されましたので、久しぶりに拙ブログでは本を紹介させていただきます。


鈴木浩大さんのご著書『さあ、海外旅行で温泉へ行こう 〜親切ガイド 世界の名湯50選〜 (ビジュアルガイド)』
です。鈴木さんのご著書はこれまでも拙ブログで2冊取り上げており、1冊目は私が台湾の温泉を巡るきっかけにもなった私にとってのバイブル的存在である『湯けむり台湾紀行: 名湯・秘湯ガイド』(まどか出版・絶版)、2冊目は昨年9月の記事でご紹介した『ほぼ本邦初紹介! 世界の絶景温泉』(みらいパブリッシング)です。

鈴木さんによる今回の新刊は前作と同じ版元から刊行され、海外の温泉を取り上げているという点でも同じなのですが、前作は知る人ぞ知る秘湯がメインだったのに対し、今作はできるだけ多くの皆さんへ実際に行ってもらうべく、各地の比較的アクセスしやすい温泉を厳選して取り上げてる点が決定的に異なります。
拙ブログもしばしば海外の温泉を取り上げており、その場合には地図や現地到達までの過程を紹介する等、ブログをご覧になる方が実際に現地訪問する際の参考になるよう努めておりますが、この新刊は拙ブログと同じ方針で編集されており、しかもアジア・北南米・ヨーロッパ・北アフリカ・オセアニアといった地球規模の超広範囲にわたっていますので、内容がこの上なく充実しています。まさに私が欲しかった(出したかった)本です。

「浸かって気持ちいい温泉」「見るだけでワクワクする温泉」「海外旅行のついでに行ける温泉」「著者が太鼓判を押す温泉」
という4つのテーマに沿った計50カ所の各温泉は、いずれもビジュアル的に魅力的であるのはもちろんのこと、容易にアクセスできるところもあれば、ちょっと頑張れば行けそうなところもあり、また温泉のみならず周辺の観光情報や海外旅行のちょっとしたHow toも紹介されていますので、かなり実用的な旅行ガイド本となっています。ちなみに書中で紹介されている温泉の中には、拙ブログで取り上げている温泉も多くございますので、併せてご参照くださいませ。

拙ブログは日本語で書かれたウエブサイトの中でも海外の温泉を比較的多く取り上げていると自負しておりますが、とはいえ基本的にご覧になっているのが温泉ファンの方々なので、温泉ファン以外の目に止まりにくいのが残念なところ。日本で「温泉旅行」といえば国内旅行と直結してしまいがちですが、この著作が書店の旅行ガイド本と同じ棚に並ぶことによって、海外にも温泉が無数に存在し、アクセスしやすい温泉も多くあることが海外旅行好きの方に認知されたら、海外旅行の大きな目的のひとつに「温泉」が加わり、温泉を愛する人の裾野がより広がるかもしれません。

私はこの新刊を読んで、今すぐに海外の温泉へ出かけたくなりました。
温泉ファンの方は是非ご一読を。

さあ、海外旅行で温泉へ行こう 〜親切ガイド 世界の名湯50選〜 (ビジュアルガイド)

鈴木浩大さんのブログ 「世界の絶景温泉」


次回記事から再び私が訪ねた温泉の記録に戻ります。

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