秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

一日一日を大切にし、暮らしや経済を活性化させることを1つの目的とする。

水道管の10%以上が耐用年数を超える

2016-01-01 05:54:42 | 日記
 現在、全国における上水道の普及率は98%だという。ほぼ全国どこでも水道管が埋設され、水道を利用することができる環境にあるといえる。まだ一部ではあるが井戸水を使用している世帯があるようである。

 水道管は1970年代に多く埋設され、全国の普及率は飛躍的に伸びた。これにより、安心・安全な水を利用できる環境が整い、生活環境が大きく改善され、いつでも利用できる場所が広がった。

 地方公営企業法施行規則によると水道管の耐用年数は40年であるという。ただし、現在では耐用年数が100年である耐震管も開発され、普及し始めている。「40年」という基準に当てはめると全国の水道管の10%以上が耐用年数を超えているという。

 最近、水道管に関する事故が増加している。2013年度には水道管の破損やトラブルが約2万5千件発生したいという。耐用年数が超えれば、水道管の破損や漏水事故が発生する可能性は高くなり、適切な老朽管更新が求められる。

 上水道事業を取り巻く環境は厳しくなっている。国やほとんどの自治体は財政難であり、簡単には財源を確保できにくくなっている。人口減少や節水機器の普及で料金収入が減少傾向であり、それが収入源に直結する。

 人口減少は水道事業の運営にも影響している。今後、水道事業者は老朽管の更新を計画的に実行するべきだ。水道事業は地味ではあるが、水道がないと生活に直結する。水なしでは生きることはできないのである。

 水道局(部)は市長部局とは性質が異なり、公営企業会計であり、一般企業の会計に近い。職員の配置も市長部局とは異なる面もあり、それが老朽管更新を難しくしている面がある。

 今後、人口減少傾向は続くことは確実なことであり、老朽管更新をスムーズに進めるためには水道料金の引き上げもやむを得ない。受益者負担という観点から、地域住民や議会に対し、きちんと説明をしつつ、老朽管更新を進めるべきだ。

 幸いにして現在の水道普及率は98%であり、新規の水道管敷設事業はあまりなく、現在では老朽管の更新事業がほとんどである。このことを鑑みると新規埋設よりも老朽管更新に全力をあげることができる。

 耐用年数が100年である耐震管を埋設していけば、だんだん老朽管の更新ペースは緩やかになっていく。ここ10年くらいは厳しい状況が続くとみられ、水道事業者の正念場といっていいだろう。

津軽海峡交流圏は難しい

2016-01-01 05:27:58 | 日記
 青森県と北海道南が互いに経済交流を進めようとする津軽海峡交流圏という構想がある。青森市、弘前市、八戸市、函館市が相互に協力し、経済交流を進めようとする構想をλ(ラムダ)構想だという。

 津軽海峡交流圏がうまく機能するには難しい。北海道新幹線の新青森-新函館北斗(北斗市)が開業しても、同区間は1時間かかり、運賃は片道6千円台である。距離が150キロ離れ、道路でつながっているわけではない。とても気軽に交流できる位置にあるとはいえない。

 瀬戸大橋との対岸の交流や関門海峡を挟んだ交流とは性質が異なる。岡山-高松は瀬戸大橋経由で1時間、下関-門司は10分で行き来でき、テレビ放送も同一の放送を受信できる。これらは相互に人の行き来が活発であり、県が異なっても、同一の経済圏である。それに対し、津軽海峡交流圏はかなり無理があり、構想で終わってしまう可能性が高い。

 現在でも青森県と北海道南はあまり交流が盛んであるとはいえない。青森-函館は特急で2時間を要する。道路はつながっていないので、クルマでの移動はフェリー頼みになる。テレビ放送は別々のエリア受信であり、東京からの送信以外は別番組である。

 海を隔てた交流は距離が近く、鉄道やクルマでの移動が可能であり、なおかつ運賃や通行料金が安価でないと簡単には行き来でいないのが実情である。

函館-仙台が2時間半へ

2016-01-01 05:24:10 | 日記
 3月26日に北海道新幹線の新青森-新函館北斗(北斗市)が開業する。これにより、新函館北斗-仙台が2時間30分で結ばれることとなり、1時間以上の短縮となる。

 時間距離では函館-札幌よりも近くなり、函館市から仙台圏が身近になり、日帰り時間が長くなることとなり、11時間以上となる。
 
 函館-青森はかつて青函連絡船で4時間かかっていた。青函トンネル開業後、快速で2時間30分となり、特急で2時間となった。新幹線開業後は1時間で結ばれることとなり、時間距離は昔の4分の1となる。

 今回の北海道新幹線の開業は観光振興に与える影響は大きい。特に修学旅行では従来の行き先を変更するケースも出てくるとみられる。ただし、旅行料金が絡むので、どの程度の影響が出るのかは未知数である。修学旅行は毎年、まとまった人数を見込めることで、団体旅行が減少傾向である現在、観光業界にとっては大きな収入源でもある。

 道南地方や青森県、岩手県、宮城県の学校の修学旅行の行き先が変わる可能性もあり、今後の動向が注目される。

謹賀新年

2016-01-01 04:02:33 | 日記
 謹賀新年。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 2016年に突入しました。夏季オリンピックがリオデジャネイロで開催されます。3月には北海道新幹線の新青森-新函館北斗が開業し、東京と北海道南(北斗市)が新幹線で直結します。

 皆様にとりまして、2016年はどのような年になりますでしょうか。