沖縄県ではゆいレールの駅である、こだて浦西駅に隣接した場所に、イオンスタイルが開業した。駅という人の行き来がある場所に商業施設が存在することは人が集い、街ににぎわいを生じさせることとなる。
鉄道駅に隣接する形で商業施設があることは望ましい姿である。土地を有効活用することができ、線路をまたいで両側に入口を設けることで、人の動線を確保しつつ、動きやすい店舗となる。駅からの行き来をしやすくすることで、店舗への誘客になりやすく、合わせて売上の増加につながりやすくなる。鉄道、商業施設、利用者それぞれにとって、メリットがあり、人が集まることで、街ににぎわいが生じることとなる。
駅と商業施設の一緒の立地は人口が多いほど、効果が大きい。人口が多くなると、クルマの利用率が減少し、鉄道利用率が高まる。一緒の立地により、効率的に移動できることで、相乗効果が生じやすくなる。また過度なクルマ依存からの脱却にもなり、合わせて環境負荷軽減にもつながる。
地方都市では郊外型大型店の進出により、中心市街地の空洞化が問題となっている。鉄道駅と商業施設を組み合わせる立地により、中心部に人を集まりやすい環境の構築も重要である。クルマ社会であるので、まとまった駐車場の整備も不可欠である。大規模駐車場が整備されれば、鉄道とクルマをうまく組み合わせることで、パーク&ライトを促進することも可能である。
鉄道は同一方向への大量輸送が可能であり、クルマと比べ、燃料使用における環境負荷が小さい。地球温暖化を抑制しつつ、過度なクルマ依存から脱却することで、住みよい、暮らしやすい街を形成し、快適な都市空間の形成が重要である。
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