光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

NEC、1Tビット信号を用いた5400kmの長距離リアルタイム伝送に成功

2013年01月24日 | 通信市場

 NECは1月17日、光信号の搬送波(サブキャリア)を重ねあわせるスーパーチャネル技術と超高速デジタル回路技術を用いることで、リアルタイム処理による毎秒1Tビットの大容量信号の長距離伝送に成功したことを発表した。


 今回の実験では、100Gビットのサブキャリア信号を高密度に重ねあわせることで、1Tビットのスーパーチャネル信号を生成し、その信号を5400kmの大洋横断に相当する長距離伝送した後、デジタル回路でリアルタイム処理を行い、エラーのない高品質な伝送が可能であることを実証した。


 現在、100Gビット信号による大容量伝送技術の商用利用が進んできているほか、さらなる大容量化に向けた効率的な伝送帯域活用技術として、スーパーチャネルが注目を集めるようになっている。同技術は、個々のサブキャリア信号のスペクトル形状を最適化することで、現在主流の波長多重方式による周波数利用効率を上回る大容量伝送を実現する技術で、今回の実験では、1Tビットスーパーチャネル信号を生成するために、「software-defined pulse shaper」と「flexible-grid real-time 100Gb/s subcarriers」の2つの技術を組み合わせる形で実現された。


詳しい情報はこちら。
NEC、1Tビット信号を用いた5400kmの長距離リアルタイム伝送に成功 | 開発・SE | マイナビニュース


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