光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

オプティムの遠隔作業支援サービス「Optimal Second Sight」、ZoomやMicrosoft Teamsとの連携機能を提供

2020年10月26日 | 新サービス

オプティムは2020年10月23日、遠隔作業支援サービス「Optimal Second Sight」と、ZoomやMicrosoft TeamsといったWeb会議システムとの連携を可能にする機能を提供すると発表した。 


 2020年4月の緊急事態宣言の発令を受けてテレワークの機会が増えたことにより、複数の拠点からOptimal Second Sightを用いた現場の支援を行いたいという声が寄せられていた。しかし、これまでOptimal Second Sightを用いて遠隔地を支援する場合、1カ所の拠点からしか行えなかった。
今回、Zoomや Microsoft Teamsとの連携により、現場で起きている事象をWeb会議参加者全員で確認することができるようになる。また、操作を制御する機能をWeb会議システム上で参加者へ共有することでで会議の参加者が現場に対してOptimal Second Sightの指示出しを行えるようになるという。


さらに概要を知りたい方は次の記事を見てください。
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世界最高速の帯域100GHzを超える直接変調レーザを開発【NTT】

2020年10月23日 | 新技術開発

NTTは10月20日、東京工業大学(以下、東工大)科学技術創成研究院 未来産業技術研究所の小山二三夫教授と共同で、高熱伝導率を持つSiC基板上にインジウムリン系化合物半導体を用いたメンブレンレーザを開発したと発表した。直接変調レーザとして世界で初めて3dB帯域が100GHzを超え、256Gbpsギガビットの信号を2km伝送できることを確認したという。 


 直接変調レーザは、現在、データセンタで広く使用されているが変調速度に限界があり課題とされてきた。同成果を用いれば、今後予想されるトラフィックの増大に低コスト・低消費電力に対応でき、また同技術の研究開発を進展させることで、NTTが提唱するIOWN構想を支える大容量光伝送基盤の実現に貢献していくという。
 これまでNTTでは、緩和振動周波数を増大するために活性層の光閉じ込め係数に注目し、熱酸化膜(SiO2)付きシリコン(Si)基板上にメンブレンレーザの開発を行ってきた。メンブレンレーザは活性層の光閉じ込め係数が大きく小型という特長から、低消費電力な直接変調レーザが実現できる。一方で、熱伝導率の小さなSiO2上に素子を作製していることから電流注入に伴う活性層の温度上昇が大きいため、電流量を増やしても活性層の利得の飽和により緩和振動周波数は20GHz程度で飽和していた。
 今回、活性層での発熱を抑えることを目的にSiO2の約500倍の高い熱伝導率をもつ炭化ケイ素(SiC)基板上にインジウム燐(InP)系メンブレンレーザを作製したという。 実際に作製した素子では、緩和振動数が最大値となる電流値はSiO2上の素子では5.5mAでしたが、今回の作製した素子では30mAまで大きくすることができ、世界最高の緩和振動周波数42GHzと3dB帯域60GHzが得られたという。
 さらに、出力導波路端面からの光フィードバックを用いて、フォトン-フォトン共鳴が95GHz付近で起こるような素子を設計した。その結果、3dB帯域108GHzを得るとともに、256GbpsのPAM4信号の生成、および2km伝送に成功したという。


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産総研「プラットフォームフォトニクス研究センター」を新たに設立 -フォトニクス技術による計算チップ間から広域まで、ネットワークの飛躍的な性能向上の実現を目指して-

2020年10月05日 | 新技術開発

国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 石村 和彦】(以下「産総研」という)は、2020年10月1日に新たな研究推進組織「プラットフォームフォトニクス研究センター」【研究センター長 並木 周】を設立しました。 


 近年、クラウドからエッジにわたるシステム全体の最適化による性能向上を目指し、コンピューティングとネットワークをフォトニクスにより融合する技術の開発が期待されています。当研究センターは、広帯域・低遅延・省電力・高セキュリティーを同時に実現するフォトニクスとシステム最適制御技術を活かして、計算チップ間から広域、モバイル領域にまでわたる多様なネットワークを10 Tbit/s級まで低消費電力でシームレスに仮想化し、コンピューティングがこれを自在に操るプラットフォームフォトニクス技術の開発を推進します。
また、これまで産総研は、独自に開発してきた世界最高水準のシリコンフォトニクス技術を基に、世界で最も低損失のシリコン光導波路、世界最大規模のシリコンフォトニクススイッチ、高効率高速変調器などさまざまな光デバイスを実現してきました。このシリコンフォトニクス技術を活用して企業・大学などが光デバイスを試作できる研究開発試作体制をTIA推進センターのスーパークリーンルーム産学官連携研究棟(SCR)に整備し、技術の橋渡しを推進します。


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