光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

消費電力そのままで2倍速い「次世代Bluetooth」の離陸が迫る

2016年03月31日 | 新現象・新技術

 モノとモノがつながることで新たな価値を生むというIoT(Internet of Things)はどのような経済効果をもたらすのか。「IoTは向こう10年で、1600兆円の価値を生む」と語るのは、Bluetooth SIGにて開発者プログラムのディレクターを務める、スティーブ・ヘーゲンデルファー氏だ。


 IoTの根幹をなす「つながる」ことに寄与する技術の1つがBluetoothだが、Bluetooth技術の認証団体であるBluetooth SIGでは「通信範囲の拡大」「最大2倍の高速化」「メッシュネットワーク対応」の3つで、爆発的なIoTデバイスの増大とそれに伴う市場拡大をサポートしていく考えだ。


詳しい情報はこちら。
消費電力そのままで2倍速い「次世代Bluetooth」の離陸が迫る - MONOist(モノイスト)


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グーグル、Google Fiberで固定電話サービス提供へ

2016年03月30日 | 通信市場

 グーグル(Google)は米国時間29日、同社が米国の一部地域で展開する光ファイバーサービス「Google Fiber」を利用した新たな固定電話サービス「Fiber Phone」を発表した。様々なサービスを提供する他のブロードバンド事業者やケーブル事業者に対抗する狙いがあると目的と見られる。


 「Fiber Phone」の加入者は月額10ドルで国内通話がかけ放題となり、国際通話も「Google Voice」と同水準の料金で利用可能。またユーザーはこれまでの固定電話番号をそのまま引き継ぐことができるほか、番号がクラウド上で管理されるため、外出先などからスマートフォンやタブレット、ノートPCを使った発信・受信も可能。さらに、Google Voiceと同様にボイスメッセージをテキストに変換しSMSやEメールに送信することも可能だという。


詳しい情報はこちら。
グーグル、Google Fiberで固定電話サービス提供へ - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)


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NICT、カンボジアの無電力地域で太陽光による高速データ共有環境を実現

2016年03月29日 | 新現象・新技術

 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 坂内 正夫)は、カンボジア王国郵政・電気通信省傘下の国立郵政・電気通信・ICT研究所(NIPTICT、所長: セング・ソフィアップ)と共同で、首都プノンペンからおよそ100km先のネットワーク環境のない無電力の農村まで、災害に強いネットワーク技術としてNICTが研究開発したNerveNet(地域情報共有ネットワーク)を用いて高速データ共有環境を実現しました。電力のないルーラル地域では、オフグリッドシステムを用いて太陽光のみで動作させながらも、最高で毎秒10メガビット程度の高速なデータ送受信・共有を可能にしました。この環境が整備された結果、首都と農村との間でビデオ電話や大容量の動画ファイルの交換に成功しました。


 従来、この農村には電力網と公衆電話網がなく、毎秒100キロビット程度の低速な携帯電話通信しかできない環境のため、インターネット接続はもちろんのこと、首都にある動画ファイルをオンラインで取得することも困難でした。今回構築した環境により、電力が利用できない場所でも、NerveNetのデータ送受信と共有機能を活かして、教育用動画ファイルや健康計測データを共有することができました。


詳しい情報はこちら。
【プレスリリース】NICT、カンボジアの無電力地域で太陽光による高速データ共有環境を実現 - INTERNET Watch


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太陽光でつくった電気を水素にしてためておく「H2One」―JR武蔵溝ノ口駅に

2016年03月28日 | 新現象・新技術

 太陽光発電を利用して水素を作り、ためておける装置「H2One」を、神奈川県川崎市にあるJR武蔵溝ノ口駅が導入する。緊急時には水素で燃料電池を動かし、駅の照明などを点せる。


 H2Oneは東芝が開発した。太陽光発電システムと蓄電池に加え、水素を作る装置、ためておくタンク、そして水素を消費する燃料電池で構成する。


詳しい情報はこちら。
太陽光でつくった電気を水素にしてためておく「H2One」―JR武蔵溝ノ口駅に - インターネットコム


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安価な光通信装置で1波長あたり400Gbpsを実現する信号処理技術、160kmの無中継伝送実験に成功

2016年03月25日 | 新現象・新技術

 株式会社富士通研究所と富士通研究開発中心有限公司は22日、1波長あたり400Gbpsを実現するデジタル信号処理方式を開発したと発表した。


 1波長あたり400Gbpsでの光通信では、100Gbpsや200Gbpsの通信速度よりも高い信号処理制度が求められるため、通信品質を低下させる信号ひずみを補正することで品質の良い信号を送信する必要があった。また、受信側でも伝送路のひずみを補正し、信号検出のための位相再生処理を行うが、ひずみが大きい場合は補正が困難だった。


 このため、安価な部品や低コスト化が見込めるCMOS技術やシリコンフォトニクス技術を用いた部品では高速化が難しく、パーツの品質のばらつきから100km程度の長距離伝送も不可能だったため、用途別に最適化された高価な部品を使用する必要があったという。


詳しい情報はこちら。
安価な光通信装置で1波長あたり400Gbpsを実現する信号処理技術、160kmの無中継伝送実験に成功 -INTERNET Watch


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公衆電話ボックスが「CHIYODA Free Wi-Fi」のアクセスポイントに

2016年03月24日 | 新政策

 千代田区とNTT東日本 東京事業部、NTTBPは、連携して提供している公衆無線LANサービス「CHIYODA Free Wi-Fi」で、3月25日より公衆電話ボックスを活用したサービス提供を開始する。


 CHIYODA Free Wi-Fiは、外国人観光客の利便性向上や災害時の情報配信手段などへの活用を目的に2015年12月22日より提供されている無料の公衆無線LANサービス。これまでに千代田区役所と高齢者総合サポートセンター「かがやきプラザ」がエリアとなっていたが、3月25日から区内6出張所(麹町、富士見、神保町、神田公園、万世橋、和泉橋)と、花見で賑わうことが見込まれる千鳥ヶ淵ボート場周辺、千鳥ヶ淵緑道(九段南2丁目緑道北側周辺)をエリア化した。


詳しい情報はこちら。
公衆電話ボックスが「CHIYODA Free Wi-Fi」のアクセスポイントに - ケータイ Watch


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公衆電話ボックスが「CHIYODA Free Wi-Fi」のアクセスポイントに

2016年03月24日 | 新政策

 千代田区とNTT東日本 東京事業部、NTTBPは、連携して提供している公衆無線LANサービス「CHIYODA Free Wi-Fi」で、3月25日より公衆電話ボックスを活用したサービス提供を開始する。


 CHIYODA Free Wi-Fiは、外国人観光客の利便性向上や災害時の情報配信手段などへの活用を目的に2015年12月22日より提供されている無料の公衆無線LANサービス。これまでに千代田区役所と高齢者総合サポートセンター「かがやきプラザ」がエリアとなっていたが、3月25日から区内6出張所(麹町、富士見、神保町、神田公園、万世橋、和泉橋)と、花見で賑わうことが見込まれる千鳥ヶ淵ボート場周辺、千鳥ヶ淵緑道(九段南2丁目緑道北側周辺)をエリア化した。


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公衆電話ボックスが「CHIYODA Free Wi-Fi」のアクセスポイントに - ケータイ Watch


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JVCが光変換HDMIケーブルで4K、18Gbps伝送対応モデルVX-HD1200LCを4月上旬発売

2016年03月23日 | 新製品

 JVCケンウッドから、HDMIケーブル「VX-HD1200LC」が4月上旬に発売される。価格は税別20万円(20m)だ。


 本機は同社の4K対応D‐ILAプロジェクター「DLA‐X750R」および「DLA‐X550R」専用オプションとして開発されたモデルで、ケーブル長は20mという長尺だ。これまで4K対応D‐ILAプロジェクターユーザーからは、設置環境に合わせて使える長尺ケーブルを渇望する声が寄せられており、同社ではプロジェクターの天吊り設置に対応した製品開発をおこない本機の完成に至ったという。


 レーザー光による信号伝送とすることで、4Kフルスペック対応(4K/60p 4:4:4/24bit をはじめ、4K/60p 4:2:2/36bit、4K/30P/4:4:4/36bit、4K/24p 4:4:4/36bit 等)、18Gbps伝送帯域信号の安定した伝送を20mの長尺で実現している。また、光ファイバーケーブルとメタルケーブルのハイブリッド構造とすることで、高速伝送と安定性の両立を図っているという。


詳しい情報はこちら。
JVCが光変換HDMIケーブルで4K、18Gbps伝送対応モデルVX-HD1200LCを4月上旬発売 | Stereo Sound ONLINE


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パナソニック、4K/HD/SD同時出力対応の業務用ハンディカメラ。1080p 4倍速撮影対応機も

2016年03月22日 | 新製品

 パナソニック(株)は、UHD(4K)/HD/SD同時出力が可能な業務用4Kスタジオハンディカメラ「AK-UC3000」シリーズと、1080pの4倍速撮影が可能な業務用HDスタジオハンディカメラ「AK-HC5000」シリーズを3月に発売する。価格は「AK-UC3000」シリーズが4,500,000円(税抜)、「AK-HC5000」シリーズが6,500,000円(税抜)。


 「AK-UC3000」シリーズは、新開発の4K大判MOSセンサーを搭載。外付けアダプターを使うことなく2/3型レンズを装着可能となっている。大判センサー専用に設計した内蔵レンズにより、4K映像に加え、HD/SD同時出力にも対応。運用に応じた映像出力を選択することで、ワークフローの効率化を実現するという。なお、UHD/HD/SD映像は、組み合わせるカメラコントロールユニット(CCU)「AK-UCU500/S」からの出力となる。


 「AK-HC5000」シリーズは、2/3型 3MOSセンサーと、1080p 4倍速のハイズピード撮影機能を搭載し、スポーツやライブイベントなどのシーン撮影に適しているという。なお、1/4スロー撮影を行うには、別途1080/239.76p、200pを記録可能な機材が必要となる。


詳しい情報はこちら。
パナソニック、4K/HD/SD同時出力対応の業務用ハンディカメラ。1080p 4倍速撮影対応機も - Phile-web


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TIS、電池不要の無線センサーをIoTシステム向けに販売

2016年03月21日 | 新現象・新技術

 TISは3月17日、電池不要の無線通信規格「EnOcean」に対応したセンサー群を販売することを発表した。IoTシステム構築の部材として、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のIoTプラットフォーム「AWS IoT」と組み合わせて提供する。


 EnOcean(エンオーシャン)は、光や温度、振動などから得られる微弱なエネルギーを集めて電気エネルギーに変換する「エネルギーハーベスト技術(環境発電技術)」を用いることで、センサーデバイスへの電池搭載を不要とする無線通信規格。業界団体のEnOceanアライアンスが、仕様策定やメーカー間の相互運用性確保などの取り組みを行っている。


 EnOcean対応センサーは電源確保や電池交換といったメンテナンスの必要がないためセンサーデバイスの設置が容易で、特にスマートホームやビルオートメーション分野で急速に普及が進んでいる。導入が先行している欧州では、ビルや工場などですでに40万棟以上の採用実績があるという。


詳しい情報はこちら。
ASCII.jp:TIS、電池不要の無線センサーをIoTシステム向けに販売


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太平洋横断海底光ファイバーケーブルがサメの被害、Googleが新被覆ケーブルを開発して対策強化へ

2016年03月18日 | 新現象・新技術

 米国と日本の間に敷設しているインターネット通信用の太平洋横断海底光ファイバーケーブルに対して、サメが噛むなどの被害が生じていることが判明し、Googleが対策強化に乗り出したことが専門誌のNetwork Worldの記事により明らかとなった。


 海底ケーブル網は最近になり、銅線から光ファイバーへと置換が進められているが、これまで、銅線の光ファイバーケーブルをサメなどが噛みつくという事例は報告されたことはなく、Googleでは、光ファイバーケーブルから発信している何等かの電磁波がサメを引きつけているものとみている。


 Googleでは、既にサメ対策の新しい光ファイバーケーブルとして、光ファイバーケーブルの外皮をケブラー繊維に似た新素材で包んだ、新ケーブルの開発を進めている。


詳しい情報はこちら。
太平洋横断海底光ファイバーケーブルがサメの被害、Googleが新被覆ケーブルを開発して対策強化へ - BusinessNewsline


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三菱電機、伝送距離40kmを実現した高速光ファイバー通信向け送信モジュール

2016年03月17日 | 光デバイス

 三菱電機は3月16日、伝送速度100Gbpsの高速光通信ファイバー通信で使用される送信モジュールの新製品「100Gbps 小型集積EML TOSA」のサンプル提供を7月1日に開始すると発表した。


 同製品は長距離伝送に適した高消光比・低消費電力の新開発EML素子を搭載し、伝送距離40kmを実現。また、波長の異なる4つの光信号を多重化する送信モジュール内の各構成部品の最適化により、パッケージ体積を従来の約3分の2に縮小したほか、100Gbps用の小型光トランシーバー規格の1つであるCFP 4に適合した。


詳しい情報はこちら。
三菱電機、伝送距離40kmを実現した高速光ファイバー通信向け送信モジュール | マイナビニュース


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パナソニック、300GB光ディスク採用のデータアーカイブシステム。ラックで1.9PB

2016年03月16日 | 新現象・新技術

 パナソニックは、9日から米国サンノゼで開催されている、OCP(Open Compute Project)展で、300GBの光ディスクを用いたデータアーカイブシステム「freeze-ray」シリーズ新機種を発表した。2016年度下期に販売予定。


 freeze-rayは、高効率な次世代型データセンター構想に向け、記憶媒体に光ディスクを用いたデータアーカイブシステム。1月のCESでFacebookとの提携により、同社データセンターへの導入に向け、検証を進めることを表明していたが、その際に発表したシステムは、1枚あたり100GBの光ディスクをベースにしていた。


 今回発表した新機種は、1枚あたり300GBの記録容量を持つ、新開発のアーカイバル・ディスクを記録媒体に採用。これにより、標準の19インチラックあたり、最大1.9ペタバイト(1.9PB)ものデータを保存することが可能となるという。


詳しい情報はこちら。
パナソニック、300GB光ディスク採用のデータアーカイブシステム。ラックで1.9PB - AV Watch


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ソニーPCLとソニーDADC、Ultra HD Blu-rayソフトの制作・製造開始

2016年03月15日 | 新現象・新技術

 ソニーピーシーエル(ソニーPCL)とソニーDADCジャパンは、Ultra HD Blu-ray規格のソフトの制作・製造を開始した。ソニーPCLによるコンテンツ制作(エンコード、オーサリング)からソニーDADCジャパンによるディスク生産(プレス、パッケージング)まで、両社連携による一貫した制作・製造プロセスを構築し、Ultra HD Blu-rayのパッケージソフト制作を円滑にサポートしていくという。


 ソニーPCLは、4K映像制作への要望に対応するため、2015年にクリエイションセンター(東京都 品川区西五反田)の編集環境を更新し、ITU-R BT.2020 の色域やハイダイナミックレンジ(HDR)に対応した撮影、カラーグレーディングなどの映像制作技術を検証。各種ファイルフォーマットや上映デバイスを前提としたマスター制作のノウハウを蓄積してきた。今回、Ultra HD Blu-ray(UHD BD)制作環境として、ソニー製のHEVCエンコーダを導入。ITU-R BT.2020の色域、HDRを含む、高品質な4K映像を、UHD BDへ収録するための体制を整えた。エンコードやオーサリングだけでなく、マスター制作と共に利用することで UHD BDのポテンシャルを最大限に引き出す高画質映像を提供するという。


詳しい情報はこちら。
ソニーPCLとソニーDADC、Ultra HD Blu-rayソフトの制作・製造開始 - AV Watch


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積水化学、大容量リチウム電池本格参入 第1弾は住宅用定置タイプ

2016年03月14日 | 新現象・新技術

 積水化学工業は9日、大容量フィルム型リチウムイオン電池事業に本格参入すると発表した。第1弾として2016年度から住宅向けの定置タイプを投入する。温暖化ガスの排出量削減に向け、建物から出るエネルギー消費量を実質ゼロにする「ゼロエネルギー住宅」の普及が課題となっている点を追い風に、5年後には年間100億円の売り上げを目指す。もう一つの核となる自動車分野については20年以降の搭載を計画しており、一連の取り組みによって30年頃には1000億円規模の事業にする。


 同社は13年に同電池を開発。15年にはリチウムイオン電池の開発を手掛けるエナックスを買収するなど事業化に向けた準備を進めてきた。


 その過程で極限まで薄膜化を実現する材料とプロセス技術を開発。耐熱性や耐衝撃性が大幅に向上したことから市場への投入を決めた。


詳しい情報はこちら。
積水化学、大容量リチウム電池本格参入 第1弾は住宅用定置タイプ - ITmedia エグゼクティブ


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