光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

世界最大容量1波長あたり1.2テラビット/秒の光伝送を実現するデジタルコヒーレント信号処理回路および光デバイスを開発

2022年09月21日 | 光デバイス

日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)は、世界最大容量1波長あたり1.2テラビット/秒の光伝送を実現するデジタルコヒーレント(※1)信号処理回路および光デバイスを開発しました。 


 独自に開発したデバイスを用いることで、光信号の変調速度を世界最高速の140ギガボーまで高速化し、従来比1.5倍となる1波長あたり1.2テラビット/秒を実現しています。また、800ギガビット/秒の光伝送距離を2倍以上に拡大することも可能となります。
 本成果により、現在広く普及している商用光伝送システム(1チャネルあたり100ギガビット/秒)に比較して、伝送容量は12倍に拡大され、ビットあたりの消費電力は1/10に低減される見込みです。本成果を用いた光伝送システムの高性能化と低消費電力化により、IOWN(※2)構想におけるオールフォトニクス・ネットワークの実現に貢献していきます。


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コヒレント、高速データセンタトランシーバ向け200G InP EML

2022年09月20日 | 光製品情報

Coherent Corpは、高速データセンタ向け200Gbps InP電界吸収型変調器レーザ(EMLs)を発表した。 


400Gや800Gトランシーバの需要増、データセンタ内通信向け次世代1.6Tbpsトランシーバの需要見込みが、急速に先進的EMLデバイスへの技術シフトの原動力となっている。より高いビットレートで伝送距離を維持するためである。コヒレントのEMLでバスは、高信頼、高いシグナルインテグリティ向けに設計されており、高速データセンタ接続の爆発的な成長に向けて、800Gbps(4レーン)および1.6Tbps(8レーン)データレートでのトランシーバモジュール動作を可能にしている。
「われわれは、電界吸収型変調器とレーザをモノリシック集積したハイパフォーマンスEMLチップを開発した。これは、ローコストの非気密パッケージに搭載可能。この設計により顧客は、800G、さらには次世代1.6Tbpsデータコムトランシーバ向けの最先端、ロバスト、コスト効果の優れたレーザデバイスを提供できる」と同社レーザコンポーネント&サブシステム事業ユニットシニアVP、Dr. Karlheinz Guldenは、コメントしている。


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垂直入射型コヒーレント光受信器を開発 ――Beyond 5G用の超高速・超小型光トランシーバ実現に期待――

2022年09月14日 | 光デバイス

東京大学大学院工学系研究科の種村拓夫准教授、相馬豪 大学院生(研究当時)、中野義昭 教授らを中心とする研究グループと株式会社KDDI総合研究所は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)委託研究「Beyond 5G 研究開発促進事業」のもと、コヒーレント光受信器の新規構造を実証することに成功した。 


 光検出部の直上に金属ナノ格子型偏光子を集積することで、上面から垂直に入力した高速な光信号の複素振幅を、実部と虚部の成分に分離して受信出来ることを初めて示した。

従来のコヒーレント光受信器は、半導体基板の側面から光を入力し、複雑な導波路からなる光回路内を伝搬することで複素振幅の各成分を検出する構成。大容量化に向けて、多数のチャンネルを集積することが求められるが、従来構造では1次元方向に導波路を並べるしかなく、10チャンネル以上の並列化は困難だった。これに対して今回の成果で実証した構造は、垂直入射型かつ超小型のため、100チャンネル以上の2次元並列化も可能になる。テラビット級光受信器を安価に実現でき、Beyond 5Gネットワークの構築に直結する技術だと期待される。


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