光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

水中でレーザー無線LANが実現 動画もやり取り

2017年10月30日 | 新現象・新技術

 日本の四方を取り囲む海は、豊富な漁獲資源や天然資源の探査をはじめ、地震や津波の研究を進める上でも重要な領域だ。しかし、水中での通信は音波に限られ、一度に送れるデータの量は非常に限られてきた。海洋研究開発機構や島津製作所などが開発を進める「水中光無線通信」は、高出力の半導体レーザーを用いた“水中無線LAN”を実現。海洋試験にも成功し、実用化は目の前に迫っている。


 7月に静岡県沖の駿河湾で実施された試験では、海洋機構の深海無人探査機「かいこう」を利用。かいこうの機体を上下に分離し、水深約700メートルの「ランチャー部」と同約820メートルの「ビークル部」との間で通信を試みた。


 その結果、約120メートルの距離で毎秒20メガビット(20Mbps)の通信に成功。これは音波の約1000倍で、動画も送れる伝送速度だ。さらに受信側のコンピューターを送信側が遠隔操作する「リモートデスクトップ接続」にも成功したが、これは通信の安定性が高いことを意味する。もちろん、通信の暗号化も可能だ。


【びっくりサイエンス】水中でレーザー無線LANが実現 動画もやり取り 潜水艦に搭載し防衛力強化も(1/3ページ) - 産経ニュース
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WPA2脆弱性、Androidの対策パッチは11月6日提供予定、iOSの対策済みベータ配布が開始

2017年10月26日 | 注目の光通信製品

 無線LANビジネス推進連絡会(Wi-Biz)は20日、WPA/WPA2脆弱性の対象機器についての情報を公開した。


 クライアント(Wi-Fi子機)では、PCやスマートフォンなど、WPA2/WPAを利用可能なすべての機器で対応が必要とされている。


 Wi-Bizによれば、Androidについては11月6日に提供される月例のセキュリティアップデートに含まれるとのこと。また、iOSについては、10月21日より提供されている「iOS 11.1 Public Preview 4」で脆弱性の修正が含まれている模様だ。


WPA2脆弱性、Androidの対策パッチは11月6日提供予定、iOSの対策済みベータ配布が開始 -INTERNET Watch
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光回線を地震センサーにする技術、スタンフォード大学が開発。複数の地震波を見分けて送信

2017年10月24日 | 注目の光通信製品

 地震を検知するには、日本では一般的に市役所などの敷地内にひっそりと設置されている地震計が用いられています。しかし、未来の地震検出はいまよりも遥かに数多く、いたるところで"センサーネットワーク"を構築しているかもしれません。


 米スタンフォード大学の研究チームが開発した地震検出のしくみでは、センサーとしてインターネットやその他の通信回線に使われている光ファイバーを使用します。


 研究者は光ファイバーの細かな揺れを検出する、"レーザーインテロゲーター"と称するシステム技術を開発しました。このシステムでは光ファイバーへの震動の伝播を監視し、震えの大きさと方向をデータ化して送信することが可能です。


光回線を地震センサーにする技術、スタンフォード大学が開発。複数の地震波を見分けて送信 - Engadget 日本版
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小型5G基地局向けのミリ波回路技術を開発

2017年10月19日 | 新現象・新技術

 富士通研究所は2017年10月、小型の第5世代移動通信方式(5G)基地局の消費電力を低減できるミリ波回路技術を開発したと発表した。10Gビット/秒(bps)を上回る高速通信を約10Wの消費電力で実現することが可能となる。


 富士通研究所は、多数のアンテナ素子を用いて必要な方向に電波を出力させるビームフォーミング技術において、これまでサブアレイ間符号化技術などを開発してきた。この技術は電波干渉を低減するように信号を符号化することで、高速通信と低消費電力の両立を実現することができる。しかし、駅前やスタジアムなど多数の基地局を設置するような場所では、消費電力のさらなる削減が求められており、Wi-Fiアクセスポイント並みに抑える必要があるという。


小型5G基地局向けのミリ波回路技術を開発 - EE Times Japan
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充電不要のワイヤレスマウス登場 進化する周辺機器の無線化を追う

2017年10月17日 | 新製品

 マウスやキーボード、ヘッドフォン、ゲームコントローラーなど、PC周辺機器と言えばUSBケーブルで本体に接続するのが定番だ。しかし、どのUSBポートに接続しても使えるからと何も考えずに周辺機器を増やしていくと、前から後ろからケーブルが伸び放題に。しかも置き場所を頻繁に動かす機器が多いだけに、気が付くとケーブルがぐちゃぐちゃに絡みあい、引っ張っても手元まで届かない……なんてことにもなりかねない。もちろん、見た目も良くはならないだろう。


 もっともスマートな解決方法としては、Wi-FiやBluetoothを使ってPCに接続するワイヤレス機器を活用することが挙げられる。これなら原因となるケーブルがないため、絡まるなんてことは物理的に起こらない。「PCゲームをするから遅延や接続性の悪さがある無線はちょっと……」という人もいるかもしれないが、近年は有線並みの性能を誇り、頻繁なバッテリーの充電も必要ないワイヤレスゲーミング機器が登場しているため、むしろPCゲーマーは要注目だ。


ASCII.jp:充電不要のワイヤレスマウス登場 進化する周辺機器の無線化を追う (1/4)
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電池や配線が不要で無線通信できるIoTソリューション、NTTコムなどが提供開始

2017年10月13日 | 新現象・新技術

 IoTソリューションで無線通信を必要とする際に、課題となるのが電源だ。低消費電力のIoT無線通信方式が登場する中で、そもそもの電池を不要にする無線通信規格を活用したソリューションが国内で提供される。


 ソリューションを提供するのは、NTTコミュニケーションズ、ローム、沖創工。3社の技術とノウハウを組み合わせたソリューションを提供することで、顧客の早期かつスムーズなIoT市場への参入を支援する。ポイントは、電池不要・配線不要な「EnOcean」無線規格を活用することと、エンドツーエンドのIoTソリューションを簡単に構築できるようにすることである。


 EnOcean無線規格は、光や温度差、振動などの環境の変化に基づく微弱なエネルギーを集めて電気エネルギーに変換する「エネルギーハーベスト技術」を用いる。無線通信に必要な電力をエネルギーハーベスト技術で得ることで、電池が不要になり、電池交換などのメンテナンスや電力供給・通信にかかわる配線をなくすことができる。これにより、導入コスト低減や導入期間短縮が可能になるほか、運用コストの削減にもつながる。


IoTソリューションで無線通信を必要とする際に、課題となるのが電源だ。低消費電力のIoT無線通信方式が登場する中で、そもそもの電池を不要にする無線通信規格を活用したソリューションが国内で提供される。

ソリューションを提供するのは、NTTコミュニケーションズ、ローム、沖創工。3社の技術とノウハウを組み合わせたソリューションを提供することで、顧客の早期かつスムーズなIoT市場への参入を支援する。ポイントは、電池不要・配線不要な「EnOcean」無線規格を活用することと、エンドツーエンドのIoTソリューションを簡単に構築できるようにすることである。

EnOcean無線規格は、光や温度差、振動などの環境の変化に基づく微弱なエネルギーを集めて電気エネルギーに変換する「エネルギーハーベスト技術」を用いる。無線通信に必要な電力をエネルギーハーベスト技術で得ることで、電池が不要になり、電池交換などのメンテナンスや電力供給・通信にかかわる配線をなくすことができる。これにより、導入コスト低減や導入期間短縮が可能になるほか、運用コストの削減にもつながる。

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有線、電波に続く第3の通信“光無線”などを提案

2017年10月11日 | 注目の光通信製品

 太陽誘電は2017年10月3~6日の会期で開催されている展示会「CEATEC JAPAN 2017」(会場:幕張メッセ)で、IoT(モノのインターネット)向けの無線通信技術やセンサー技術、カーエレクトロニクス向け電子部品技術などを公開している。


 無線通信技術展示では、有線、電波に続く“第3の通信手段”として提案を行う独自の光無線通信技術のデモを公開している。同社の光無線通信技術の特長は、発光デバイスに市販されている一般的なLEDを用いる点。光ディスク事業で培ったノウハウをベースにしたLEDドライブ技術を駆使し、汎用LEDを用いて100Mビット/秒(bps)という4K解像度の映像をリアルタイム伝送できる通信速度を実現している。


有線、電波に続く第3の通信“光無線”などを提案 - EE Times Japan
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データで比べるスマートスピーカー

2017年10月09日 | 新現象・新技術

 ここ数年で、家庭用スマートアシスタントが大いに注目を集めるようになってきた。さらにこの2週間ほどの間で、Amazon、Google、加えてSonosなどが立て続けにスマートスピーカーに関連するイベントを開催し、この分野への注目度が高まっている。


 急拡大を見せるこの分野におけるプロダクトの全体を見渡すのも非常に難しい。プロダクトの選択は、採用しているアシスタントを選ぶことからはじまるだろう。利用しているスマートフォンの種類や、どうしても必要な機能などから絞り込んでいくことになるわけだ。そして、いずれのどのアシスタントを選ぶにしても、メリット・デメリットの双方が存在するだろう。Amazonには先行者メリットがありそうだし、Appleは、iPhoneとの連携が魅了だ。そして、その両者の対抗馬を考えれば、まっさきにGoogleの名があがるだろう。もちろんMicrosoftという選択肢もある。PCをもっている人の多くはMicrosoft製のOSを走らせているからだ。


 SonyやSonos、ないしJBLなどのようなサードパーティー(他社アシスタントを採用するプロダクト)製品も増えてきており、ハードウェア的な違いも気になるようになってきた。さらに、50ドル程度のものから300ドル程度のものまでと、価格の差も大きい。高音質をうたうものもあれば、スクリーン内蔵の魅力を訴えるものもある。さらに複数のアシスタントに対応するものまでもある。


データで比べるスマートスピーカー | TechCrunch Japan
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「OK Google」で操作するGoogle Homeスピーカー日本発売。Home Miniは6,000円

2017年10月06日 | 新現象・新技術

 Googleは5日、音声で操作できるスマートスピーカー「Google Home」と小型の「Google Home Mini」の日本発売を発表した。Google Homeは6日10時から発売し、価格は14,000円。Google Home Miniは6日より予約開始し、23日より発売。価格は6,000円。販路はGoogle Storeのほか、auショップ、ビックカメラ、ヤマダ電機、楽天。


 Google Home/Home Miniは、音声アシスタント「Googleアシスタント」に対応したスマートスピーカー。OK, Googleと声をかけるだけで、ユーザーが知りたいことややりたいことをGoogleがサポートする。音楽を流したり、検索したり、毎日のちょっとしたタスクの解決に利用できる。主な機能は、「知りたいことを調べる」、「タスクをこなすお手伝い」、「音楽」、「スマートデバイス操作」の4種類。


 音声で、簡単な翻訳をしたり、食材のカロリーなどを検索できるほか、NHKや日本経済新聞、J-WAVEのニュースコンテンツなども利用可能。声でタイマーセットしたり、布団の中でも目覚ましをセットできる。スヌーズにも対応する。Googleカレンダーと連携し、職場への交通情報なども紹介してくれる。


「OK Google」で操作するGoogle Homeスピーカー日本発売。Home Miniは6,000円 - AV Watch
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NICT、53.3Tbpsの光信号高速スイッチングに成功

2017年10月04日 | 新現象・新技術

 情報通信研究機構(NICT)ネットワークシステム研究所は2017年10月2日、光ファイバーで伝送されたパケット信号の経路を切り替える光交換技術において、従来の世界記録を4倍以上更新することになる53.3Tビット/秒(Tbps)の光信号スイッチング実験に成功したと発表した。この速度は、1秒間に非圧縮8K映像370チャンネル相当の光信号に対応可能なものだという。


 NICTはこれまで、産学と連携し、1本の光ファイバーに7~36個の光通信路(コア)を収めたマルチコア光ファイバーを開発し、伝送容量の向上を図ってきた。本実験では、次世代光ファイバーとして期待される、この大容量マルチコア光ファイバーに接続できる高速並列光スイッチシステムを新たに開発。この高速並列光スイッチシステムと、これまで開発したマルチコア光ファイバーを接続し、各コアの光信号一括切替えを実現した。1回の経路切替えに要する時間は80ナノ秒と高速で、1秒間に390万回以上のスイッチングを達成した。


 従来の光スイッチシステムでは、光パケット信号の伝送にシングルコア光ファイバーを用いており、光パケット信号の宛先をスイッチコントローラーが判断して、逐次光スイッチが経路を切り替えていた。


NICT、53.3Tbpsの光信号高速スイッチングに成功 - EE Times Japan
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Amazon Echoが年内に日本登場へ—スマートスピーカーの国内参入、続々と発表

2017年10月02日 | 新現象・新技術

 アマゾンジャパンは10月2日、クラウド音声サービスの「Amazon Alexa」とAlexaを搭載したスマートスピーカー「Amazon Echo」を年内に日本で展開すると発表した。Echoについては、当初は招待制で、事前に購入を希望した顧客に販売するという。


 Amazon Echoは、2014年11月に米国で発表されたスマートスピーカー。音声による操作で、音楽の再生やニュース、天気、スケジュールなどの情報の読み上げができる、バーチャルアシスタントだ。米国では現在、年末のホリデーシーズンに発売が予定されるものも含めて8種類のEchoが発表されているが、日本でどの機種が販売されるのかについては、明らかになっていない。


 Alexa、Echoの日本登場のニュースと同時に、アマゾンジャパンでは、開発者向けにAlexaを使った機能(スキル)を開発できるAlexa Skills Kit(ASK)と、Alexaに対応したハードウェア製品の開発が可能となるAlexa Voice Service(AVS)についても、日本での年内展開を発表している。


Amazon Echoが年内に日本登場へ——スマートスピーカーの国内参入、続々と発表 | TechCrunch Japan
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