光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

東大、テラヘルツ光で光学量子ホール効果の観測に成功

2010年06月25日 | 新政策
強い磁場下におかれた2次元電子系が示す量子ホール効果は、現在、電気抵抗の標準にも利用されているものだが、今回、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻の島野亮准教授らの研究チームは、この量子ホール効果が光領域でも現れることを、テラヘルツ光を用いて観測することに成功した。米国物理学会が発行するPhysical Review Letter誌の2010年6月25日号に掲載される予定。

量子ホール効果の研究はこれまで主に直流伝導測定による静的な(時間的に変化しない)性質の研究がほとんどであった一方、光のような高周波数の電磁波に対しては、量子ホール効果の鍵となる電子の局在効果がどのように作用するかは長らく不明だった。しかし、近年、光領域でも量子ホール効果が生じること、この「光学」量子ホール効果では、2次元電子系を透過した光の偏光が回転し、その回転角が素電荷eとプランク定数hに関連した量子電気力学の基本物理定数である「微細構造定数」の整数倍になることが理論的に予測された。同研究チームでは、半導体の界面につくられた2次元電子系でこの"光学"量子ホール効果が実際に生じていることを、テラヘルツ光の偏光の測定により実証した。

詳しい情報はこちら。
東大、テラヘルツ光で光学量子ホール効果の観測に成功 | エンタープライズ | マイコミジャーナル

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ソニー、世界最大の867型のLED 3Dディスプレイを公開

2010年06月22日 | 企業情報
 日本時間で6月18日午後8時30分にキックオフした、FIFAワールドカップ日本対オランダ戦は、日本がO-1と惜敗した。だが、予想以上の健闘ぶりは、日本全国の熱い日本代表サポーターたちの声が届いた成果かもしれない。そんな想いを、パブリックビューイング会場のひとつである、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで感じざるを得なかった。

 「SUPER PUBLIC VIEWING 2010 FIFA WORLD CUP FES」と銘打たれた、同会場のパブリックビューイングは、スカパーJSATが主催し、FIFA公式サポーターであるソニー(ソニーマーケティング)、アディダス(アディダス・ジャパン)、コカ・コーラ(日本コカ・コーラ)、ビザ(ビザ・ワールドワイド)の4社が協賛して開催されたもので、4社の協賛会社のキャンペーンにより当選した、約1万3,200人だけが入れる完全招待制のイベントだった。

会場内に設置された867型の3D LEDディスプレイ 参加者も3Dグラスを装着してアーティストライブやトークショーを楽しんだ

 パブリックビューイングの目玉は、なんといっても、ソニーが用意した世界最大となる867型の高精細LEDによる3Dディスプレイ。高さが10.8m、横幅が19.2mという大きさと、4.44mmという画素ピッチは、さいたまスーパーアリーナの一番離れた席から見ても、3D映像の立体感を、すぐ近くで体感できるような迫力を持っていた。

詳しい情報はこちら。
ソニー、世界最大の867型のLED 3Dディスプレイを公開 -AV Watch

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ノミネート製品で占う2010年のINTEROP TOKYO

2010年06月09日 | 展示会・講演会
 クラウドの波は、INTEROP TOKYO 2010の「Best of Show Award」にも大きなインパクトを与えている。今回のINTEROP TOKYOの見所を紹介する。

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