中国の上海にある復旦大学のチー・ナン(Chi Nan)教授は、既製のLED電球など、市販されている基本的な部品を使って「Li-Fi無線システム」を自作した。Li-Fiは、これまでの電波の代わりに光を媒体に使った無線通信。エジンバラ大学のハラルド・ハース教授による造語だ。
光ファイバーの専門家であるナン教授は、11月5日に上海で開幕する中国国際工業博覧会において、自作のLi-Fiシステムのデモを行うという。「ちょっと遊んでみたかっただけ」と話すナン教授は、中国の電子商取引サイト「Taobao」(淘宝)で必要な装置を購入したという。
Li-Fiの利点のひとつは、航空機や原子力発電所など電磁気に影響が出やすいエリアでも障害を起こさずに機能できる点だ。加えて、Li-Fiの信号は壁を突き抜けることができない。これは、デジタル情報のプライヴァシーを強化したい多くのユーザーに歓迎される特性だが、明らかな欠点も伴う。例えば、無線の受信可能範囲を「全面的に」構築するのが難しいのだ。
詳しい情報はこちら。
光を使った次世代無線システム「Li-Fi」:中国の研究者が自作に成功 « WIRED.jp
光技術や光産業での情報交流フォーラム
エイトラムダフォーラム
http://www.e-lambdanet.com/8wdm/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます