光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

ソフトバンクテレコムなど5社,「NTT光ファイバ設備の分岐共用は可能」とする実験結果を公表

2010年03月31日 | 通信市場
 ソフトバンクテレコムなど通信事業者5社は2010年3月10日,NTT東西のFTTH(fiber to the home)設備のうち複数のユーザーの光回線をまとめて収容している「OSU(optical subscriber unit)」を,異なる通信事業者が共用できるとする実験結果を公表した。今回の実験結果を基に,現在は最小8ユーザー単位でNTT東西が貸し出している光回線を「1ユーザー単位で借りることが可能」と,貸し出し方式の変更を迫る狙いだ。実験にはソフトバンクテレコムのほかに,イー・アクセス,KDDI,ソフトバンクBB,ビック東海が参加した。

 NTT東西のフレッツ光シリーズなどの光回線は,1本の回線を最大32ユーザーに対して,途中で分岐しながら提供する「シェアドアクセス方式」で構築している。ほかの事業者がNTT東西からFTTH回線を借りる場合,現在は通信局舎内で8回線ごとに分岐している「局内スプリッタ」に相互接続する方法を使っている。このため,8回線というのが最少の利用単位となっている。

詳しい情報はこちら。
ソフトバンクテレコムなど5社,「NTT光ファイバ設備の分岐共用は可能」とする実験結果を公表:ITpro

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アバゴ・テクノロジー、スーパーコンピューター向けの高帯域幅光相互接続でIBMと協力

2010年03月30日 | 光製品情報
アバゴ・テクノロジー、スーパーコンピュータ向けの高帯域幅光相互接続でIBMと協力

最大120Gbpの総帯域幅と優れた信号品質を提供する
小型で低コストのトランスミッタ/レシーバ


 アバゴ・テクノロジー社(NASDAQ:AVGO)(社長兼CEO:ホックE.タン、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ)は、2010年3月22日(米国時間)、業界で最も転送速度を有し、高エネルギー効率の組み込み型相互接続技術を発表しました。この技術は、世界最高性能のスーパーコンピュータの高速データ転送速度要求を満たす最適なソリューションとして、銅線に代替する組み込み型光ファイバソリューションです。

 IBMと共同で設計されたこの新しい小型12チャネル・パラレル光トランスミッタ/レシーバ・モジュールは、最大120ギガビット/秒のデータ転送速度を提供します。これは、現在の標準データ転送速度の2倍となる記録的な転送速度で、処理能力において、新しいレベルの高性能コンピューティングを実現します。この高い性能は、自動車安全性、天気予報、新薬の開発、ならびに全世界の油脈の発見といった難題の解決を可能にします。

詳しい情報はこちら。
日経プレスリリース

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旭硝子がLight Peak対応の光ファイバを開発、折り曲げても通信可能

2010年03月29日 | 新製品
 旭硝子は2010年3月24日、光ファイバ・ケーブルの新製品「FONTEX」の量産出荷を2010年7月に開始すると発表した。FONTEXは曲げに強く、伝送距離100mで10Gビット/秒を超える高速信号伝送が可能だという。米Intel社が開発した10Gビット/秒の光学インターフェース「Light Peak」や次世代3Dテレビ受像機のほか、データセンターの機器間光配線に役立つという。

詳しい情報はこちら。
旭硝子がLight Peak対応の光ファイバを開発、折り曲げても通信可能 | EE Times Japan

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NEC、100Gbイーサの長距離リアルタイム通信に世界で初めて成功 ~ 1520kmの長距離光伝送

2010年03月26日 | 新政策
 NECは25日、「100Gデジタルコヒーレント光送受信方式」でリアルタイムに長距離光伝送を行うトランスポンダ(相互変換器)を開発、1520kmの長距離光伝送区間で100ギガビットイーサネットのリアルタイム通信に世界で初めて成功したことを発表した。

 「100Gデジタルコヒーレント光送受信方式」は、100Gbps高速データを光の振幅と位相の2つの情報を使用して送受信する光伝送方式。受信の際は、信号光にローカル光を混合してミリ波帯の信号として取り出し(コヒーレント検波)、さらにこれをデジタル信号処理することによって、元の高速データを復調する。NECはVerizon社が保有する米国テキサス州の北ダラス地区に敷設されている光伝送路を使用したフィールドトライアルに参加。このトライアルでは、今回開発したトランスポンダを100GBASE-LR4クライアントインターフェイスでJuniper社コアルータ「T1600」に接続し、 NECのDWDM(高密度波長分割多重方式、Dense Wavelength Division Multiplexing)装置「DW4200」を用いて、エンド・ツー・エンドでエラーフリー伝送を実証した。

詳しい情報はこちら。
NEC、100Gbイーサの長距離リアルタイム通信に世界で初めて成功 ~ 1520kmの長距離光伝送:RBB TODAY (ブロードバンド情報サイト) 2010/03/25

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NTT、光ファイバ1本で大容量69テラビット伝送に成功

2010年03月25日 | 新政策
光ファイバ1本で世界最大容量69テラビット伝送に成功

 日本電信電話株式会社(以下、NTT 東京都千代田区 代表取締役社長 三浦 惺)は、1本の光ファイバに、1波長171Gb/sの信号を432波長多重させ世界最大となる毎秒69.1テラビット(Tb/s:テラは1兆)の大容量データを240km伝送させることに成功しました(図1)。これまでの光伝送容量の世界記録となっていた32Tb/sを2倍以上更新したもので、将来求められる基幹光ネットワークを構築するための有望な技術として期待されます。

詳しい情報はこちら。
日経プレスリリース

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LEDで光るガラス開発 神戸の早水電機工業

2010年03月15日 | 企業情報
 電気工事の早水電機工業(神戸市長田区)は、ガラスを発光ダイオード(LED)で好みの色に光らせる技術を開発した。薄い灰色の特殊印刷が乱反射し、ガラス自体が光を放つように見える。同社は「店舗の窓などに使うと高級感を演出できる」とPRしている。

 商品名は「早水エコライトフルカラーガラスボード」。LEDの光を乱反射する細かい点を、ガラス表面に特殊塗料で印刷する。LEDの色が反射し、ガラスが光って見える。

詳しい情報はこちら。
神戸新聞|経済|LEDで光るガラス開発 神戸の早水電機工業

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IBM、コンピュータチップを光でつなぐ最速デバイスを開発

2010年03月12日 | 光製品情報
 IBMが開発した「ナノフォトニクスアバランシェ光検出器」は光配線を使ってコンピュータチップを接続でき、この種のデバイスでは世界最速という。

 米IBMは3月3日、銅配線の代わりに光配線を使ってコンピュータチップを接続する世界最高速のデバイスを開発したと発表した。

 このデバイスは「nanophotonic avalanche photodetector(ナノフォトニクスアバランシェ光検出器)」と呼ばれ、光信号を使ってコンピュータチップ間でデータを転送する。40Gbps の光信号を受信して、同時にそれを10倍に増幅でき、この種のデバイスでは世界最高速という。また必要な電圧は1.5Vと、従来のアバランシェ光検出器(20~30V)よりかなり低くなっている。

 このデバイスは、ゲルマニウムの「電子雪崩」効果を利用している。これは光信号の電子の数が雪崩のように何倍にも増えていく現象。このデバイスは、わずか数十ナノメートルの間に高速に電子雪崩を起こす。サイズが小さいため、ノイズも従来と比べて50~70%減るという。

詳しい情報はこちら。
IBM、コンピュータチップを光でつなぐ最速デバイスを開発 - ITmedia エンタープライズ

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光回線純増、前年度並み=210万件が目標-NTT東西の10年度

2010年03月11日 | 通信市場
 NTT東日本と西日本は1日、光回線の契約純増数目標を両社合計で210万件とする2010年度の事業計画を発表した。目標値は09年度見込みと同水準に設定。ただ、同年度の当初計画(250万件)に比べると16%減の水準で、伸びの鈍化傾向が鮮明になっている。

詳しい情報はこちら。
時事ドットコム:光回線純増、前年度並み=210万件が目標-NTT東西の10年度

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原口総務相が「ブロードバンド100%普及を5年前倒し」,NTT経営形態も5月までに方向性

2010年03月10日 | 通信市場
 総務省の原口一博大臣は2010年3月9日に開催した総務省政務三役会議で,2009年末に打ち出した「原口ビジョン」で触れた「2020年にブロードバンドを全世帯普及」という目標を2015年に前倒す方針を示した。「現在の日本の経済状況を考えると2020年では遅すぎる。ICTによる国民の生産性を高めるためにも前倒しが不可欠」(原口大臣)という理由からだ。

 原口大臣は,ブロードバンド100%普及を含むICTの利活用推進を「光の道構想」とし,総務省で開催しているICTタスクフォースで以下の三つの政策の基本的な方向性を5月中旬までに打ち出すとした。

詳しい情報はこちら。
原口総務相が「ブロードバンド100%普及を5年前倒し」,NTT経営形態も5月までに方向性:ITpro

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親指サイズの燃料電池、2000円前後で6月発売へ

2010年03月09日 | 新製品
 主にPEFC(Polymer Electrolyte Fuel Cell:固体高分子)型燃料電池の開発、実用化・製品化を図るアクアフェアリーは、燃料電池業界の展示会「FC EXPO 2010」で最大2ワット出力仕様の小型燃料電池「FC-STICK」を軸にしたPEFC製品群を公開。高出力で低コスト、小型、軽量、高い安全性を実現するPEFC型燃料電池の利便性を説いた。

 展示する機器は標準モデル「FC-STICK」(1.5~2ワット出力/定格5ボルト/3ワットアワー、重量26グラム)、より小型の「micro FC-STICK」(0.6~0.8ワット出力/定格5ボルト/0.8ワットアワー、重量10グラム)、携帯電話より消費電力の大きいモバイル機器(スマートフォンや携帯ゲーム機、MIDなど)向けの「FC-Cube」(2.5~3ワット出力/定格5ボルト/8ワットアワー、重量66グラム)、モバイルノートPCも駆動できる「FC-Cube Dual」(5~6ワット出力/定格10.5ボルト/16ワットアワー、重量130グラム)など。いずれも手のひらサイズ/ポケットに入るほどの小型サイズを実現する。

 中でも標準モデルのFC-STICKは、2006年にNTTドコモと共同開発した試作機から、より小型軽量、高出力化され、いよいよ2010年6月をめどに発売する考えだ。価格は本体+燃料カートリッジ+接続ケーブルのキットが2000円前後、交換用燃料カートリッジを100円前後を想定する。

詳しい情報はこちら。
FC EXPO 2010/国際二次電池展:親指サイズの燃料電池、2000円前後で6月発売へ──燃料電池で動く「VAIO X」も - ITmedia +D PC USER

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光リソグラフィの限界性能を引き出すマスクパターン最適化技術を開発

2010年03月01日 | 新政策
-精度20 %向上、液浸ArFエキシマレーザー露光装置の延命へ-

 株式会社 東芝(以下「東芝」)と、独立行政法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」)は、高密度集積回路(LSI)向け露光技術の精度を約20 %向上できるマスクパターン最適化技術を共同開発しました。本技術により、現行の液浸ArFエキシマレーザー露光装置を1技術世代以上延命することが可能となります。

詳しい情報はこちら。
産総研:光リソグラフィの限界性能を引き出すマスクパターン最適化技術を開発

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