光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

6キロ先に情報を 高速ネット応用も

2016年09月30日 | 新現象・新技術

 離れている場所に瞬時に情報を転送できる「量子テレポーテーション」を使って、光の粒が持つ情報を6キロ以上離れた場所に瞬時に転送させることに成功したと、カナダと中国の研究チームが科学誌「ネイチャーフォトニクス」電子版に同時に発表した。


 こうした実験は研究室内での成功例はあるが、環境が変化しやすい室外での転送は難しいとされてきた。両チームは「通信が格段に速くて安全な新たなインターネットを、地球規模で実現させることにつながる成果だ」としている。


詳しい情報はこちら。
瞬間転送:6キロ先に情報を 高速ネット応用も - 毎日新聞


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集合住宅内の光配線で「スカパーJSAT施設利用サービス」提供、4K・8K時代を意識

2016年09月29日 | FTTH

 アルテリア・ネットワークスとスカパーJSATは2016年9月27日、アルテリア・ネットワークスの提供する全戸一括型光インターネット接続サービスの「UCOM光 レジデンスマンション全戸オールギガ光配線タイプ」を導入したマンションにおいて、スカパーJSATの「スカパーJSAT施設利用サービス」を構内光配線を通じて提供することで合意したと発表した。


 同日に該当マンション向けのスカパーJSAT施設利用サービスの販売を開始した。今回の取り組みの特徴は、従来構内には同軸ケーブルで提供していた「スカパーJSAT施設利用サービス」について、構内光ファイバー配線を通じて提供する点にある。これにより、新築マンション施工時に同軸ケーブルの配管工事が不要になる。


詳しい情報はこちら。
ニュース - 集合住宅内の光配線で「スカパーJSAT施設利用サービス」提供、4K・8K時代を意識:ITpro


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AT&T: 新方式のワイヤレス通信「Project AirGig」を発表・実用試験へ移行へ

2016年09月26日 | 新現象・新技術

 AT&Tは20日、安価に数ギガビットの通信速度を実現することができる新方式のワイヤレス通信「Project AirGig」を発表した。


 これまで数ギガビットのネットワーク網を敷設するには光ファイバーを敷くことが必要とされてきたが、光ファイバーは設置コストが高く、人口密度が高い都市部では採算を取ることができたが、人口密度の低い郊外ではコストを合せることは難しく、これが元で米国ではブロードバンドの普及の妨げとなってた。


 今回、AT&Tが発表したProject AirGigは既存の電信柱の上部に専用のアンテナを設置することで、電信柱にそってワイヤレス通信網を設置していくというものとる。


 こうした方法は既存のワイヤレス通信の手段を使っても実現することは可能だったが、今回、AT&Tが発表したProject AirGigは一般の電波を使用したものではなく、特殊な電波の発振器を使用することにより、電信柱を設置されている電力線の周囲(ニアフィールド)に発生している電磁波領域に沿って進むことを可能にしたこれまでにはない、新しいワイヤレス通信によるものとなる。


詳しい情報はこちら。
AT&T: 新方式のワイヤレス通信「Project AirGig」を発表・実用試験へ移行へ - BusinessNewsline


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富士通研、波長制約のない一括変換技術を開発

2016年09月23日 | 注目の光通信製品

 富士通研究所と独フラウンホーファー・ハインリッヒ・ヘルツ研究所は2016年9月20日、次世代の光ネットワークで必要とされる、波長多重された信号を一括して波長変換する方式を開発し、1Tビット/秒級の信号を用いた実証実験に成功したと発表した。


 現行の光ネットワークは、異なる波長の光信号を束ねて1つの光ファイバーで伝送する波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)技術により、光ネットワーク内の多地点間を大容量かつ低遅延で接続している。1波長当たりの容量は、偏波多重直交位相変調方式により100Gビット/秒が一般的だが、より多くの変調方式を採用することから、毎秒テラビット級の大容量の通信環境を実現する技術開発が進められている。


 非線形光学効果と波長フィルターを用いる方法では、一括して波長を変換できるが、変換前の信号の波長だけを除去するフィルター素子が必要となるため、さまざまな波長の信号に対応することが難しく、実用化に課題があったという。


詳しい情報はこちら。
1Tbpsを超える信号を用いた実証実験に成功:富士通研、波長制約のない一括変換技術を開発 - EE Times Japan


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米GoPro初のドローン「Karma」を10月発売。手持ち利用も可能

2016年09月21日 | 新現象・新技術

 米GoProは20日、同社初の空撮対応ドローン「Karma」を発表。さらに、アクションカメラの新モデルとして4K/30p撮影に対応し、強力な手ブレ補正機能も備えた「HERO5」シリーズも発表した。


 Karmaのみの価格は799.99ドル。新アクションカメラ「HERO5 Session」付きは999.99ドル、「HERO5 Black」付きが1,099.99ドル。カメラは別売の「HERO4 Black・Silver」も利用できる。米国での発売日は10月23日。日本での発売時期や価格は未定。


 Karmaは、1つのシステムとして構成されている。ドローン部分は「Karma Drone」と名付けられ、そこに3軸のカメラスタビライザー「Karma Stabilizer」と「Karma Harness」を取り付け、Karma Harnessにカメラを固定して空撮を行なう。操作は付属の「Karma Controller」で行なう。


詳しい情報はこちら。
米GoPro初のドローン「Karma」を10月発売。手持ち利用も可能 - AV Watch


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自己発電型高速受光素子、NICTが開発

2016年09月16日 | 新現象・新技術

 情報通信研究機構(NICT)ネットワークシステム研究所は2016年9月、早稲田大学理工学術院の川西哲也教授および日立国際電気と共同で、効率の高い高速受光素子の開発に成功したと発表した。同一素子で100GHz高速光信号の受信と光起電力の発生を同時に行うことができる。


 ミリ波帯通信は、大容量データを高速に伝送できるが、伝搬距離が短いなど課題もあった。このため、光ファイバー通信とミリ波帯無線の特長を生かした高速通信システムの実用化などが期待されている。


 NICTはこれまで、光信号をミリ波信号に変換する機能に加え、システム構成を簡素化できる受光素子の開発に取り組んできた。今回開発した高速受光素子(自己発電型高速受光素子)は、化合物半導体技術を用いるとともに、特殊なPN接合構造を採用した。これによって、「入力した光信号からミリ波帯信号と同時に、世界で初めて起電力を取り出すことに成功した」という。


詳しい情報はこちら。
同一素子で高周波信号と電気起電力を同時生成:自己発電型高速受光素子、NICTが開発 - EE Times Japan


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NEC、インドネシア最大の通信事業者から約5300kmの光海底ケーブル敷設工事を受注

2016年09月14日 | 光市場

 日本電気株式会社(NEC)は8日、インドネシア9都市およびシンガポールを結ぶ総延長約5300kmの光海底ケーブル敷設工事について、インドネシア最大の通信事業者「PT Telkom」から受注したことを発表した。2018年前半の稼働を目指す。


 この海底ケーブル敷設プロジェクトは「IGG(Indonesia Global Gateway)」と呼称されており、インドネシア国内の通信環境の向上、インドネシアとヨーロッパ・アメリカ間の通信円滑化に繋がるものと期待されている。


詳しい情報はこちら。
NEC、インドネシア最大の通信事業者から約5300kmの光海底ケーブル敷設工事を受注 - クラウド Watch


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電気絶縁と高速データ伝送を両立:ファイバー一体型デバイス、最大16Gbpsに対応

2016年09月12日 | 新現象・新技術

 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は2016年9月、単方向2チャンネルタイプで最大16Gビット/秒のデータ伝送を可能とする光アクティブコネクター「Vシリーズ」を発表した。光アクティブコネクターとは、光ファイバ両端のプラグ部に電気/光変換機能を搭載した光ファイバ一体型デバイスのことである。医療機器や業務用印刷機器、計測機器、セキュリティカメラ、ロボット、産業機器などの機器内ユニットやモジュール、基板間の信号接続といった用途に向ける。


 新製品は、プラグとレセプタクルからなる。独自の微細加工技術を用いて、シリコン基板上に光/電気変換回路や光ファイバーを搭載したシリコンベンチ構造を採用した。この構造により、光伝送路内の光損失が少なくなり、クロストークなど隣接するチャネルへの影響も少ないため、基板やモジュールへの高密度実装が可能になるという。


 プラグの外形寸法は9.1×12.7mmで、嵌合(かんごう)時の高さは6.5mmという小型化を実現しつつ、複数チャネルの実装を可能とした。また、高周波回路の設計を工夫することでプラグ内の信号劣化も抑制することができたという。チャネル当たり20Mビット/秒~8Gビット/秒の広帯域で光伝送に対応、最大16Gビット/秒の高速伝送を可能とした。


詳しい情報はこちら。
電気絶縁と高速データ伝送を両立:ファイバー一体型デバイス、最大16Gbpsに対応 - EE Times Japan


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KDDI、携帯基地局の非常用電源の24時間化を拡大 災害時の態勢を整備

2016年09月09日 | 通信市場

 KDDIは、携帯電話基地局の非常用バッテリーの24時間化を拡大する。これまでは役所や主要駅がある約2千の基地局について、従来の3時間から24時間にしてきたが、周辺の基地局でも増強を進める。4月の熊本地震の教訓を生かし、災害で基地局の有線回線が切断された場合、周辺の基地局と無線回線でつないで機能を回復させ、その地域のサービスを早期に復旧させる態勢を整える。


 基地局は、主に光ファイバーの有線回線でつながれているが、熊本地震では、南阿蘇地域などで土砂崩れにより有線回線が切断され、復旧が遅れた。KDDIはあらかじめ各基地局が機能しなくなった場合、どの周辺基地局でカバーするかを決め、復旧までの時間を短縮する考えだ。


 基地局間の連携で広範囲に機能を果たすこの手法は「中ゾーン基地局」といわれる。距離が近くても、高い建物などが電波をさえぎる場合はカバーできないため、東京都内は災害時専用の基地局で備える。


詳しい情報はこちら。
KDDI、携帯基地局の非常用電源の24時間化を拡大 災害時の態勢を整備 - 産経ニュース


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Google、26テラビット/秒の光ファイバーで日本と台湾を接続

2016年09月07日 | 通信市場

 Googleのアジアにおけるインターネット接続一段とスピードアップした。昨年シンガポールと台湾でデータセンターの能力を新たに拡張したGoogleだが、今日(米国時間9/6)はアジアにおけるデータ接続に新たな海底光ケーブルを採用したことを発表した。これによりYouTubeの表示やクラウド・コンピューティングが速くなる。


 このケーブルは台湾と日本のGoogleity施設を接続するもので、日本からはFASTERコンソーシアムが敷設したケーブルでアメリカと結ばれる。FASTERケーブルは地球最速の海底光ファイバーという恐るべき評価を得ていることで有名だ。


 Googleによると日本-台湾ケーブルの速度は26テラビット/秒に上るという。


詳しい情報はこちら。
Google、26テラビット/秒の光ファイバーで日本と台湾を接続 | TechCrunch Japan


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ドコモの災害対策、熊本地震への対応や今後の取り組みを解説

2016年09月05日 | 新政策

 NTTドコモは、東日本でネットワークの監視や災害対策などの要となっているNTTドコモ品川ビルのネットワークオペレーションセンターにて、記者向けの見学会を開催した。合わせて、東日本大震災後から現在までの災害対策の取り組みや、熊本地震での対応などが解説された。この日は、NTTドコモ品川ビルの地下にある自家発電システムも報道陣に初めて公開された。


 東日本大震災で得た教訓から、ドコモでは、半径約7kmをカバーする大ゾーン基地局を全国106カ所に設置。基地局のうち約1900局はバッテリーの24時間化を進めるなど、電源の強化と中ゾーン、大ゾーン基地局の拡充を進めた。また早期の復旧に使う衛星エントランスや、非常用マイクロ設備、衛星携帯電話を即時提供するなどの被災エリアへの迅速な対応、災害用伝言板のガイダンス対応や、エリアメールの自治体への提供、SNSの活用といった取り組みも進めてきた。


 東日本大震災では関東と北海道を結ぶ二重化された基幹伝送路のうち、太平洋ルートが被害を受け、残り1つのルートで通信を行う形になったという。この状況では、万が一の状況の対応できないため、その後は全国で伝送路を三重化する取り組みが進められた。熊本地震では阿蘇大橋が崩落し、橋に敷設された光ファイバーケーブルが遮断されてしまう事態になったが、ドコモでは自社グループの設備を含めて三重化していたため、伝送路断による基地局の復旧の遅れは最小限に抑えられたとしている。


詳しい情報はこちら。
ドコモの災害対策、熊本地震への対応や今後の取り組みを解説 - ケータイ Watch


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ニフティ、@nifty接続会員向けの電力サービス「@niftyでんき」提供開始

2016年09月02日 | 新現象・新技術

 ニフティ株式会社は30日、電力サービス「@niftyでんき powered by eREX Spark Marketing」を開始した。「@nifty」接続会員(Cable@niftyは除く)を対象に、東北・関東・中部・近畿・中国・九州の6エリアで提供する。電気料金は@niftyの接続料金などと一括しての請求となり、電気使用量に応じた割引に加え、「@nifty光」「NifMo」などのサービスとの併用により最大で毎月合計400円が割り引かれる「まるっと割」もある。


 @niftyでんきは、イーレックス・スパーク・マーケティング株式会社との協業で展開するサービス。申し込みは、@niftyでんきのサービスページと電話窓口で受け付ける。


詳しい情報はこちら。
ニフティ、@nifty接続会員向けの電力サービス「@niftyでんき」提供開始 -INTERNET Watch


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Google Fiber、コストと人員を削減か--契約者数が目標と「ほど遠く」

2016年09月01日 | FTTH

 Google Fiberの1Gbps超高速ブロードバンドサービスは、十分な速さで前進していないのかもしれない。


 The Informationが米国時間8月25日に報じたところによると、Googleの親会社Alphabetの傘下にあるGoogle Fiberは、契約者数が目標からは「ほど遠く」、現在は経費削減を検討しているという。


 Alphabetの共同創設者であるLarry Page氏とSergey Brin氏はGoogle Fiberのサービス展開とコストに不満を抱いてきたと、匿名の情報筋がThe Informationに語っている。Page氏は7月に、Google Fiberの最高経営責任者(CEO)であるCraig Barratt氏に対して、チームの規模を半分にして、顧客の家庭にサービスを提供する費用を大幅に削減するよう命じたとされる。


詳しい情報はこちら。
Google Fiber、コストと人員を削減か--契約者数が目標と「ほど遠く」 - CNET Japan


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