光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

J・キャメロン監督最新作が早くもゲーム化、さまざまな立体視にも対応

2009年12月25日 | 新製品
 ジェームズ・キャメロン監督による新作ハリウッド映画「アバター」。全編に高度な3DCGを使用し、3D立体視システムを使っての上映が行なわれることで、日本でも上映前から大きな話題を呼んでいる作品だ。

 今回ご紹介する「James Cameron's Avatar: The Game」は、そのゲーム版だ。欧米での映画上映開始とほぼ同時というタイミングで登場した本作の開発は、「Asassin's Creed」など多数のヒットタイトルを生み出したUbisoftが担当。「FarCry 2」に使われた最新のゲームエンジンを使い、映画「アバター」で描かれる美しい衛星「パンドラ」の自然を余すことなく描写している。

 全国の劇場で3D上映される映画「アバター」は、より多くの観客を劇場に引き寄せることだろう。それに対応してゲーム版である本作も、3D立体視への対応に非常に力を入れている。現状で利用できる多種多様な表示方式をあらかたサポートしているのだ。

 その利点をフルに活用できるのは、やはり柔軟性の高いPC版である。本作のPC版では、「チェッカーボード」、「RealD」、「インターレース」、「サイドバイサイド」、「デュアルヘッド」、「iZ3D」といった3D立体視方式へのサポートをゲーム本体に組み込んでおり、対応する立体視環境があれば最適な方法で3D映像を楽しむことができる。

 おそらく、現状多くのユーザーが利用できて最も安価なのは、赤青メガネを通して立体映像を得るアナグリフ方式。 PCではNVIDIAのグラフィックスドライバーが標準でこれに対応しており、赤青フィルムをつけたメガネさえあれば無数の3Dゲームで立体視を楽しめる状況となっている。ただ原理上、この方式ではカラー映像を見ることができないため、現代的なホームエンターテインメントとしては貧弱すぎる。そのため本作ではこの方式をゲーム本体には組み込んでいない。

 本作で対応している3D立体視方式のうち、なんとか家庭でも実現可能な方式のひとつが「RealD」方式だ。これは右目用と左目用の映像を特殊な偏光フィルタを持つプロジェクタで投影し、専用の偏光メガネを使って立体映像を得るというもの。これにはモニターとして三菱の3D対応HD DLPTV(日本未発売)が必要であるため、導入にはかなりのお金と覚悟が必要だ。

 ほかにも本作には、「サイドバイサイド」や「インターレース」、「チェッカーボード」方式がある。これは1フレームに右目用と左目用の映像を詰め込んで表示する方式だ。サイドバイサイド対応のモニターとしてはヘッドマウントディスプレイであるVuzixの「iWear AV920」、インターレースに対応するモニターとしてはZalmanやHyundaiのXpol式液晶モニタ(専用の偏光メガネで見る)が挙げられる。この方式の難点は1フレームに2画面をエンコードするため、実解像度が半分になってしまうことだ。特に「iWear AV920」は表示解像度が640×480ドットしかないので、本作の持つ美しい映像はかなりつぶれて見えることになってしまう。

 解像感を失わずにすむ方法として本作は「デュアルヘッド」にも対応している。これはステレオ映像を2本の映像ケーブルで2枚の液晶に表示するという方式で、ヘッドマウントディスプレイ向きの方式だ。とはいえ、この方式に対応するHMDは「まずお見積もりから」という高価さで、あるいはデュアルヘッド系の3D液晶であるZamlan「iZ3D」といった特殊なモニターが必要ということで敷居はやはり高い。

 というわけで3D立体視の現状はそう甘くない。このため日本のTV市場における各メーカーは「どの3D表示方式が本命か」という問題が解決されるのを虎視眈々と見極めている情勢であったが、ここにきてフレームシーケンシャル方式が本命となったようだ。フレームシーケンシャルというのは、右目用、左目用の映像を1フレームごとに切り替えて表示する方式で、視聴者はシャッター方式メガネを装着して映像を見る。PC向けとしては、既存の「NVIDIA 3D Vision」がこの方式だ。モニター側には120Hzの表示能力が必要となるが、今後、多くの120Hz対応モニターが発売されると見込まれているため、最もスタンダードな存在になることだろう。

詳しい情報はこちら。
海外ゲームレビュー「James Cameron's Avatar: The Game」 - GAME Watch

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「Blu-ray 3D」の規格化完了。フルHD 3Dを家庭で実現

2009年12月24日 | 新政策
 Blu-ray Disc Association(BDA)は17日(現地時間)、「Blu-ray 3D」の規格が完成したと発表した。

  Blu-ray Discに記録した3D映像の再生/表示を実現するための規格で、ハードウェアとソフトウェアの双方の規格を固めた。Blu-ray 3Dでは、左目/右目のそれぞれに1080pのフルHD映像を用意し、ディスクに収録、プレーヤーで再生するためのフォーマットが決められている。対応のテレビであれば、液晶やプラズマなどの方式を問わず、3D表示が可能となる。

 今後登場するBlu-ray 3D対応プレーヤーでは、2Dの再生にも対応。また、Blu-ray 3Dのディスクは2Dのみ対応のBDプレーヤーでも2Dの映像として再生できる。なお、PlayStation 3はシステムソフトウェアのアップデートで全数がBlu-ray 3Dに対応する。

 Blu-ray 3Dでは、Multiview Video Coding(MVC)と呼ばれるMPEG-4 AVC/H.264を拡張した、コーデックのエンコーディングを採用。MPEG-4 MVCにより、右目/左目用の2つの映像を用意しながら、通常の2D収録コンテンツに対し50%程度のデータ容量増で3Dを実現できるとする。

 また、グラフィックの強化も図られ、ナビゲーションメニューや字幕の3D対応が行なわれている。Blu-ray 3Dの仕様は、メーカーやコンテンツプロバイダに順次提供される。

詳しい情報はこちら。
「Blu-ray 3D」の規格化完了。フルHD 3Dを家庭で実現 -AV Watch

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ソニーとRealDが家庭向け3Dの共同推進で提携

2009年12月22日 | 企業情報
 ソニーは18日、家庭向けの3Dを共同で推進するパートナーシップを米RealDと締結した

 このパートナーシップには、ソニーがRealDの立体映像フォーマットや、アクティブ方式、パッシブ方式の3D視聴用メガネの製造ノウハウ、その他関連技術ライセンスを受けることが含まれている。両社は今後、家庭用の高品位な3Dエンターテインメントの実現に向け共同で取り組んでいくという。

 ソニーが2010年に製品化予定のBRAVIAでは独自の液晶パネル駆動技術を用いてフルHD 3Dに対応予定だが、この3D視聴用メガネにはRealDの技術を採用する、なお、Blu-ray Discを使った3D「Blu-ray 3D」への対応については、ソニーは240Hzの液晶パネルを使ったフレームシーケンシャル方式とアクティブシャッターメガネの採用を予定している。

詳しい情報はこちら。
ソニーとRealDが家庭向け3Dの共同推進で提携 -AV Watch

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プラネックス、iPhoneからも映像を確認できるネットワークカメラ

2009年12月21日 | 新製品
 プラネックスコミュニケーションズは、PCや携帯電話に加えて、iPhoneからも撮影画像を確認できる無線/有線LAN両対応のネットワークカメラ「CS-WMV04N」を12月下旬に発売する。標準価格は3万9900円。

 「CS-WMV04N」は、130万画素の1/4インチCMOSセンサーを搭載したネットワークカメラ。PCからはWebブラウザー経由で撮影映像のモニタリングが可能で、携帯電話では静止画像で確認できる。また、App Storeから無料でダウンロードできるiPhoneおよびiPod touch用アプリケーション「PCI VIEWER」を使って、iPhone/iPod touchからの映像確認やパン・チルト操作も可能だ。なお、「PCI VIEWER」を使用しない場合は、静止画像による確認になる。

 画像圧縮形式はMPEG-4とMotion JPEGで、撮影解像度はMPEG-4が最大1024×768ピクセル、Motion JPEGが最大1280×1024ピクセル。静止画のファイル形式は、MPEG-4撮影時がBMP、Motion JPEG撮影時がJPEG。

 機能面では、水平方向が355度、垂直方向が120度のパン・チルト機能、オートホワイトバランス、動体検知機能、スケジュール録画機能などを用意。また、SD/SDHCカードスロットを備え、SD/SDHCカードに保存した画像をWebブラウザー経由で確認できる。なお、付属のユーティリティでは、最大16台までネットワークカメラを管理できる。

詳しい情報はこちら。
プラネックス、iPhoneからも映像を確認できるネットワークカメラ -BB Watch

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VLCプロジェクト、Mac OS X担当のアクティブな開発者数がゼロに

2009年12月19日 | 新現象・新技術
VLCプロジェクトのMacOS X担当部門が深刻な開発者不足に陥っているそうだ。

現在MacOS X担当のアクティブな開発者は全くいないとのこと。開発者がいないためもちろんUIや64ビット版開発などが中断しており、このままではリリース 1.1.0を最後にMacのサポートは終了してしまう恐れもあるという。VLCでは「開発におけるラーニングカーブを考慮すると、危機的な状況にあるといっても過言ではない」と非常に危惧しており、開発者を募集しているとのこと。

詳しい情報はこちら。
VLCプロジェクト、Mac OS X担当のアクティブな開発者数がゼロに - スラッシュドット・ジャパン

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ポータブル立体スキャナー「OptiNum Color」

2009年12月18日 | 新製品
<object width="560" height="340"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/2zdemz2RK9A&hl=ja_JP&fs=1&"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param></object>

<object width="560" height="340"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/-og2ZJ0z2QU&hl=ja_JP&fs=1&"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param></object>

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世界初の生体義指ソリューション ProDigits、日本円で最大650万円程度

2009年12月11日 | 新製品
義腕、義手などを手がけてきた英国Touch Bionics社が、世界初を謳う操作可能な生体義指ソリューション ProDigits を発表しました。基本的な仕組みは同社のこれまでの製品と同じで、筋電気センサや圧力センサを用い、体からの信号に応じて動作します。さらに、ものを適切につかむためのセンサも搭載。利用するのにいわゆる「手術」は不要で、筋肉信号や圧力に応じてどのような動作をするかは医者がワイヤレスに(Bluetoothで)設定できます。

ProDigitsではどの指をどのように補完するかカスタムメイドになっており、利用者にあった動作が可能になっています。利用者の声を転載すると、例えばMichael Baileyさんは「装着して5分間できちんと動くようになった」「まるで本当に繋がっているみたいで、まるで自分の一部分になったかのようだ」。

またMaria Antonia Iglesiasさんによれば、ProDigitsは「夢のよう」に動作し「これまでは水の入ったグラスを持つというような単純なことさえできなかった。しかしProDigitsのおかげで、簡単にできるようになった」。これまでは難しかった、字を書くことも可能になったとコメントしています。

詳しい情報はこちら。
動画:世界初の生体義指ソリューション ProDigits

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NTTら,40Gビット/秒のアクセス速度を実現する光通信技術を開発

2009年12月10日 | FTTH
 NTT(持ち株会社)とNEC,NTTコミュニケーションズは2009年12月8日,情報通信研究機構(NICT)の委託研究として,複数波長を束ねることで,40Gビット/秒のアクセス速度で広域ネットワークをオンデマンド利用できる技術を開発したと発表した。

 NICTの実験環境「JGN2plus 光ファイバテストベッド」を用いて,1秒間で映画1本分に相当する大容量映像データを配信する実証実験に成功した。またNTTは,100/40Gビット Ethernetを広域光転送網OTN(Optical Transport Network)で運ぶ「100GE/40GE over OTN」を国際標準化し,OTNフレームを並列展開して波長の束で運ぶ技術を世界で初めて実証したという。

詳しい情報はこちら。
NTTら,40Gビット/秒のアクセス速度を実現する光通信技術を開発 - ニュース:ITpro

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東芝、CELL REGZA「55X1」を12月10日発売

2009年12月09日 | 新製品
 株式会社東芝は、メディアプロセッサ“CELL”を搭載した液晶テレビ「REGZA(レグザ)」のフラッグシップモデル「CELLレグザ 55X1」の発売日を12月10日に決定した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は100万円前後の見込み。

 また、「アクトビラ ビデオ・フル」と「テレビ版Yahoo! JAPAN」、「ひかりTV」などのブロードバンドサービスについては、2010年2月にソフトウェアのバージョンアップにより対応することもあわせて発表した。

  10月の製品発表時には、アクトビラとYahoo!については発売時に、ひかりTVは2010年1月にアップデートで対応予定としていた。しかし、これらのブロードバンドサービスについても「ネット超解像技術」を適応可能にするなどの機能強化を図り、2月にアップデートで対応することとした。このネット超解像を利用することで、ネット映像特有の圧縮ノイズを検出/分離/補正し、大画面にあわせたクリアな映像を楽しめるという。

 55X1は、PlayStation 3にも搭載しているメディアプロセッサの「Cell Broadband Engine」を搭載した液晶テレビで、同社のREGZAシリーズ最上位モデル。アルミボディのディスプレイ部と、メディア処理回路や Cell、11系統の地上デジタルチューナ、3系統のBS/110度CSデジタルチューナ、1系統の地上アナログチューナ、3TB HDD搭載したチューナ部から構成される。

詳しい情報はこちら。
東芝、CELL REGZA「55X1」を12月10日発売 -AV Watch

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HD映像無線伝送のAMIMONが新戦略、無線LANチップ・ベンダーにIPをライセンス

2009年12月08日 | 通信市場
 あなたは、無線チップを手掛けるスタートアップ企業を経営していると想像してみてほしい。創業して5年たち、日本の大手テレビ・メーカーを顧客に持つようになったが、その大手テレビ・メーカーは最新機種への採用を見送った。現状は、このように悪戦苦闘中だ。市場は今のところ、「宅内の複数の部屋に、ハイビジョン映像を非圧縮で無線伝送する」という、あなたの企業の独自技術の強みを十分に理解していない。

 さあ、あなたならどうする。

 このような状況に置かれているのが、イスラエルAMIMON社だ。「WHDI(Wireless Home Digital Interface)」と呼ぶ、5GHz帯を使った無線通信技術を開発した企業として知られている。

 彼らの出した答えは、注力する製品とビジネス・モデルの変更だ。具体的には、注力する製品をテレビ受像機からパソコンに変更する。さらに、同社の IP(Intellectual Property)を無線LANチップのベンダーにライセンス提供することになった。これまでは、同社だけがWHDI技術に対応する無線チップを販売してきた。方針は変更したものの、ハイビジョン映像を宅内で無線伝送する技術開発は継続する。

詳しい情報はこちら。
HD映像無線伝送のAMIMONが新戦略、無線LANチップ・ベンダーにIPをライセンス(前編) | EE Times Japan

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LG Display、3D対応の23型フルHD液晶パネル量産を開始

2009年12月07日 | 新製品
 韓国LG Displayは3日、フルHD解像度の3D対応23型TFT液晶パネルの量産を開始したと発表した。「フルHDの3D液晶の量産は世界初」としている。

 この液晶パネルは、シャッターメガネを利用する3D方式を採用。同社が特許を持つ高性能3Dコントローラにより、従来のHD 3D製品に比べ2倍以上のデータ量を処理でき、フルHD映像にも対応した。また、パーツに銅バス線を採用したことで、画質の向上も図っている。なお、パネルは3Dと2Dのどちらも表示可能で、ユーザーがモードを切り替えて利用できる。

 同社は、フルHDの3D対応パネルを商品化することで、ゲームや映画、アニメなどの3Dコンテンツ市場の活性化を図る。なお、韓国では、政府の放送通信委員会において、地上波での3D放送のトライアルを2010年後半に行なうことが計画されているという。

詳しい情報はこちら。
LG Display、3D対応の23型フルHD液晶パネル量産を開始 -AV Watch

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日本TI、世界初のスポーツウォッチ型組込み開発ツールを発表

2009年12月02日 | 企業情報
日本テキサス・インスツルメンツは、世界初のスポーツウォッチ型開発ツール『eZ430-Chronos』(イージー430 クロノス)を発表しました。手軽なMCU開発ツールとして人気の『eZ430™』シリーズの画期的な新製品です。
『eZ430-Chronos』により開発者は、容易にTIの『CC430』MCU(マイクロコントローラ)に統合された各種機能や、その特徴である超低消費電力性能、ワイヤレス機能を利用することが可能です。参考価格は49ドルです。

『eZ430-Chronos』には、ワイヤレス・ネットワーク関連の各種アプリケーションの開発に必要なハードウェアとソフトウェア一式が含まれ、プログラミング経験に関わりなく、開発者はすぐに製品開発に取り組むことが出来ます。また計測やモーション・コントロール用の各種センサを搭載しており、近距離ワイヤレス通信用センサのセントラル・ハブとして使用可能です。このため『eZ430-Chronos』により、歩数計や心拍数計などのデータをリアルタイムに取得することができます。さらに『eZ430-Chronos』開発ツールには、無線通信設定やPC接続のためのUSB-RFアクセス・ポイントも含まれ、また評価や設計、コミュニティでの共同作業を容易にする量産向け各種オープンソース・プロジェクトも利用可能です。

詳しい情報はこちら。
ニュースリリース - 日本TI ― 世界初のスポーツウォッチ型組込み開発ツール、『eZ430-Chronos』 - TI

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