NTTがXR戦略を発表した。IOWN構想の重要なアウトプットの1つとして、グループを挙げてXRビジネスに取り組む。2~3割の市場シェアを獲得し、XRビジネスのリーダーとして存在感を発揮していくことを目指すという。
「XRをスマホの次の生活インフラととらえ、B2BもB2Cも全方位でやっていく。B2Bではシステム開発を行うNTTデータやシステムインテグレーションを提供するNTTコミュニケーションズなど、B2CではNTTドコモが中心になりビジネス全体を拡大していきたい。NTTはグループ全体の旗振り役としての役割を担っていく」
既にNTTのXRプラットフォーム「DOOR」による取り組みは、2021年4月開催の「ニコニコネット超会議」でのXR空間での歌舞伎公演など、いくつか生まれている。直近では9月30日から始まる「TOKYO GAME SHOW」において、電通との協業でVR空間における広告手法についてのテストマーケティングを実施する。
「XRのコンテンツ市場は2025年に5000億にもなると言われている。NTTグループとして、その2割か3割くらいの数字を取っていかないと、存在感を発揮できないと議論をしているところだ。デバイス市場もかなり大きくなる。デバイス市場も取っていきたい」とNTT 経営企画部門 XR推進担当 担当部長の山下博教氏は語った。
(注)XR(Extended Reality)とは、現実世界と仮想世界を融合する技術を総称した言葉です。現実では体験できないようなことがシミュレーションできるといった魅力から、今後、ビジネスシーンの幅広い分野で活用が期待されています。XRは、「VR」「AR」「MR」といった画像処理技術の総称です。
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