まらずもうデータベースに通算休場回数をのせました。
<通算休場数上位10名>
1 | 勢稀の里 | 198休 |
2 | 萬海 | 140休 |
3 | 佇海 | 125休 |
4 | 蒼狼 | 118休 |
5 | 両玉国 | 97休 |
6 | 池男王子 | 91休 |
7 | 大松嶽 | 81休 |
8 | 下呂泉 | 72休 |
9 | 玉太田 | 60休 |
10 | 大富士葱 | 59休 |
よほどのまらずもうマニアでもないかぎり、こいつだれだよ?という名前が並んでいますね。一般のファンにも有名なのは幕内でそれなりの実績がある蒼狼と池男王子、序ノ口デビューでコツコツ十両まで上がったのが萬海、くらいでしょうか。引退宣言をしないでずるずる番付が落ちていくと幕下スタートで42休ほど上積みされるので、だいたい30~40休くらいの力士が多い印象ですね。それ以上の休場回数を稼ぐにはちょっと出場して番付をあげ、また休む、んでちょっと出る、みたいな工夫が必要になります。
しかし勢稀の里の198休というのはすごい記録ですね。このひとは毎場所1番くらいづつ出場してたので、序ノ口に落ちたあとも、なかなか番付から消えずに休場回数を伸ばしつづけたという感じです。序ノ口在位21場所というのはまらずもう記録になります。
3位佇海の125休というのは震災時の特例ですね。東北出身で安否不明ということでえんえんと番付に名前が残り続けました。ご心配されるむきもあると思いますが、元気にやっているようです。わたし(玉椿)とは高校の剣道部~大学の剣道サークルとずっといっしょで、彼は若い頃は素直で純朴で正義感の強い左寄りの青年でした。大学生のころ酒席で「慰安婦おばあさんの話をきけ!」って説教されたこともあるほどです。最近はマスコミ業界で苦労しているのか、ネット上に『「ここは北朝鮮か!」言論弾圧進む韓国 “慰安婦の事実”を報じたら起訴?』などと若い頃の主義主張と正反対の記事を書いていて、個人的にしみじみとした感慨を味わっています。
ちなみに、休場0回、というのは雲虎・摩羅の川・播潟・琴金舟の4人のみ。雲虎も摩羅の川も全盛期にすっぱり引退するとう引き際のきれいさが、こういうところにも表れてますね。ただし雲虎と摩羅の川は不戦敗(休場にはカウントされない)が1回づつあるので、ほんとに一度も休んでいないのは、(デビュー直後の琴金舟を除けば)まらずもう史上播潟ただひとりです。地味ながらすごい記録ですね。