○毛呂乃(9-0)
終盤戦、最後の1週間にはいり、いよいよ加速するかと思った矢先、不穏な空気が立ち込めはじめた。「大変不本意ながら、まあまぁ立ちました」と負けにも等しい表情での勝利報告。どのあたりが不本意だったのか訊かれると「当然立ったことです」。
俄かにしんじられない。日々奇想天外な状況に我が身を追い込み、予想外、規格外のプレイから立ってきた毛呂乃が、何もせず普通に寝て当然朝勃ちしただけとは。それはさぞや不本意に違いない。名古屋場所が七月最終週までずれ込むという異例のスケジュールが影響しているのか、今週はもしやいつも通りの激しいプレイができないのか。当然のように勃っていながら、これだけ不安にさせるのも毛呂乃ゆえだが、俄かに暗雲も勃ってきた。杞憂に終わればいいのだが。
●玉椿(1-8)
3日間休んでひさびさの出勤。夜勤の日は負けるのが当然と思っているのか、やる気のない態度で1時間の仮眠をとり、目覚めて股間を確認して「ほら、やっぱり負けた」。惰性で土俵に上がっているだけの、あまりにひどい相撲。まらずもうへの集中力が完全に切れている。