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優勝インタビュー(十両:汚痔の山)

2011-04-06 08:04:03 | 力士にきく

― 新十両で見事全勝優勝を達成、期待の新星・汚痔の山関にお話を伺います。> 優勝おめでとうございます。 

(汚痔の山) 「ごっちゃんです。」 

 

― 幕下以下では圧倒的な強さを見せていた関取ですが、15日連続の取組となるとどうか?という不安は、観ている側はずっとありました。それが幕下時代と変わらぬ強さ、いや、幕下時代を大きく上回る強さを見せての土俵、三日目にははやくも全勝宣言が飛び出しましたが、どのようなお気持ちで土俵に上がりましたか? 

(汚痔の山) 「もちろん私自身15日連続での取り組みは初めてでしたので場所前と言うか、先場所終了後十両昇進が決まった時点から不安は抱き続けていました。 が、今回はカリ・フォルニア遠征直後に震災に見舞われ、あの日から所謂「ゾーン」に入っているのだと思います。 ですので場所中は15日連続と言うことはあまり気にかけませんでしたし、終ってみれば結局日々の積み重ねが15日の本場所なんだと言うことが良くわかりました。 」

 

― 関取は相撲道の追及に意欲的なことで知られ、そのあたりが強さの秘訣だとは思うのですが、ぜひその辺、いくつかお伺いしたいと思います。まず場所前は「カリ」フォルニアまで出稽古に行かれたとのことですが、このあたりの目的・成果などは? 

(汚痔の山) 「カリ・フォルニアではむしろまら相撲から全く遠ざかって過ごしました。 道を究めると言う事はある意味非常に近視眼的な物の見方に偏りがちですので、ある時は求道とは違う事をしてみると言う事が結果的に新しい道を模索する際の広がりを助けることになるのだと考えて13日間まら相撲から離れてみました。 結果は幾重にも重なった勝利のパターンを見出した今場所の私の取り組みを御覧頂けた事で皆様にも納得して頂けたのではないかと自負しております。 」

 

― 性的欲求から生理的欲求へシフトしての円熟の取り口、「利尿作用のある飲み物作戦」を多用されていましたが、相撲においてビールとコーヒー、どのような違いがあるでしょうか? 

 (汚痔の山) 「どちらも一長一短と言ったところですが、寝しなのコーヒーは夜更かしに繋がり、翌朝の立合い時間が不規則になると言うデメリットを含みますし、ビールに関しては飲み過ぎると場所中である事すら忘れてしまうと言う危険と背中合わせです。 また、利尿作用に頼りすぎると今場所の自分の様に膀胱圧力慣れしてしまうと言うスランプに陥ることになりまして、15日連続ではこの部分では非常に良い勉強をさせていただきました。 やはりまら相撲本来の性的な戦いを基本に据えていかなくてはならないと思っているしだいです。 」

 

― 得意の利尿作戦で不利な体勢になっても、そこから意識を淫夢タイプにシフトして立て直すなど、幅広い取り口が見られました。「生がダメなら再び性へ」、まさに「二枚腰」と評価されています。勝負をあきらめず、また排尿をも堪える強い精神力、飲み物の選択から、いざとなれば即座に妄想を膨らませられる高い技術、そして半世紀経っても衰えを知らず、むしろさらに上向きなまら本体、と心技体備わっていなければこのような相撲は取れないと思いますが、今場所特に重視されたのは「心・技・体」のうちどの面でしょう? 

 (汚痔の山) 「今場所は前述いたしましたとおり、利尿に頼りすぎた部分がありました。 従来でしたら負けは負けで諦めていたところだったと思いますが、『自分が被災地にに向けて今何ができるか?』と考えたときに、被災された関取や横綱が頑張っているのに負けるわけにはいかないと言う思いで、今場所は従来以上にがんばれたと思います。その意味では今場所の自分を支えてくれたのは『心』に他ならないです。」 

 

― 来場所はいよいよ幕内、関取をこの世界に導いた横綱・雲虎関と、ついに同じ土俵で戦うことになります。また、大相撲では十両で15戦全勝を記録した力士はわずか4名、この4名はすべてのちの横綱・大関です。来場所以降、幕内力士としての目標、お聞かせください。 

(汚痔の山) 「そうですね、雲虎関と同じ土俵で戦うことが私を見出してくださった横綱への恩返しになると考えて精進してきましたが、ここから先は雲虎関を一日も早く引退の引導を渡すことが私の使命だと思い、それを新たな目標に頑張っていこうと思っています。 序の口からのデビューを選んだのも学生横綱の様に途中からぽっと幕内デビューなどせずとも十分に経験を積んで頂点を目指すと言う醍醐味を味わいたかったからですが、当面は三役を目指して頑張ります。 」


― それではさいごにファンの皆様にひとことお願いいたします。 

(汚痔の山) 「ファンの皆様、まら相撲は年齢の限界が無い競技です。 まら相撲ファンならば一ファンにとどまることなく出来れば力士としてまら相撲を堪能されていただければ思います。 来場所も全国1億の高齢まら相撲力士予備軍の為に戦いますので応援、入門よろしくお願い申し上げます。」

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