新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

まだまだありそう、地域の焼きそば

2024-02-11 23:47:06 | 食文化

このところ横手焼そばを食べ歩き、空いた時間で焼きそばのお勉強をしていますが、調べてみると、他にも地域限定の焼きそばがあるようです。かつてB級グルメの人気がうなぎ登りになった2010年頃、続々とB級グルメのイベントに地域の焼きそばが出てきました。黒石つゆ焼きそば(1960年頃~)や、釜石焼きそば(1950年代~)辺りは歴史もあるものでしたが、一方で北見塩焼きそば(2006年~)のように街おこしのために新たに開発された焼きそばも多く見かけられました。

B-1グランプリに出て来て、知名度を上げた焼きそばもありましたが、それ以外にもそこまで積極的でなく、地元に根付くことで長く続く焼きそばが、あることもわかりました。近い所では新庄。地元では鳥モツラーメン推し、山形県全体でも蕎麦やラーメンの需要が高い中で、数軒ですが独特な焼そばを出しているようです。量多めで干しエビが載り、パツパツ麺とのこと。

また酒田ラーメンで知られた酒田・余目地区にも「あとかけソース焼きそば」なるものがあるとのこと。以前テレビでも扱われて人気になったとのことですが、勉強不足で知りませんでした。こちらは味付けなしの焼きそばに食べる人間が食べる時にソースをかけるとのこと。

料理する人間にとっては、「これにはこの味があう」と思って味付けをして提供するため、後から味を変えると云うのは邪道だと思っていましたが、近年量を食べる人にとっては「味変」は普通の行為?このあとかけソース焼きそばは、その味付け事態を客任せにしており、かつて焼きそばが子供たちのおやつだった時代に、いかに安くするかなどを考慮して生み出された料理なのでしょうか。発祥の理由としては、昔のソースは火を通すと劣化するため、なんて話になっていますが、それぞれ非常に興味深いもので、春になったら足を運んでみたいと思っています。(写真は北見のオホーツク塩焼きそば、だいぶ昔の写真です)

のち一時のち

 

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