新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

大雨2日目、集落の西で避難指示

2024-07-25 23:59:45 | 季節

昨晩の夜半頃から雨がここ、大曲でも激しくなり、トタン屋根を打つ音がうるさくて寝付くのも苦労するほどでした。朝になっても雨は降り続き、8時に当YHのある藤木集落の雄物川沿いの地区(当YHから1.2kmほど)のところで避難指示が出、地区の大曲南中と藤木公民館に避難所が開設されました。過去に何度か大雨はありましたが、避難所が近くに設置されたのは初めてのこと。

またgoogleの渋滞情報を見ると、当YHのある地域から大曲駅に向かう途中、直線農道の先で旧国道と交わる追分交差点の脇の上総川が増水し、どうも交差点手前で通行規制が朝、出ていたようです。避難指示が出ていた地区はこの交差点周辺の民家もあるようでした。また角間川地区の新しいバイパスも、横手川出口付近で水没したようでした。

河川国道事務所のライブカメラでは先の上総川の雄物川の水門が閉まっており、雄物川もかなりの増水中。昼間に見たら、水門周辺にポンプ車が止まって、排水作業が始まっていました。

幸いなことに当YHは被害はありません。ご要望があれば、営業中ですが、今秋田山形に来られるのは、いろいろと大変かもしれません。今晩も激しい雨が続くとの予想で、被害が増える可能性が大。帰路でこれから南に帰られるというなら仕方ありませんが、往路でこれからスタートと云う方は、経路を再検討された方がいいかもしれません。

今晩お泊りのお客様には2階の客室を使って頂き、もしかしたら夜中に避難のためにたたき起こすかもしれないと云う旨を伝えました。大仙市のハザードマップでは、田んぼの真ん中なので、がけ崩れの心配はありませんが、50-100cmほどの浸水の可能性があるとなっています。増水(越水)する雄物川からは1.2kmほどありますので、激しい激流が襲い掛かってきたり、流されたりするほどでなく、ヒタヒタと浸かる感じを想定しています。

避難所指定の公民館も中学校も最大2階建ての建物で、高さで言えば当YHや周辺民家と大差ありません。流れの強い場所だと頑丈な建物に、となるのでしょうが、ヒタヒタと来るのであれば、建物の強度はあまり関係ないかもしれないと思っています。避難所には幾ばくかの水や食料などの緊急物資があるかもしれませんが、当然集落全員分を賄うほどでなないので、当YHの2階に垂直避難をまずは考えています。(水没回避で外出を避けているので、ろくな写真がありません)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大雨1日目、テレビの音が聞こえない雨

2024-07-24 23:55:12 | 季節

天気予報ではかなり怪しげな天気とのことでしたが、昼過ぎに夕立のような激しい雨の後、夕方には沈静化。雨雲レーダーをみると、濃い雨雲が秋田県を上下に動いており、昼過ぎの夕立の頃には田沢湖周辺などでかなりの降水量だったようです。

今日のお客様は、予約の際に外作業の仕事の方との話でした。最近、外関係の仕事の人は、暑さによる熱中症予防だけでなく、人手不足解消のための労働条件の改善(労働時間の短縮化)などもあるようで、陽が長い今の時期でも午後4時頃には作業終了になることもあるようですので、早ければ5時頃には到着かなと、想定していました。

まして、午後の激しい雨で、早めに切り上げることは十分考えられましたので、3時には来るかと本日は想定して準備していたところ、3時前には到着となりました。概ね受入れ準備は出来ていましたので、ホッと一安心。

旅行のお客様であれば、夕食後に翌日悪天候が予想されている場合は、それを前提にどうするかの相談に乗るのですが、仕事で来られた方の場合、こちらが口をはさむ隙間はありません。ただ気になるのは、翌日作業があるのか、ないのか?ないなら出発時間が何時頃になるのかが、ある程度わかると、こちらもそれに合わせて動くことが出来ますし、事前に行動のイメージトレーニングをしておくことが出来るので助かります。

夕方からはこちら大曲では激しい雨でテレビの音が聞こえないほどでしたが、短時間で止むことが多く、そう心配するほどではありませんでした。でも少し南の横手、湯沢方面や沿岸のにかほ、由利本荘で集中豪雨になり、沿岸の本荘で堤防決壊、横手IC付近で冠水との話、さらに遅い時間には鳥海山を挟んだ酒田、新庄方面でかなり激しい雨が続いているようです。

明日には被害状況がわかるかと思いますが、大きな被害がなければと思います。道路、鉄道の被害は、これからの夏休み期間の旅行者に直接、影響が出てしまいます。

一時のち

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

消防の立入検査

2024-07-16 23:11:07 | 経営

本日はこの時期恒例の消防署の立入検査がありました。夏休みの繁忙期前、特にここ大曲では夏休み期間の最後に、大曲の花火があり、どの宿泊施設も満室になる状態ですので、この時期に事前検査が入ります。

電話で日時を事前に指定されますので、問題があっても改善する余裕がありますが、当YHはここ数年大きな修繕や変更はありませんし、年2回、業者による消防点検も入っていますので、特段準備することもなく、入念な検査も今回も問題なくパスとなりました。

大きなホテルや公共施設ではマル適マークが掲示してあるところがありますが、当YHのような小規模の施設ではマル適マークは出ません。泊まられたお客様はあまり気にしないかもしれませんが、見た目は古めの民家ですが、押入れの裏などにも火災報知器が付いていたり、壁紙は全て難燃材使用となっていますし、年2回の業者検査は結構な出費になりますし、実はお金がかかっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

次は秋田県史を

2024-07-15 23:09:16 | 秋田古代史

本日3連休最終日で、結果的にこの3連休は普通の週末状態。というわけで時間はたっぷりありましたので、昨日までの横手市史のお勉強は、中世に入り、その先はまだコピーを取っていなかったので、次は同じ時に写しを取ってきた秋田県史でまたヤマト王権時代に遡りとなりました。

横手市史を最初に読み始めたのは、出版が平成20年(2008)と比較的新しいものだったためで、次の秋田県史は昭和52年(1977)と出版されて45年ほどたち、その時代の最新情報で書かれたものですが、時と共に研究や発掘がいろいろ進んで、当時の説が今では異なる解釈になったりするケースも出ているようです。とはいえ、横手市史だけでお勉強すると、偏った知識になる可能性もあり、幾つかのものを見て、どれが共通した「常識」で、どれが独自の「見解」なのかを知る必要もあります。

今の出版物は、ほぼすべてがパソコンなどのデジタルツールで作られたものですが、県史の出版された時代はまだアナログ時代。「あった」が「あつた」と写植されていたり、古い言い回しが多く、昨今では使わないような漢字が使われていたりと、打ち込みも一苦労。さらに古い文献をそのまま引用するケースも多く、漢字を探すだけでも大変です。

そのため、打ち込んでいる間に書いてあることや横手市史と比べたりと、頭を巡らすまで行き届かず、ひたすら打ち込みに専念するような状態になっています。新旧の本を比較するのは、ある程度作業が進んだ後に、別枠で行う必要がありそうです。やはり今回形にできるのは、来春位までかかってしまいそうです。それでも1000年を超える時間を知ろうというのですから、半年ぐらいでは乱暴な話とも云えそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横手市史は古代から中世に

2024-07-14 23:07:48 | 秋田古代史

先日から読んで(打ち込んで)いる横手市史はページが進み、古代から中世に入ってきました。学生時代に授業などで勉強した時には、古代と中世の時代の区分なんて言うことは学んだ記憶がありませんし、区別する必要もそう感じませんでした。

調べてみると、武家社会の到来=鎌倉幕府成立というのが大雑把な考えのようですが、厳密には後白河上皇の院政開始(1087年)という政治史的区分や、武士の力が増すことになった保元の乱(1156年)とする考え方がその界隈では一般的になっているようです。

今回市史を読むにあたり、古代から中世へ移り変わるのは、大きな切り替わりポイントで、章が代わるだけでなく、どうも編者も変わっているようでした。古代編では考古学をやられている方が書いていたようで、先日も書きましたが、遺跡や出土品から状況判断をするために、細かい分析などの記述が多く、パスする局面も多くなってしまいました。

中世になると、古い文献も残り始めて、そうしたものの引用だけでなく、文章の感じが学校の先生が授業をしているような口語体になる場面が多く見られることや、編者の主観的な考えが前面に出ているところも見受けられるようになった気がしました。書く文章は内容は当然重要なことですが、それをどう表現するかということも、「読ませる」ためには大切な要素のひとつだと云うことを痛感しています。

のち

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

期待薄の3連休、初日

2024-07-13 23:05:58 | 季節

本日より初夏の3連休ですが、今年はカレンダーがあまりよくないようです。7月第三月曜が海の日で休みになりますが、今年は最も早い海の日(15日)になり、20日より前に海の日が3連休になると、学校の夏休みが始まっていないこともあるのか、まだ7月中旬だからなのか、過去の経験から見ると、夏休みの3連休ではなく、普通の週末状態で、ほとんどお客様が望めない状況になります。

今年はそういう状況ですので、テレビなどでは早くも浮かれた報道が多く、成田空港などの中継があったりしますが、当YHでは期待薄。実際に本日もどうにかお客様がいる程度で、来られたお客様の方が拍子抜けしてしまうようです。

先週続いた雨もこの週末以降、少しは良くなりそうなので、連休明けには少しは外作業をしないといけないようです。この時期を逃して8月になると、暑さもありますが、稲が開花して稔る時期で、盛大な草刈りは近隣の方に迷惑をかけるタイミングになってしまいます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋田県民のご先祖様は?

2024-07-12 23:04:38 | 秋田古代史

引き続き、横手市史を読むことで秋田県の歴史のお勉強中です。弥生/古墳時代から始まり、ようやく10世紀まで来ました。この間は古代の秋田県の歴史。学校で勉強した歴史の時間には、坂上田村麻呂が出てくるぐらいで、ほとんど日本史の教科書には書かれていません。

今回の歴史のお勉強では、今の秋田県民の御先祖様はいつ、どうやって秋田に住むようになったのか?というのがお勉強の目的。お勉強を始める前は、元々秋田にいた、とぼんやり思っていましたが、古代をお勉強すると、いろいろなタイミングで関東や信州、新潟辺りから移住してきた(させられてきた)ということを知りました。

古墳時代、ヤマト王権の勢力は、支配地としては富山-福島ライン辺りまでで、宮城や山形にも古墳は残っていますが、6-7世紀と築造時期が遅かったり、支配と云うより友好種族として文化交流があった結果と、近年ではされているようです。

その後、北や東に勢力を伸ばすために、新潟(渟足柵=垂沼)や(宮城)郡山柵(仙台)と云った先端地に砦を作って支配力を高めるとともに、関東などから移民(柵戸)を送り込んで人を増やすことで、「郡」という行政区域を確立すると云う方法を取ったようです。この政策は、大化改新(645年)以降成立した律令政府の東北経営の重要な政策とされ、10世紀まで、北は秋田県(秋田城)や岩手県(志波城)まで続きました。

また律令政府に服属した現地原住民(蝦夷・えみし)には、宴会でもてなしたり、朝廷から位爵や名前を与えたりという「飴」と、ごく属しなかった蝦夷に対しては、安倍比羅夫や坂上田村麻呂、文室綿麻呂といった鎮守府将軍たちによる征伐軍の派兵といった力による「ムチ」を振るったとのこと。文室綿麻呂という名前は、市史では「坂上田村麻呂に次ぐ有名な」と書かれていましたが、不勉強だったせいか、初耳でした。こうした征伐軍で兵士が送られ来た中にも、後に土着した、なんていう人も多くいたことと思います。

さらに、縄文時代から交易が行われていたということですが、この時代でも東北(から北海道)の物産は、京都などでは貴重品で、多くの商人が入っていたことも考えれます。東北が名馬の産地になったのも、7-8世紀からとの見方もあるようです。

一方で、律令政府による支配やいろいろな賦役、徴税などに不満が溜まり、度々叛乱がおきていたのも歴史の事実で、多賀城から胆沢あたりで活躍した阿弖流為(アテルイ)を典型として、その姿が勇猛果敢だったこともあり、この後の時代でどうしても現地原住民が野蛮人的にみられることになったようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨上がりのキュウリ大収穫②

2024-07-11 23:01:08 | 畑・工作

昨日までの大雨も今日には上がり、畑のチェックを兼ねて2回目のキュウリの大量収穫作業。連日の引きこもり、打ち込みで、畑は強制的に動くことを求められますので、気分転換にもなります。前回は5日に収穫したので、ほぼ一週間ぶり。きゅうりは水気を好みますので、連日の雨のおかげで腕ほどの長さにもなっており、バケツ一杯ほど収穫できました。。

これを保存しておく場所もないので、一気に漬け込み作業に突入。いつも通り洗って、皮を半分剥いて、半分にして種を取り出し、刻んで辛子粉などを加えれば出来上がり。半日ほど常温で、その後数日冷蔵庫で保存すれば食べ頃になります。その段階で冷凍庫で保存。

前回2.5kg、今回5.0kgほどになりましたが、あと3-4回は収穫出来てしまいそうです。冷凍庫の空スペースが足りるかどうか問題になってきました。

天気予報では週末から晴れが続くと云うものになってきましたが、早くも梅雨明けになるのでしょうか。

一時のち

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大雨で市内のアンダーパス全水没

2024-07-10 23:55:31 | 季節

先日、買い出しのついてに商工会に立ち寄り、8月の大曲の花火のポスターを調達してきました。8月になれば、次の10月の花火大会のポスターも出来上がるとのことで、早めに貰わないと、貰いそびれてしまいます。

さて、月曜夜から降り始めた雨は、昨日、今日と大雨警報が出続ける状態です。それでも当YH周辺は今のところ普段とほとんど変わらずで、大きな被害はありません。畑が心配ですが、芋掘りも終わっているし、駐車場脇の側溝は昨日の雨の中で掃除したこともあり、気分的には余裕です。

昨日は地元ニュースで市内6カ所あるアンダーパス6カ所が水没(の恐れ)で通行止めになったとか、国道13号ヤマダ電機近くで冠水とか、イオンの駐車場が水浸しで一部使用規制などという話が入ってきました。

大曲にアンダーパスが6カ所もあったかな?とついつい考えてしまいました。大曲駅近くの線路で2か所、角館方面の線路で数か所あるのはすぐに思いつきました。それ以外はどこだ?ということで探してみると、国道13号バイパスにいくつかあることがわりました。それこそ先に書いたヤマダ電機近くにあるようで、用途としてはバイパスで分断された田畑を行き来するため、というもののようで、バイパスを作った際に、交換条件として出したのでしょうか。一般の車はめったに使われる場所ではなく、高い費用をかけてよく作ったものだ、と思ってしまいました。

これだけの雨でしたので、外出は控えていましたし、わざわざ現場を見に行くということもしませんでしたが、出掛ける必要があるとしたら、こういった雨の日にはルートを考えないといけないようです。地元なら土地勘もありますが、観光などで来られていると、なかなか難しいようです。

週末には雨も上がるとのことなので、期待はしていませんが、3連休を楽しみしていましょう。

時々

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の週なので引きこもりかな?

2024-07-08 23:50:04 | 秋田古代史

今月に入って、雨の日が続き、今週はほぼ雨の予報になっていますので、外作業も厳しそうですし、すでに梅雨本番状態ですので、想定の範囲内。このために先週、図書館でお勉強のネタを集めてきました。

空いた時間にポチポチと入力作業。打ち込みしながら文章を読むことで、かなりじっくり読む形になっています。古い人間ですので、昔の勉強法は書いて覚える、というのが体に染みついているようで、書く代わりの打ち込み作業となっています。それでも数年前に鉱山のお勉強をした際、調子に乗って本2冊ほど打ち込みを行ったところ、指が腱鞘炎になってしまいました。それから老化も進み、集中力が続かなくなってきていることもあるので、今回はゆっくり作業する予定です。

市史を読むと云っても、古代、今回は弥生時代の後半、ヤマト王権あたりからスタートしていますが、どうしてもこれらの時代については、文献として残されているものが極めて少なく、学者の先生が市史を書く際にも、客観的証拠として遺跡からの出土品から推測するケースが多いようです。そのため市史でも出土品についての話や、遺跡自体の調査報告的なものが散見されますが、そこまでの細かい話は今のところあまり必要がなさそうですので、打ち込みの際に、ついつい省略となりますので、思ったよりも速いペースで進んでいます。

ただ、学者の先生の文章ですし、客観的証拠が少ない場合は、文章が回りくどいことも多く、イライラすることもあったりします。

のち

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする