新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

どこ行った?大学のユースホステルクラブ?

2023-07-31 23:21:17 | YH

先日の大雨以降、パッタリ雨が降らず、畑も悲鳴を上げて、数日は人工降雨機稼働となっていましたが、今日は午後に恵の雨。夕立状態かと思いましたが、その後も波状攻撃になり、日暮れ以降は雷までセットでついてきました。

さて、先日来られたお客様と話をしていたら、学生時代にはユースホステルクラブに入っていたとのこと。ちょうど当YHを開設したころに大学生だったようです。YHを始めた時に、大学のYHクラブがあるのかどうかをネットで調べました。一応、多くの大学にはそうしたクラブやサークルがあることはわかりましたが、その頃には旅行はするものの、YHを使うことはかなり少なくなっていたようです。

当YHを始めて19年、これまでほんの数えるほどのYHクラブのOBが来られましたが、現役大学生のクラブ員は皆無。旅行クラブや鉄道研究会、サイクリング部の利用は少ないながらもありましたが、名を冠したクラブ員の利用がない、というのは嘆かわしいことです。

かつて、九州の大学のYHクラブからは、学園祭で発表するためとのことで毎年アンケートが送られてきました。ここ数年そのアンケートも来なくなり、もちろんその大学のYHクラブから泊りに来た大学生はまだありません。

お客様と話していて、そうした時代の方でしたので、やはり旅行クラブになっていて、大学からYHを使わないなら廃部も検討するとの警告を受けたとのこと。笑い話のようですが、それが現実のようです。かつてYHは規則が厳しく、グループで泊まるには窮屈さを感じる、という意見も多くありました。その印象が残っているからなのでしょうが、現在残っているYHの大半が、かつての規則のほとんどがなくなっており、他の宿泊施設と同じように気軽に泊まれる施設になっていますので、YHクラブに入っている人からでも率先してYHを利用して欲しいものです。

のち

 


ワンオペの強みと限界

2023-07-30 23:19:44 | 経営

世の中では最低賃金の引き上げがほぼ決まり、全国平均で初の1000円越えとなり、秋田県は青森や沖縄と同率で全国最下位の853円から39円の引き上げになるとのこと。これはあくまでも最低賃金なので、どうしても人手が欲しいところなどは、もっと高い時給を足して募集しているのが現状。

でもそれが出来るのは、企業に力があるところだけで、中小企業や個人商店などは4%近い引上げは大きな負担になりそうです。当YHは、現在私一人で廻しているワンオペ(ワンマン・オペレーション)経営ですので、人件費の引き上げに悩むこがなく、また新型コロナ下でもどうにか乗り切れた要因のひとつでもあるかと思います。

ただこちらも高齢化が進んでいるのも事実で、開所当時ほどの持続力は望むべくもなく、記憶力もかなり衰えて来たという実感があります。たまたまここ数年は新型コロナの流行で個室利用、最低5名(組)で満室となっていましたので乗り切れましたが、その分怠け癖がついたこともあり、結局何とかやることになるかとは思っていますが、コロナ前のように15人を超えるお客様に無事に対応できるかどうか不安だったりもします。

また、当YHの人件費の問題はないものの、仕入や外注サービス、ハードのメンテなどの値上げは、今回の最低賃金の引き上げで今後も続く可能性が強くなり、政府がうまくコントロールできなければ、マッチポンプになることも想定しておく必要がありそうです。

政府、日銀は年率2%のインフレを目標としているようですが、各国の時給平均を見れば、米穀や豪州などでは2000円を超え、日本の倍前後。海外への労働力流失抑制や海外からの労働力流入を求めるなら、そうした水準まで引き上げる必要があるわけで、すぐにとはならないでしょうが、いずれ近い将来、今の最低賃金の倍になり、つれて物価も同様の動きになることを想定して、その環境下でYHの存在価値をどう保つかを今から考えておく必要があると思っています。


サボっていたツケ

2023-07-29 23:14:22 | 畑・工作

昨日はお休みした畑の水撒き。今日も気温の高い状態が続いたので、今季3回目の畑の放水作業。お客様に夕食を提供し、陽が暮れるまでの間に15~20分ほどの作業になりますが、軽装で出てしまうので、終わると腕や足が蚊の餌食になり、その後は虫刺され薬に塗れることになります。少しは回復の兆しも出てきましたが、それでもいくつかの株はダメになってしまったようです。

さて、その前にはこれも少し放置状態だったキュウリの収穫。ギリギリいい感じの大きさのものがバケツ一杯分。ほぼ全量辛子漬けに廻ることになり、夜にキュウリの処理。半分にして種の部分を取って、食べやすい大きさに乱切り。ザル2杯分、漬けてみたら今回も2キロほどになりました。これで今までの分と合わせて今年の成果は6キロほど。それでも今の時期に来て頂けるお客様に順調に使用していますので、もう2回ほど漬けることが出来るかと思っていますが、年末ごろまではなんとかなるかなという量のようです。


食用菊の水枯れ発生

2023-07-28 23:10:18 | 畑・工作

先週木曜までは連日の大雨、その後はパタッと真夏モードになり、気温も35℃近くまで毎日上がる日々。もう少しバランスを考えて欲しいものです。

一昨日、キュウリの収穫の際に畑をチェックしたら、暑さもありますが、数日雨が降らなかっただけで、食用菊がシナビタ状態になっていました。過去こんなことは殆どありませんでしたので、慌てて50mのホースを引っ張り出し、盛大に水撒き。15分ほど、人工降雨機となって、畑の水撒きをしました。

昨日、再度確認したものの、食用菊のへそ曲がりは治っておらず、2日続けての人工降雨機。もしかしたら手遅れかもしれません。黄色と紫色の食用菊1畝半ずつうえてありますが、それぞれ半畦分ほど、だめかもしれませんが、万が一のために今年も少し多めに植えてありますので、一応想定内ということで。

まだ当分雨が降らずに気温33℃超が続くとのことですので、引き続き人工降雨機が必要かと。


岩手県宮古まで遠征⑥ 観光資源のない街の観光振興

2023-07-27 23:07:57 | 観光地

先日の宮古までの遠征では、行く前日までにどこに立ち寄ろうかと事前勉強もしました。田老鉱山や大煙突は行く目的としていたので、無条件で行く場所の候補となりましたが、他に何があるのかと。

調べてみると、浄土ヶ浜は岩手県でも有数の観光地で、多くの観光施設があるようでした。また少し離れた岩泉には龍泉洞がありましたが、知られ過ぎていることもあり、あまり興味をひきませんでしたし、実際に行くことはありませんでした。それ以外に?と調べても、宮古街中にはほとんど観光資源と思われる場所はないようで、行く前には現地でどうやって時間を潰すかを迷うほどでした。

思えば、ここ大曲も似たような状態。夏の花火大会は有名ですが、それ以外で、となると、困ってしまい、つい六郷湧水群や角館の武家屋敷、横手のかまくらなどで話を濁してしまいます。車やバイクで来て頂いている方はいいのですが、公共交通機関となると、行ける範囲も限られるし、料金も時間もかかってしまうため、近隣観光地をご案内することも躊躇することがあります。

そうした地域では、丹念に探すなり、歴史や文化に裏付けされた場所もあると思いますので、行く前に少し勉強をしていくと、ガイドブックとは違った面白い場所がありそうです。


ヒシヒシと諸物価の値上がりを感じる

2023-07-26 23:50:11 | 経営

仕事柄、買い出しも仕事の一環で、お客様が多いと毎日買い出しとなります。そのため、いつも行く幾つかのスーパーでは、どこに何があるのか、値段はどのくらいで売られているのかは、大体頭に入っています。

昨年から、食品や日用品などで値上げの動きが強くなってきましたが、ここにきて特に目に付くようになってきました。マヨネーズでは以前は150円ほどでしたが、気が付けば250円になっており、箱ティッシュ(5箱)も200円台前半で特売されていたものが300円台になっており、お客様に出すわけではありませんが食パンや菓子パンなどのパン類も一つ20円程度一斉に値上がりになっていました(食パン78円→97円)。当YHのメニューにあるきりたんぽ(5本入)も気が付けば498円(以前は398円)。

電気、ガスなどの光熱費は、今年はビジネスの長期滞在のお客様が前半いなかったこともあり、前年よりも金額では減少しているので、値上がりのインパクトは感じられませんが、先月までの経営成績を分析してい見ると、売上に占める原価率が10ポイントも上昇。当YHの場合、原価の大半が食事の原材料費。売上減少が大きな理由ではありますが、諸物価値上がりの影響も少なからず出ているようです。

諸物価の値上がりはまだまだ続くと考えています。夏の間は据え置く予定ですが、今後更に厳しい状態になるようなら、宿泊代の値上げなども考えないといけないようです。


暑さのピークが来ている?!

2023-07-25 23:47:04 | 季節

先週後半から夏突入状態で、土曜日には北東北では平年より6日早い梅雨明け宣言。昨日、今日と隣の横手では35℃前後まで気温が上がるようになり、さすがに昼間に畑などの外で作業している人を見ることも少なくなってきました。例年、今頃が暑さのピークになり、お盆休みが終わる頃には涼しくなる予定ですので、もう少しの辛抱かと。

さて、先日の秋田県での豪雨被害はようやく被害実態が明確になってきたようです。旅行者に関して言えば、JRの運行状態ですが、秋田新幹線は通常通りの運航が既に始まっています。ただ遅延、運休でも返金する必要がない在来線は、まだ影響が残っています。北上線は横手~ほっとゆだ間の復旧は来月上旬頃の見込み、奥羽本線の和田~大曲間も来月初めの予定、五能線では来月中旬になりそうだとのことで、来月前半の秋田の竿灯祭をはじめとした東北の夏祭りの時期には、残念ながら影響が残ってしまいそうです。

先日来られたお客様は、秋田から大曲間は在来線の代替手段として、新幹線が乗車券だけで利用で来たとのこと。冬の雪による運休の際にも新幹線での代行輸送というのは過去にありましたが、途中下車できませんし、遅い時間には新幹線がなくなりますのでお気をつけください。


類は友を呼ぶ?!

2023-07-24 23:43:51 | 季節

今日は横手、角館で35℃まで気温が上昇、暑さを別にすれば快晴で、家に居るのがもったいないような天気でした。昨日はのんびりと掃除をしていたら、昼前にバイクが到着、宿泊のお客様が「もう着いちゃいました」とのこと。荷物だけおいて、また近場を廻りに行かれましたが、最近はチェックイン(16時~)よりもかなり早く来られるお客様が多くなっており、こちらも居れば対応できるのですが、時間直前に買い出しに出たりして、家を空けていることもありますので、早く来られる場合は一報頂ければ助かります。

さて、そのライダーさん。北海道帰りで今回で北海道のダムカードを全種類収集出来たとのこと。昨日も当YH到着前に、玉川、鎧畑ダムでダムカードを貰ってきたとの話。このところダムなどもお勉強していることで、ようやく話についていけるようになりました。

また先日のライダーさんは、青森から南下の方でしたが、青森では亀ヶ岡遺跡に寄ってきたとのことで、行ける時には古代史の遺跡や資料館に立ち寄っていると。こちらも先日青森まで足を延ばしてきたので、聞いていて話がわかり、少しはお勉強の効果があったかと思っています。

たまたまこちらも興味のある話を振ったら、そういう場所に立ち寄ってきたということなのでしょうが、お客様の興味のあることをお勉強して、細かな話題まで拾って回れば、またそうしたお客様に来て頂ける目的を提供できるかと考えています。そうしたことからすれば、どういうことに関心を持つ方がどれだけいるのか、ということも「効率面」から考えないといけないこと。過去にお勉強した鉱山などは、お話しするのは1年に1~2回と需要が少ない話題となっていますので、まだ手掛けてい中途半端になっているテーマがいくつかありますが、次のテーマの候補は何時でも考えておく必要があります。


岩手県宮古まで遠征⑤ 盛岡・宮古横断道路

2023-07-23 23:37:04 | 観光地

今日から6月に滞在頂いたビジネスのお客様が宿泊再開。ビジネスのお客様2名体制で、お盆前までの連続営業が始まりました。お盆の予約もパラパラ来ており、次にゆっくりできるのは花火(8/26)明けになりそうです。さすがにこの時期位は稼がないと、冬が乗り切れなくなりますので、遠出のことなど考えずに本業一途です。

先日の宮古ツアーでは、盛岡から国道106号を東に進みましたが、この道路は東日本大震災後の復興支援道路として、盛岡宮古横断道路という名前で整備が急速に進められ、一部旧来の国道の個所も残っていますが、7割程度は高速道路のような高規格道路での整備が終わり、盛岡宮古間を1時間半程度、それも全線無料で走れるようになっていました。途中には、旧国道にあった道の駅やまびこ館(川内)が中間地点にあり、ゴールの宮古でも道路の終点、宮古港にも道の駅があり、サービスエリア代わりに使えました。

宮古では三陸海岸を北から南に三陸道がこれも復興支援道路として急速に整備され、全線無料で使用できる状態になっています。今回宮古から田老まで三陸道ではなくあえて国道46号を走ってみましたが、対向車線はほとんど走る車はありませんでした。高速規格の道がタダで走れるので、旧国道が空いているのは当たり前のことなのでしょうが、特に道沿いにある店舗は津波や地震の被害よりも高速道の整備の方が死活問題になってしまっているところも多いかと思われました。

この盛岡宮古横断道路では、一部古い国道部分も残っていますので、その道沿いの店などはまだいいとして、小さな集落はバイパスで、曲がりくねった所はトンネルでパスするような設計になっているようですので、そうしたところにある店舗はどうするのだろうか、などと考えてしまいました。


岩手県宮古まで遠征④ 宮古魚市場で昼食

2023-07-22 23:31:03 | 観光地

ビジネスのお客様が始まると、それまでの自由奔放な生活から生活リズムを仕事中心に戻す必要があるため、当分の間は遠出はもちろん、外出もままなりません。まだそれまでの貯金があるので、ここに書くネタは少しありますが、すぐにネタ切れになってしまいそうです。

さて、先日の宮古まで遠征ツアーでは、一般受けするところも少しは見てきました。せっかく太平洋に来たのだし、到着が蛭だったので、いつもならコンビニでおにぎりなのですが、この日道の駅のメニューの海鮮丼に釣られました。でも2000円近い値段だし、混んでいるようなので、道の駅を避けて、向かいにある宮古魚市場の食堂に。

こちらは宮古丼という海鮮丼風で1100円。そんなに混んでいないのに、並ぶこと45分。どうにかありつけました。ホタテ、サーモン、マダラの切り身が乗ったどんぶりを美味しく頂きました。道の駅ではほとんどが観光客のようでしたが、こちらの食堂では地元の方と観光客が半々だった感じです。市場は当然ながら、東日本大震災後に立てなおされましたので、とてもきれいでした。