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新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

トランプ関税のおかげで

2025-04-07 22:49:29 | 経営

先週米国の大統領が発表したいわゆるトランプ関税で、金融市場は大混乱。特に株式市場は日本だけでなく、米国でも下落傾向が顕著となり、週末の市場を見る限り、今日の日本市場の大幅下落は予想の範囲できたこと。昨年8月の金利引き上げのトレンド変更に伴う急落時には、夏休みのお客様の対応もあって、手が出せませんでした。

10年に一度の安い時に買い出動する「バーゲン・ハンター」としては、今日の株式市場の下落は絶好のチャンスとばかりに、週末いろいろ考えて、数年ぶりに極僅かで笑いものになるほどですが、株を買ってみました。株価の急落時に買うときには、単純に下げた分のリバウンドを狙う短期と、いい株を安い時に買ってじっくり持つ長期と、投資方法はありますが、頻繁に市場を見ているわけではありませんので、当然後者の長期投資が基本です。

また、市場の下落時に最安値で買うことは至難の業ですので、まだ下がるとなれば、あと2回ほど買い下がるつもりでいます。そうできれば、最初の買値まで戻った際に利益が出ることにもなります。下がらなかった時には、買った株に利益が載ることになり、どちらに転んでも良し。

長期と云っても人によって期間の考え方がありますが、今回の投資では配当利回りも考慮していますので、期間としては2年~5年、株価もその間に倍ほどにでもなればなんて、狸の皮算用。本来株式投資なんて、資本主義のど真ん中での話なので、資金力が豊富な人ほど有利な話。吹けば飛ぶような宿屋のおやじがやっている程度で株式投資なんていうのはおこがましい話です。

時々のち

 

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生き残る観光地はリピーターが命?

2025-03-31 22:15:44 | 経営

大曲YHホームページが新しくなりました。

先日テレビを見ていたら、某著名旅行ジャーナリスト(秋田の山のような名前の方)が「生き残る観光地はリピーターが命」と語っていました。宿泊施設でも同様で、YHでも開所直後から、リピーターを増やすにはどうしたらよいかということを考えてきました。2011年の東日本大震災頃から、多くのリピーターの方にご利用頂けるようになり、多い時期では半数以上がリピーターになるということも出て来てうれしく思っています。

近年、外国人観光客の増加が顕著で、多くの観光地では外国人観光客の恩恵を大きく受けているようです。ただ外国人観光客はリピーターになり得るだろうか?という点です。リゾート的な所では、何度行ってもそこで過ごす時間がいいとなるでしょうが、観光地に関しては一度行けば、となりがちかなと。宿泊施設でも泊まるだけが目的の所では、リピートする可能性は低くなりそうです。

ただ実際に経営をしていると、リピーターは非常にありがたい存在ですが、当然新規のお客様も大切で、かのジャーナリストは外国人観光客は有名観光地などでは新規のお客様は数限りなく押し寄せて来る、ということを前提に話していたのでしょう。当YHの場合、新規のお客様をどう呼び込むかがむしろ重要問題になっていると思っています。

時々

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建設費高騰の影響

2025-03-09 22:28:43 | 経営

数年前からの人件費上昇、諸物価高騰と30年ぶりの金利のある時代の再開などで、建物の建設費が高騰しており、テレビでは東京の中野サンプラザの再開発が中断したり、病院の移転再開発がとん挫して廃院になるところも出たりと、世の中で大きな影響が出始めているようです。

人件費高騰は一昨年秋から当YHでは想定しており、想定よりまだ低いかなと思うほどですが、世の中のとらえ方はそうではないようです。また諸物価上昇に関しても、昨今春闘の結果が出始めて、昨年同様の6%程度の上昇が通るとの話もあり、給料が上がるといって喜んでいるマスコミは、その反面で影響大の物価上昇については一切触れずというテイタラク。

春闘で賃上げできる企業はいいですが、一方で倒産件数は何年かぶりに高水準で、ラーメン屋がつぶれ、喫茶店がつぶれと飲食店でも多くみられているようです。これらの飲食店では物価の上昇が大きいようですが、人を多く使う建設業では物価上昇は発注先に云えるものの人件費の上昇は発注先には言い訳として通りにくく自分の所で吸収する努力が求められそうです。

この冬は秋田では雪が平年の2/3程度と少なく、屋根の雪下ろしも自分でやったのが一度、業者に頼むほどにはなりませんでした。頼んでいたらいくらになったか知りたいところですが、来年の事を考えると知るのが少し怖い感じでもあります。特に秋田ではベースの人件費自体が全国的に上がっていることに加え、人口減少で働ける人が少なく、また高齢化していますので、労働力不足の点から人件費の上昇が止むを得ず、これをしないと人が集まらない状況とも言えます。

建設関係では住宅建設が従来の25%増になっているとも云い、かつては田舎では都会より安く住めるという間違った情報が普通に流れていました。田舎でも住宅を作るには土地代はただみたいなもんですので、その分は安くなりますが、建物の費用は都会と一緒か人件費や運送費などで都会より高くなる場合もあります。収入の伸びが少ない都会では、家を建てようと思ったけど、想定より高くなっていて止めるなんて話も出ているでしょうし、そのため大工さんたちの仕事が減って、廃業する建設会社が出てという、負のスパイラルにならなければと思います。

雪がなくなって暖かくなったら、建物の一部修理をお願いしようと思っているので、今回はちゃんと見積もりを取らないととんでもないことになりそうです。

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本日、大曲YHは開所20周年

2025-03-01 22:31:20 | 経営

おかげさまで、本日より当YH開所から21年目に入りました。当人も完全に忘れていまして、知り合いから夜になって差し入れと共に思い出すという始末。

ということで、開所記念日で週末ではありましたが、冬の閑散期ですのでお客様はいませんでした。21年前に開所した時も初日はお客様なしの寂しい状況で、初めてのお客様は3/4でした。

スタートは寂しい状況でしたが、どうにかここまで20年続けられてきたことで、ここまでは少なくとも「失敗」ではなかったようです。とはいえ大金持ちになっているわけではありませんので、「成功」とも言えない状況かもしれません。

またこれからどうなるのかもわかりませんが、気力体力などの本人の老化や建物の老化などの内部要因のほかに、物価や競争激化などの外部要因も厳しくなる一方かもしれません。結果は自分が死ぬときにどう思えるか、かなと。

20周年となる今年、何か特別なこと―記念品の配布や料金の割引など―をやる?とも考えました。しかしこの厳しいご時世、余計なことをやるより、今の料金で続けるということが最善のサービスかと思って、少なくとも今年1年値上げしないで出来ればと考えています。

これからも皆様には、ご支援、ご指導のほど、よろしくお願いします。

 最高気温+10.0℃

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税金の申告作業終了

2025-02-28 22:24:27 | 経営

本日、無事に税金申告が終わりました。提出だけなので、駐車場は満車でしたが、路上駐車で数分で提出は終り。ついでに消費税の支払いに銀行。こちらも月末なので大混雑し、20分ほど待たされてしまいました。

昨年からインボイス対応のために始めた消費税課税業者の登録。本業はしっかりと赤字なのに、今年も消費税だけ支払いに。この理由を考えると、消費税のかからない減価償却が大きいこと、売上は税率10%に対して、費用の1/3を占める食材等仕入が税率8%なこと、などがあるようです。

それにしても帳簿上の消費税計算と、国税のサイトで計算する消費税が合わないのが気に入りません。問い合わせると、合わないのは「普通」とのことで、決算誤差で処理されたしとのことですが、やはり、数字が合わないのは気持ち悪いものです。

戻ってきてからは、提出書類を作るためにPCで作業した帳簿の印刷。近年では会計ソフトなどで作るのが一般的になっているようですが、当YHでは表計算ソフトだけで一から作っています。このため印刷もいちいち設定してやる必要があるため手間がかかりますし、パソコンが壊れたときにデータを失うリスクがあるため、必要最低限の(帳簿)データは印刷して保存しています。

昨年から消費税計算が新たに加わったことで、印刷するページは100枚前後になってきました。

 最高+11.6℃

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冬祭りの準備①懸案事項は?

2025-02-11 22:11:52 | 経営

週末には冬祭りのお客様が来られます。今年はいつもより少し多めのお客様になるようですが、この時期に多くのお客様となると、いくつかの問題点があります。

まずは風呂。横手にしろ六郷にしろ祭りが夜なので、お客様が戻ってくるのは夜9時過ぎ。それから10人前後が入浴するとなるとかなりの時間がかかります。暖かい時期なら、当YHには風呂が2つありますのでどうにかなりますし、普通の旅行客なら到着が夕方で、それから風呂となれば時間にも余裕があります。

冬祭りで夜到着となると、体が冷えていて早く入浴したいでしょうし、風呂の一つは冬にはそんなにお客様が来ない想定で作りましたので、沸かし返しが出来ないので、外の寒さと合わせてお湯を入れて1時間もするとぬるくなってこの時期には厳しくなりますので、実質一つの風呂で対応する必要があるかと。対応策として、沸かし返しが出来ない方にはヤカンで熱湯を足して、ということで何とか対応できるかもと考えています。

もう一つの問題は、15日には横手かまくら祭りと六郷竹うちが行われますが、今回は竹うちの方がお客様が多く、当YHまでの交通機関がないため、六郷に迎えに行く予定ですが、人数が多くて一度では車に乗り切れないため、後口になる人たちには20分ほど待ってもらう必要があることです。暖かい室内で待てる状況なら良いのですが、竹うちが終わってしまうと街は一気に人気もなくなり、夜9時過ぎになると開いている店もありません。最悪、寒くて吹き曝しの駐車場で待ってもらうこととなりそうなので、なんとしたことかと。

この2つの問題点は、いくら悩んでも事前に解決できそうもありませんし、あとは当日お客様がどういう行動をとるかにもよるので、最終的には出たとこ勝負!となりそうです。

のち

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湯沸し器の交換

2025-01-24 22:04:10 | 経営

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6日からJR東日本・大人の休日パスの3回目が始まり、週末前後はパラパラお客様もありましたが、火曜日から冬眠状態。

一方の雪は18日に101cmまで積もりましたが、その後3月の気温が続き、降るものも「雨」となっているので、積雪は朝8時で56cmまで減少。おかげで屋根の雪はほとんどなくなり、雪かきからも解放されています。このため体と時間を持て余し気味。2,3月と何をしようかと考えています。ガソリンがもう少し安ければウロウロするのですが・・・引き籠り中です。

そんな状態でのんびりしていたら、厨房から変な音が。見てみると厨房にある湯沸し器から水がかなりの量滴り落ちていました。水道の水抜き用止水栓をしたものの水は止まらず、バケツを下に置いて、ガス屋さんに連絡。少しして代わりのリースバックの湯沸し器持参で来られ、交換したもののそれも水漏れになっており、新品を購入することになりました。

金額を聞いたら8万円ほどとのこと。数年前に別な湯沸し器を交換した際に聞いたら3万円ほどだったので、ここ数年の半導体不足やら人手不足、材料高で倍以上になってしまったようです。それでも必要なものなので、交換を依頼。1時間ほどで取り付け作業も終わりました。

今年はストーブや衣類乾燥機、洗濯機などから車まで買い替えをする必要が出てきているものが多数あり、どれに優先順位をつけてやろうかと考えている所、思わぬ伏兵が現れた形になりました。

のち

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サイゼリヤは理想形の一つ?

2025-01-10 22:07:13 | 経営

明日からは3連休ですが、大雪で不要不急の外出自粛要請が出たり、一部の鉄道で予告運休があったりという状態ですので、そんなに大雪ではない当YHでもあまりお客様が望めない連休になりそうです。

さて、先日のニュースで外食チェーンのサイゼリヤの業績が良かったとの話。その理由の一つが、他の大手外食チェーンが物価上昇を理由に値上げを行なった中、サイゼリヤは低価格を維持することで、既存店来客数が18%伸び、(既存店)売上高も22%増えたとのこと。これに対してメニュー改定で注文点数が増え、店舗の運営効率を改善することで販管費率も下がって同じ時期の四半期では15年ぶりの過去最高の(営業)利益になったとのこと。

業界は大きく異なりますが、現在のYHの置かれている位置の理想の状態ともいえるかと思います。大きく異なるのは知名度。秋田ではサイゼリヤは路面店はなく、インショップ形式で3店のみの出店ですが、それでも多くの人がサイゼリヤの名前は知っていると思います。YHの知名度は古くは誰もが知っていた状態でしたが、今では特に若い人にはほとんど知られていない状態。

知名度では大きく異なりますが、低価格が武器になるということは、こうしたことからも証明されており、そこにYHの残る道のヒントがあるのかと。近いうちにサイゼリヤにご飯を食べに行くことにしましょう。(写真は特派員報告)

のち

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おせち料理はギリギリ足りた

2025-01-04 22:11:06 | 経営

この週末で年末年始の9連休も終わりとなり、すでに昨日から戻りの渋滞や鉄道の混雑が始まっており、週末といえどもお客様の波が引いた状態になりました。

週明けには正月気分も徐々に薄くなり正常生活に戻りますが、一応松、の内の7日までが正月とされ、おせち料理がふるまわれます。このため当YHでも7日頃までは朝食でおせち料理を出すのですが、その調達は昨年内に行うため、どれだけの人数分を用意するかいつも迷う所です。

今までは前日や当日の飛び込みも多く、数が読めずに、一方でスーパーなどは元日から営業してくれているので、正月三が日に買い出しに走ることも度々でした。今回は、事前の予約が多めだったので、昨年内に多めに用意していましたし、直前の予約が皆無だったことで、ギリギリ足りました。

以前は読みが外れて、多めに用意して飛び込みがないと、残った分はこちらで食べることになり、松の内が明けてもおせち料理を賄いで食べ続けるということもありました。今回はその苦労もなくて済みましたが、昔からYHでは前日、当日の飛び込みが多かったのも特徴でした。準備をする側としては、事前に予約頂いた方が楽なのですが、それが皆無だったというのは時代が変わったのかと思わされます。

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今年の経営成績は?

2024-12-15 22:48:19 | 経営

12月の中旬、お客様が多くない時期にいつも行うのが、帳簿の整理をして今年の着地点を探ることです。過去にほとんどありませんが、あまり利益が出て税金を払う必要があれば、緊急工事や備品の購入など今月中に行う必要があるためです。

今年は5月連休明けから、かなり厳しいことが予見していました。そのためそれ以降、本業以外の余計な経費はできるだけ抑制に動きましたが、大体見えてきたのは、当初見込んでいた3桁の赤字ではなくなりそうとのこと。それでも減価償却を越える赤字の見込みですので、今年は健全な赤字とはいかないようです。開所20年が経過し、減価償却もかなり少なくなってきていますので、悩ましいところです。

マスコミで今、盛んに云われている「103万円の壁」というのは、自営業には微妙な関係です。個人の基礎控除48万円はサラリーマンと変わりません。その上の給与所得控除55万円が自営業者にはありません。その代わり青色申告をちゃんとしていれば青色申告特別控除が55万円(ネット申告で+10万円)があり、併せて110万円が一つの壁となります。

本来YHとはいえ、収益事業であると考えれば、当然税金を払ってでも利益を出すのが本来の目的ですし、事業継続のためには必要不可欠です。開所から20年が経過して、設備や備品で劣化がいろいろ進んで、買い替えも出てきている中、なかなか納税事業者になるには厳しいです。

一時

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