新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

タダでも買い手なしの温泉施設

2020-11-08 23:17:45 | 温泉(岩手)

(巣郷温泉・福寿荘)

先日、お客様から岩手県西和賀の温泉施設が購入者を募集し、価格ゼロ円でも手を挙げる人がいなかったとテレビでやっていたけど、どうなの?と連絡を頂きました。調べてみると、西和賀は町の温泉施設10カ所のうち、7カ所の施設の売却を決め、公募したとのこと。

(真昼温泉)

中でも巣郷温泉の老人憩いの家・福寿荘は価格0円、真昼温泉でも98万円と軽自動車より安価。この7カ所は殆ど入浴済みで、どんな施設だかわかります。中でも福寿荘は源泉掛流で、湯使いは7施設の中で一番いいかも。

(湯本温泉・ゆう林館)

それでも現在の入浴料440円は5年前には300円でしたので、かなり値上げしたようで、周辺の温泉施設と比べても割高感があります。これだと入浴客も多くは見込めないでしょう。さらに建物の老朽化で改修費用が掛かることは予想できます。また源泉はそんなに成分が濃くなく、巣郷温泉の共同源泉を加温なしで湯舟、蛇口ともに使用しており、高額なボイラー交換は不要かと思います。

独特な匂いのお湯ですので、好き嫌いが分かれるほか、周辺に人口が少なく、日常使いの人も多くは見込めない上に巣郷温泉に他にも数か所、湯田、湯川温泉と近くにも温泉が多数存在するため、出る(費用)を抑制する前に収入が厳しそうです。

公共施設だから営業していられた典型的な施設で、民間企業が手を挙げるにはかなり難しいかと。隣接の横手市でも今回の新型コロナもあって3カ所の温泉施設が長期休館中となっていて、施設は余っている状態です。

時々

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焼走り温泉・焼走り国際交流村

2019-09-28 23:32:28 | 温泉(岩手)



週明けにはビジネスの方の長期滞在が始まりますので、今日はその準備をぼちぼち着手しましたが、ついつい昨日借りてきた古いYHのハンドブックが気になって、準備に集中できない状態。今回も滞在は年末までということで、部屋の模様替えやその間掃除しにくい押し入れの中などもきれいにしておく必要があります。また今日のお客様の準備もありますが、どれも散漫状態。

さて、先日の松尾鉱山ツアー後の温泉巡り、七時雨憩いの湯まで3湯をこなし、4湯目は、国道282号、東北自動車道の西根ICから岩手山に向かったところにある2湯のうち、遠めの焼走り国際交流村・焼走りの湯。ICから思ったより距離がありました。



入浴料600円(岩手温泉三段本で半額)。アルカリ性単純戦で源泉26.3℃、pH7.6のお湯を加水なし、加温、循環、消毒ありで使用。内湯1、サウナ1で、露天はないものの設備的には充実していました。

古い分析表ではギリギリ成分表示がナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉となっており、源泉36.0℃、pH8.1となっており、20年でお湯の状態もかなり変わった感じでした。ここでは行く前から銭湯代わりと考えておりましたので、それはそれで十分に満足のできる温泉でした。のち

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八幡平市、七時雨冷泉・七時雨憩の湯

2019-09-25 21:38:23 | 温泉(岩手)



先日の松尾鉱山ツアーでは、松尾鉱山後、綿帽子の湯、七時雨山荘と2つはしごして、帰路の道なりにある七時雨憩いの湯にも立ち寄り。こちらは7年ぶりの入浴。以前よりも建物全体が綺麗になっていました。入浴料も600円と7年前より170円の値上がり。含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉で源泉14.2℃、pH6.2のお湯を加温あり、加水、循環、消毒なしの掛流で使用。浴室には内湯2、一つは温泉槽、一つは沸かし湯槽がありました。

温泉槽では薄白濁、無臭、弱塩味のお湯で相変わらずのお湯でしたが、湯口から出る温泉の量がかなり減っていて、別な入浴客が桶に溜めていましたが、桶がいっぱいになるのに5分以上かかるようです。ちなみに湯口からは冷たい源泉が出ていて、こちらもスチームで加温する形ですが、その湯口の源泉は無色透明、強い硫黄臭、塩味もしっかりあり、眼に効果があるとのことでした。



出てみて分析表を再確認すると、こちらもメタケイ酸の量が2340mg/kgと先の七時雨山荘の温泉の5倍以上と飛びぬけた数字になっていました。この七時雨憩いの湯と七時雨山荘は距離的に10キロ近く離れており、源泉もちなみに田代の湯と七時雨の湯と別表記になっており、別源泉のようでした。

のち

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八幡平市、七時雨冷泉・七時雨山荘

2019-09-24 23:29:40 | 温泉(岩手)



先日の松尾鉱山ツアーでは、鉱山跡をみて、安比の綿帽子の湯に入浴後、さてどうしようと現地で作戦会議。安比高原の温泉は近いけどまた来る機会はありそうだし、新安比は以前来たし、二戸方面に行こうかとも思いましたが、そんなに時間もなかったので、まず行く機会が少ない七時雨山の2湯を目指すことにしました。安代町から県道30号線、通称七時雨カルデララインを南東に進んだところにある七時雨冷泉、七時雨山荘。牧草地の真ん中にポツンとある山小屋風の建物でした。

入浴料450円。ナトリウム-塩化物泉で源泉9.5℃、pH5.5の弱酸性泉。表示にはありませんでしたが、加水、加温あり、循環、消毒なしの掛流使用かと。薄茶濁、強金気臭、無味のお湯で湯口からは源泉の冷たいものがチョロチョロと出ており、こちらでは硫黄臭も残っていました。加温はボイラーの蒸気を吹き込む形で、思ったよりも早く湯舟が熱くなりました。新安比温泉に近いこともあるのか、メタホウ酸の量が499.7mg/kgと他の地域の温泉に比べるとかなりの量。



浴室には浴槽一つ、、蛇口とシャワーはありましたが、シャンプーなし、固形石鹸ありで、広さも浴槽は4人も入れば少し圧迫感を感じるほどで、決して設備的にいいという状態ではありませんが、お湯は浴後も金気臭が体に残るほど個性的なお湯で、大満足でした。

のち

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八幡平市、綿帽子の里温泉・あずみの湯

2019-09-23 23:21:33 | 温泉(岩手)



さて昨日の松尾鉱山の見学の際に、その先八幡平アスピーテラインに入り、少し先の御在所温泉がすぐでしたので、様子見に行きました。ここにはかつて八幡平YHがありました。何年も来ていませんでしたが、今では御所湖温泉は取り壊され、その場には地熱発電所が出来ていました。またその隣の八幡平YHがあった場所は更地になり、端を発電所の配管が通っていました。



ここから山を下りて、安比高原レインボーラインなる道を通り、安比高原から国道近くに進んだところにある2つの温泉施設が目指す最初の温泉施設。最初は手前にある、オレンジ色の湯という安比豊畑温泉・フロンティアの湯に入りたかったのですがお休みで、よく見ると営業日は土日祝のみになっているようでした。すぐに気分を切り替えて、すぐ隣にある綿帽子の里温泉・あずみの湯で入浴。



入浴料600円。ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で源泉55.6℃、pH7.4のお湯を加水、加温なし、循環、消毒ありで使用。内湯2、サウナ、露天とあり、薄黄緑色、強消毒臭、無味のお湯で、浴槽内ではかなりの勢いで循環装置が稼働していました。長距離ドライブのあとでしたので、それでも気持ちよく入浴して、気分転換となりました。

一時

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久慈、新山根温泉・べっぴんの湯

2019-07-14 23:58:36 | 温泉(岩手)



先日の久慈ロングドライブでは、その目的地は新山根温泉・べっぴんの湯でした。久慈から南西に車で20分ほどのところにある一軒宿で、東北では断トツpH10.7の強アルカリ温泉と云うことで一度は来てみたいところでした。



入浴料480円。メタケイ酸泉で源泉18.6℃、メタケイ酸71mg/kgと確かにいわゆる美肌の湯的なもの。加水なし、加温、循環、消毒ありで使用。掛流なし、微白濁、消毒臭、無味のお湯で浴室には内湯1、ジャグジー1、サウナとあり、露天は源泉不足のため使用休止中。設備の感じは、近くの日帰り入浴施設状態で、お湯はヌルヌル感は少しはあるものの、予想よりもはるかに弱く、pH10.7を強くアピールするものは、ほとんど感じませんでした。



全般的な印象は、かなり拍子抜けで、マニアの間で話題にならならい理由もわかりました。やはり「北上山地に温泉なし」というのは正解なのかと。

時々

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花巻台・冨手旅館、花巻・蓬莱湯

2018-10-07 23:59:18 | 温泉(岩手)



本日、朝方に台風が青森県の津軽海峡周辺を通り抜けていったようで、朝4時頃激しい風が吹いて、空がうなっていたようです。その後朝食の時間にかけて、今度は風から雨が本降りになりましたが、少しすると雨も小降りになって、お客様もボチボチ出発となりました。

夕方、連泊で戻られたお客様に聞くと、八幡平周辺などは紅葉もかなりいい感じになっており、玉川温泉周辺まで下りてきており、そうしたところにある人気の温泉施設などは、台風の影響もあってか本日は比較的空いていたとのことでした。



さて、先日の花巻温泉ツアーでは、大沢温泉で入浴後、花巻温泉の奥にある台温泉まで行き、かなり渋めの冨手旅館でも入浴。入浴料200円。分析表がないため詳細は不明ですが、浴室には浴槽が2つあり、一つがこの地域の共同源泉、もう一つが自家源泉とのこと。共同源泉の浴槽はさておいて、自家源泉の浴槽。入ろうとすると激熱で、残念ながら加水して湯温を下げざる得ませんでした。

少し水を足して入浴すると、無色透明、無味、ほぼ無臭の癖のないサッパリとしたいい湯でした。浴槽は精々2人が良いところという家庭サイズ。一般の観光客がいきなり行くと、強烈過ぎてビックリするような状態ですが、お湯が好きな方には贅沢この上ない温泉の一つのようでした。



最後に花巻温泉のホテルの地階にある蓬莱湯でも入浴。入浴料430円。銭湯代わりと思って、体を洗いに行ったつもりでしたが、シャンプーはなし、石鹸は久々に見る固形石鹸のみという状態。単純温泉で源泉58.7℃、pH7.8のお湯を加水、加温、循環、消毒ありの掛流し併用で使用。無色、無味、消毒臭のお湯で、料金も決して安くはなく、地元の方の利用は多いようですが、当初の目的は達成できずでした。花巻温泉ツアーは3湯にて打ち止めとなりました。



のち

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繋温泉・菅旅館

2018-10-05 23:00:42 | 温泉(岩手)



明日からの3連休を前に、またも台風騒動。キャンセルも発生して、今回も不発に終わるかと思っていましたが、果敢に台風に立ち向かおうというお客様が出ており、うれしいやらハラハラやらです。

さて、先日の盛岡温泉ツアーでは、国見・石塚旅館のあと、昼食をとって、御所湖温泉・花の湯に行こうとしたのですが、駐車場に車がなく、入口は電気がついているものの、カギが締まっており断念。湖を越えて繋温泉に向かいました。大規模施設でも良かったのですが、ちょうど時間的に日帰り入浴が始まる菅旅館に。入浴開始14時より数分前だったのですが、快くOK頂きました。



アルカリ性単純温泉で源泉72.5℃、pH9.0のお湯を加水、加温、循環、消毒なしで使用。無色透明、無味、微生臭臭のお湯で、入浴開始時間直後でお湯が熱いので水で下げてと云われて、もったいないと思ったのですが、予想以上に熱く、ホースで加水。結果掛流しとなりました。

国見の濃いお湯の後だったので、さっぱり系のお湯はホッとしました。ただかなり加水しても熱く、度々洗い場に避難となりました。この日の温泉ツアーは2湯にて終了。


のち

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南花巻温泉郷・大沢温泉

2018-10-04 23:54:08 | 温泉(岩手)



昨日の盛岡温泉ツアーに続き、本日は同じ岩手ですが、花巻方面に進出。こちらも2011年2月に露天だけ入浴した大沢温泉に出向き、全浴室制覇を目指しました。



お湯はこちらもすべて同じ源泉で、アルカリ性単純温泉で源泉51℃、pH9.0のお湯を加水、加温、循環なし、消毒ありで掛流しで使用。無色透明、無味、温泉臭。まずは内湯の薬師の湯。浴室には浴槽が二つあり、熱い(44℃程)、ぬるい(41℃程)とあり、熱い浴槽がご機嫌でした。決して広い浴室ではありませんが、2階分のスペースを使って、高い天井は妙な解放感がありました。



次に混浴露天「大沢の湯」。こちらは前回、入浴しましたが、今回は外気温が高かったこともあり、露天なのにお湯の匂いが湧きたっていた感じで、とても温泉らしい良い湯でした。



湯治棟の2湯が終わり、旅館部のきれいな「豊沢の湯」。こちらは半露天で大きめの浴槽一つ。こちらだけは循環併用となっており、入浴パスとなりました。以前の感じは、無色透明の特徴のないお湯というものでしたが、今回、とても温泉ぽさを感じられ、印象が大きく変わりました。

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国見温泉・石塚旅館

2018-10-03 23:47:33 | 温泉(岩手)



連続営業が始まりましたが、本日は天気も良かったので、気合で外出し盛岡方面の温泉に出掛けてみました。先月、行ったらツアーバスが来ていて入浴できなかった国見温泉・石塚旅館。今回は行く道中でツアーバスとすれ違い、一安心でした。



入浴料600円。前回は2010年10月でした。その際は内湯と混浴露天のみの入浴でしたが、今回はまずその際に入浴できなかったもう一つの内湯「薬師の湯」からスタート。建物内に内湯2、露天1ありますが、源泉は全て同じで含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉で源泉49度、pH7.0のお湯を加水、加温、循環、消毒なしの掛流しで使用。緑濁、硫黄臭、渋味+苦味で湯面には湯の華の結晶が浮いているほか、掛流しの洗い場には温泉成分の析出が見られ、千枚田状態。ここに来るのは地元の方より観光客や登山客が多いため、ついつい長話に。



次にもう一つの内湯に。以前は窓から混浴露天に行くという荒業がまかり通っていましたが、今回行くと、そこにはドアが出来ていました。その混浴露天は大規模清掃の後のようで、湯口の析出物の塔はなくなっており、足元の湯の華もほとんど見られませんでした。



それぞれの風呂で時折貸切状態といいタイミングで入浴でき、ついつい時間を過ごしてしまいました。ちなみに今年の営業は11/4日までとのことです。

 

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