OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

自己認識と偉大な人物発掘

2012-12-10 15:48:45 | Weblog
今日、初雪が降りました・・・寒い(^^;。

突然ですが、思春期の頃に「だれも、わたしのことを分かってくれない」なんて悩んだり憤ったりしましたか?一人孤独を噛み締めて、涙を流したりとか・・・。

社会に出てからでも「周りの人は本当のわたしを知らない、知ろうともしないで勝手なイメージを押し付けてくる」なんて思いましたか?

けど、ほんとうに周りの人達って、"わたし"のことを何も理解してくれていないんでしょうかね。というか、わたしが思っている"わたし"って、他の人が思っている"わたし"より、真実の姿に近いものなんでしょうかね。

ときどき「わたしって○○な人だから」と、自分のことを詳しく解説してくれる人がいますが、そういう場合って、たいてい「とても○○には見えないんだけどな」って思います。その時、わたしは○○だと言っている人は、ほんとうに自分が○○だと思って言っているんでしょうか。もしかしたら、そうでありたいと思っているだけ?あるいは、もっと奥深い戦略があってのこと?と、いろいろ観察してみるんですが、どうも本気でそう思っているようで・・・だとすると、わたしがいくら○○には見えないと思っても、本人が仰るように○○だというのが正しい認識なんでしょうか。

というのも・・・かく言うわたしが、けっこう自己分析うんちく大好き人間なんですよね(爆)。ということは、それを聞かされた人達は、「ええ~、そうは見えないけど」と思いながら、反論すると五月蝿いから黙って聞いてくださっていたのかなと(^^;。

と・・・話は少し飛びますが・・・再放送番組で空海の特集を見ました。超有名な人物だから、なんとなく知ってる気になっているけど、その実、ほとんど何も知らないなと思って録画してみてみました。

で、見終わって、ちょっとビックリしました。実は、わたし、なんとなく空海さんのことは好きじゃなかったんですよね。いえ、凄い人らしいとは分かっていますし、詳しい情報は何ももっていないので批判するとかそういうんじゃなく、ただなんとなく嗜好の部分で好きじゃない人だなって感じてたんです。そしたらね、番組見終わっても、同じ感想でした。すんごい人みたいだけど、なんか私の好みじゃないなって。とてつもなく失礼な話ですが・・・ここまで偉大な方なら、逆に、こういうことを言い放っても許されそうなので言っちゃいます・・・ごめんなさい。でも、なんか驚くでしょ。人って、理解してなくても好き嫌いは嗅ぎ分けられるのかなってね(^^;。

というショウもない話はさておき・・・この空海さんもですが・・・なんていうか・・・後世にまで名を残す偉大な人物って、ご本人が偉大でいらしたのは間違いないとは思うんですが、それ以上に、よいお弟子さんに恵まれていらっしゃるというか・・・この人のことを世に伝えたい、後世にまでその偉業を伝えたいと、強く思って頑張ってくれる人が数珠つなぎになってはじめてのことなんだなって思いました。

為政者の場合は、もっと別のファクターがあると思いますが、思想家や芸術家などの場合は、とりまく環境の影響って大きいなって思うんです。

だから、人類の今までの歴史の中には、わたしたちの知らない素晴らしい思想家や芸術家が、もっともっと居たんだろうなって・・・そんなことを考えました。

そうそう、以前、坂本龍馬を発掘したのは司馬遼太郎さんだって聞いたことがあります。坂本龍馬という人物は、司馬遼太郎さんが小説で取り上げるまで、一般大衆にはそんなに知られた人物ではなかった。それが、彼の小説によって一気に人気が出て・・・今や、日本人が好きな歴史上の人物としては、常に上位にランクインされる人ですよね。

そういう人物って、どうやって発掘できるのかな。博学で影響力がある人が努力すれば、そういう発掘も可能なのかな。そういう作業もまた、楽しかろうと、そんなことも思ったのでありました。


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