OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

信じる根拠、なし・・・

2018-08-31 12:58:56 | Weblog
ポストに、請求書が入っていました。大雨の時の雨漏り修理の代金です・・・ああ~、予定外の出費って、必ず定期的にあるんですよね・・・もはや予定外じゃないっていうか、あるものだと覚悟して、それなりに予算を組むというか、準備しておかないといけないものなんですよね・・・分かってはいるけど、なかなか出来ないんだよなぁ~・・・で、その都度、アタフタしちゃう・・・。

先月初めの台風も来てないのに数日続いた大雨に、先日のW台風の来襲・・・うちなんて、ほんの些細なことしかないですが、それでも色々と影響は出ています。今お話した雨漏りもそうですし、母の育てている野菜も多くが出荷できない状態になってしまい、我が家では変色したり傷んだ野菜を捨てずに食べようと、毎日、大量の野菜料理責めの日々です(^^;。

そして、神鉄の線路の法面崩壊による運行中止もありました。台風が通り過ぎた翌日の朝、電車が止まっていると知り、電車が動いている路線の駅まで夫を車で送っていこうとしたのですが、道路もあちこちで通行止めになっていて、迂回に迂回を重ね、大渋滞にハマりながらやっとこさ辿りついた次第です。これがしばらく続くのかなって覚悟しましたが、意外に早く復旧して、遠くまで夫を送り迎えするのは二日ほどですみました。途中、法面崩壊して、電車のレールが宙ぶらりんになっている現場を目撃しましたが・・・あいや~、人的被害がなくてよかったです、ほんとに。

そんなこんなで、夫の勤め先あたりでは、いろいろと神鉄関連の話題で盛り上がったそうなんですが・・・その中に「神鉄の車両が、阪急のお下がりっていうのはありえないことだ」というのがあって、夫が「・・・なんだってよ!」と教えてくれて、わたしも「うそ!ほんとに?」とビックリしたのでした。わたしの周辺では、神鉄車両は阪急のお下がりというのが長らく事実として認識されていましたから。

夫にそのことを教えてくれた方によると、「神鉄は山間部を走る登山列車だから、阪急のように市街地を走る車両は使いたくても使えない。特別の車両で価格も高い。だから、神鉄は運賃も高くなるんだ」そうです。なんか説得力ありますよね・・・ずっと信じてきたことが、一瞬でくつがえされました。

じゃあ、なぜ、わたしたちは神鉄の車両は阪急のお下がりだと信じたのか・・・一番は、車両の内装が阪急のそれと似ているからです。これは信じる根拠としては説得力ありますよね。それから、神鉄が赤字だ赤字だと言われていたので、失礼な話ですが、新しい自前の車両が製造できなくても無理もないだろうと思ったわけです・・・申し訳ない。

なんだか、何十年も信じていたことが違っていたなんて・・・私の生活に影響するようなことではないので、「そうだったんだ」で済ませればいいんですが、何故か、じわじわとボディーブローのようにショックが沁み込んできています(^^;。

何故、たいした根拠もなく噂を真実と思い込んでしまったのか・・・それが違っていたと思った理由も、夫から又聞きした誰かの言葉でしかなく、またまたそれを無条件に信じて、ショックまでうけているわたしって何だろうって・・・

何かを本当だと思うこと・・・怖いなって思います。でも、そんなに一つ一つのことを自分で精査するなんて無理だし・・・。とはいっても、何かを本当だってことにしないと、何も出来なかったりもするし・・・。だからやっぱり、自分が本当だと思っていることは、もしかしたら本当じゃないかもしれない、それは全てのことにおいてそうである、ってことだけは肝に銘じておかないといけないなと思ったのでありました。

考えるな!感じろ!!の向こう側(^^;

2018-08-29 10:23:49 | Weblog
廃墟ブームってありましたよね。もう随分前から、今も、根強く愛好者がいらっしゃると聞きます。工場ブームっていうのもありましたよね。港近くの工場群を、夜に海から眺めるツアーなんてのがしきりと紹介されていた時期がありました。写真集なんかも人気ありますよね。

で・・・わたしも密かに好きであります、そういう風景。でも、ツアーに参加しようとか、ましてや個人で出かけていこうというほどの情熱はないので、CSあたりで、こういったところに出掛けていく番組があると、引き付けられるように見てしまいます。で、見ながら思うんですよね・・・人は何故、こういう風景に惹かれるんだろう・・・って。

で、ハッとするんです。わたしったら何を考えているんだろうって。そういう理屈はいらないんだよ、ただ「いいなぁ~」「好きだなぁ~」・・・それだけで十分なんだよっ!!バカだな!!って。

でもね・・・実は、考えることも、理屈無しで好きなんですよね。何かに役立てようというような生産的なことじゃなくて、純粋に楽しいんですよね、考えるって行為も・・・まあ、一人遊びみたいなもんですけどね。

だからね、思うんです。考えることが感じることを邪魔しちゃうことがあって、それがダメなんだよなって。考えることで、感じたことが枠の中に閉じ込められちゃって・・・そしたらその瞬間に、感じたことは生き物じゃなくなっちゃう・・・標本になっちゃう・・・それがダメなんだよなって。

でも、考えることで、感じたことが羽をもって飛び立っていくこともある・・・どんどん広がっていくことがある。今まで自分が感じた色んなことと繋がっていく・・・自分以外の人が感じたことと繋がっていくこともある・・・一人の人間が感じた一瞬の感覚が普遍性を持ち始める・・・誰のそれでもない、わたしの今この瞬間の感覚、でありながら、他者と共有できるものになる・・・のかな、とも思うんですよね。そういう"考える"もあるんじゃないかと思うんですよね。あったらいいなって思うんですよね。

命だらけの世界

2018-08-22 15:31:00 | Weblog
庭のほおずきを部屋に飾ろうと思って切ったのですが、切って手にしたものを見たとたん、ギャッと声をあげて足元に落としてしまいました。白くてちっちゃなものが無数に蠢いていたのです、葉や茎にいっぱい!! 足元に落としてから、恐る恐るゆっくりと眺めると、少し大きめの黒っぽい虫が一匹だけいました。わたしが推測するに、大きな黒いのはお母さんで、無数の白いちっちゃいものたちは生まれたての子どもたちなのではないかと・・・あいや~(^^;。

昔は・・・そうですねぇ~思春期過ぎてもまだ・・・生き物全般、植物すら気持ち悪かったです。命の持つ独特な生々しさがたまらなく苦手でした。自分もその一つかと思うと、自分さえ気持ち悪かったです(^^;。変わり始めたのは、やっぱり母親になってからでしょうかね。特に、息子がある程度大きくなってくると、虫や魚などに興味を持って欲しいと考え、自分で自分に命を愛でることを強要するようになり、いつの間にか、それが身について・・・今ではかなり何でも平気です。今回のように、全く身構えていないと、やっぱりワッってなっちゃうこともありますが、以前の様な根源的嫌悪感みたいなものはほとんど無くなりましたし、愛おしいとまでいえないまでも、尊重し合いたいという程度までは成長できた気がします(^^;。

で・・・思うんですが・・・この世界は、なんと多くの命で溢れていることか。よく「ずっと同じ地域に暮らしてきたのに、その存在すら知らなかった魚や鳥が山のように存在することを、息子と魚取りをするようになって気づかされた」と言ってきましたが、鳥や魚だけじゃないですよね・・・虫なんか、ほんとうにどれだけの種類、どれだけの数がいるのやら見当も付かないです。さらに小さい土の中の微生物とか菌とかのことまで思い至すと・・・気持ち悪いを遥かに超えて、驚嘆の命だらけです、わたしたちの世界っ!!

奇蹟の惑星・地球とかいいますが・・・まったくもって命溢れすぎの星ですよね。地球以外でも、火星とか土星の衛星のエウロパだとか土星の衛星のエンケラドスとかに、生命の可能性があると言われていますが・・・それって、わたしたち素人が生命って思うものより、はるかにシンプルなもののようですよね。それでもスゴイことっていうか・・・なかなかないことなんですよね。

つまり・・・つまりで繋いでもいいものか分からないですが・・・われわれのような命が生まれるためには、今の地球のように、溢れかえる多種多様な命が必要ってことなんでしょうね。いきなり哺乳類なんて絶対に生まれない。まったく、母なる地球とはよく言ったものです。わたしたちは、直接的にはお母さんから生まれてきましたが・・・ほんとうにたくさんの命にあふれた世界だからこそ存在し得るのでしょうね。

だとしたら、SFなどで描かれる無機質なものに取り囲まれた未来は、生き物の行く先としては似つかわしくない気がする・・・なんて、ふと思ったのでした。

誰と何をするか・・・

2018-08-10 10:13:14 | Weblog
三日続けて書いてます。おお~、復調か? いや~、たまたま、芋づる式に思考が進んだだけですけどね(^^;。というわけで、昨日の続き・・・でもないけど、まあ関連した物思いであります。

昨日は、チームで何か始めるのが好き・・・って話でしたが、誰とチームを組むのか、そして何を始めるのか、これがなかなかの難題です。

会社なども、同じ目的に向かってチームで動きますが、雇用する或いは雇用されて働くのと、わたしが思う"チームで何か始める"は、また少し違うと思うんですよね。会社の中で新しいプロジェクトに取り組むっていうのも、かなり楽しい作業ではあるんですが・・・現実問題として、今からわたしにその機会が与えられるとも思えませんしね(涙)。

"始める"に拘らないで、"チームで何かする"であれば、すでに出来上がって活動しているところに入れてもらえばいいわけで・・・これならば、かなり実現の可能性が高くなりますよね。趣味的な活動であっても、社会的な活動であっても、共感できる若しくは面白そうって思える活動をしているグループがあれば、そこに入れてもらうってのも手ですよね。でもなぁ~・・・やっぱり"始める"は手放せないかな。どっちかしかないなら、"チームで"を手放して、一人で"始める"の方をとりたい気質の人間です、わたし(^^;。

となると、何をするかってことと、誰とするかってこと、両方を決めていかなくちゃいけない。どっちを先に決めればいいのかな・・・何々をするからこの指とまれっ!って、することを決めるのが順当な段取りなのかな。きっとそうなんだろうな・・・

わたしは、ついつい、出会って気心が知れた人たち、気の合った人たちと一緒に何かがしたくなってしまうんだけど・・・それはダメなんだよなぁ~。人として一緒に居て落ち着くとか、話してて楽しいとか・・・そのことと、何かを一緒にするってことは、全く別物なんだろうな。結局、する何かに対する思いが違いすぎることになるもの・・・何かするなら、その何かに対する思いが強いものが集まってやるべきなんだろうな。だから、まずは何をするかなんだろうな・・・ふむ。

でも、昨日も言った気がするのですが、わたしは、案外、やることは何でもいいんですよね。仲間と一緒に何かを始めたいだけなんですよね。ああ~・・・無理なこと夢見ているんだろうな~・・・だから、何をしても失敗しちゃうんだろうな(猛省)。

それに、何よりも、未だ、何かを始めるような気力、今のわたしには欠片もないんですけどね・・・(^^;。

青春の原点は中学の時の部活動にあり

2018-08-09 07:26:59 | Weblog
昨日、わたしはビジネスの世界に向かない、決してビジネスで成功できないだろうと言ったのですが・・・なら、たとえば専業主婦に向くのかと言えば、残念ながらそれもNOです。家事という仕事は、とてもクリエイティブな部分もありますし、職人的なところもありますし、家族を支える、子どもを育てるというような役割以外に、個人的にもとても面白い、楽しみの多い仕事だと思います。が、それはすべて自分次第なんですよね。拘って頑張れば、365日24時間働いても時間が足りないくらいやること、やりたいことはありますが・・・家族を我慢させれば(爆)、そしてもちろん自分自身が興味を持たなければ、そうとう手抜きをして毎日を漫然と過ごしても何とかなっていくものであります。で、わたしの主婦としての現状と言えば・・・仕事のクオリティー的には可もなく不可もなくきっと平均点くらいで、意欲とか興味とかいう部分では平均をはるかに下回っているだろうなと推測します。

なら、いったいどこにわたしの活躍の場があるのか・・・まあ、今のような精神状態では、どこであっても活躍なんかできるはずはありませんが・・・たとえ絶好調だったとしても(^^;・・・はぁ~、頑張れる場所、思いつかないなぁ(涙)。まあ、特別な技術や能力を必要とされなければ、何でもそこそこはやれると自負しておりますが(^^;・・・なんでもそこそこどまりの人生さ、なんですよね(涙)。

と・・・昨日から、なんだか情けない方向に気分が向かってしまっているのですが・・・

ふと、そういえば"何か始める"のは好きだなぁ~って思い出したんですよね。内容は案外なんでもいいんですが(爆)、"始める"ってことが好きだなと。そのあと続けるのは苦手なんですけど(^^;、そう"何かを始める"の好きですね。しかも、チームで何かを"始める"のが好きなんだなって・・・思い出しました。

でも、なんか変です・・・人と何かをするって、わたしが一番苦手なことじゃなかったっけ?

何かを始めること好きっていうのは、なんとなく自分でも納得できるんです。何かを始めるってつまりは創造ですよね。芸術家と言われる人たちが作品を創るってことと、たぶん気持ちの部分では似たような感じじゃないかと思います。つまり、モノづくりがしたい、モノづくりが好き・・・そのモノの部分が必ずしも手で触れられるような物ではないというだけのことだと思うんですよね、おそらく。

けれど、それをチームでやりたいって、それどういうことなの?

あまりにも自分が思う自分の個性と隔たりがあるなぁ~と不思議に思っていたら、少し前に中学時代の友人たちとメールで話したことを思い出したんです。メールのキッカケは、中学の時に所属していたクラブの同窓会があるということだったんですが・・・わたしの拘りから同窓会というものには出席はしないけど、"みんなと出会い、一緒に過ごした中学のクラブ活動は、わたしの青春の原点だと思う"と話したんですよね。実際、その時の仲間とは、いまだにお付き合いがありますし、彼女たちは、わたしにとって本当に特別な存在であります(^^)。

で・・・そのクラブというのが演劇部で・・・生徒・学生の演劇と言えば、演技をするだけじゃなく、衣装も作れば大道具も作る、その買い出しにも出掛けるし、ガリ版で台本を書き写して印刷製本もする・・・何から何まで皆で手作りする・・・その大変さと面白さ、楽しさっ!!!思い出したよ、これだこれ!!!

チームで何かを創る楽しさ・・・わたしはここで知ったんだ・・・そしてそれは、ほんとうにほんとうに楽しかったんだ!!!

だから、今でも、わたしはその楽しさを再現したいと思っているんだろうな・・・心の奥底のどこかで・・・

ただ・・・それはもう得られないのだと思います。あれば、親と学校に守られた子ども時代だから得られた楽しさだったんだと思います。今また、それと似たようなことをしてみても、別の苦労がある・・・そして当然、得られる楽しみも別のものなんだと思います。その別の苦労を楽しみたいと思うのか・・・ふむ・・・まだ、自分の本心が見えてきません。

ビジネスの世界で成功する人、適応できない人(^^;

2018-08-08 16:43:09 | Weblog
女優の綾瀬はるかさんのファンです。とはいっても熱狂的なそれではなく、ドラマ等に出ていらっしゃれば必ず見るという程度の底の浅いファンではありますが(^^;。なので、今期放送の『義母と娘のブルース』というドラマも見ているのですが・・・その中で、彼女の演じるバリバリのキャリアウーマンだった亜希子さんが落ち込んだ時に、前向きな意味をもつ四文字熟語をいくつも書いて壁に貼り付けたシーンがありました。

で、ふと、ずっとずっと前にインタビューした若いエリートビジネスマンさんのことを思い出しました。

今や業界では老舗になったインターネット関連の会社の社内向けの記事のために、その会社の若い役員さんのお話を聞きました。当時、その会社は、すでにパソコンに触れる者なら誰もが名前を知るくらいの有名企業になっていましたが、業界自体が新しいですし、会社も創業からそう年月を経ているわけではなく、代表もお若かったですし、お話を聞いた役員さんも、たしかまだ二十代だったと思います。

この頃、けっこうインターネット関連の仕事をしている人に話を聞く機会が多かったのですが、皆さんお若く・・・独独の雰囲気をお持ちでしたね。特に上の方の役職の方は、自信にあふれ・・・まあ多少、他者を下に見る的な言動の方が多かったです(^^;。

でも、お話を聞いた若き役員さんは、とっても謙虚な方で、創業者である代表を心から尊敬していらっしゃるようで・・・なんというか・・・好感が持てる人柄ではあるけど、きっと大きな組織のトップには向かないんだろうなって感じました・・・そして、その方の将来が、とても心配になったのを思い出しました。あの方、お元気だろうか・・・社内でさらに出世されただろうか、それとも独立して起業されたただろうか・・・ならいいんだけど、心を病んだりしておられなければいいのだけど・・・当時の心配が、増幅されて、今の私に押し寄せてきました。

というのも・・・その方が、毎朝しているという自分を鼓舞するためのルーティーンを教えてくださったとき、正直、わたしはゾッとしたんです。していらっしゃること自体は単純なことで、決して問題のある行動ではないのですが・・・なんというか・・・そこから見える仕事に対する向き合い方が、わたしには違和感があるというか・・・この方、今は満足し充実し成功されているけど、このままずっとそのやり方で大丈夫かな、心を病まないかなって思ってしまったんです。

でも、その方は、そのやり方でちゃんと有名企業の中で地位を築かれているわけで・・・もし、そのまま順調に出世されて、今も業界でバリバリ頑張っておられるなら、わたしの懸念がお門違いというか・・・わたしの感覚が、生き馬の目を抜くビジネス界で成功する人の気質から著しく外れているっていうだけのことなんだろうんと思います。というか、そうであって欲しい。そうに違いない・・・です(^^)。

生き方にしても、仕事の仕方にしても、どうでなきゃダメだと言うものはないはずです。ただ、自分にとってどうなのか・・・だけだと思います。わたしは、彼のような仕事への向き合い方は出来ない・・・彼のようにしても、わたしは成功できない・・・わたしなら、成功する前に心が壊れてしまう。でも、だからといって、彼もそうなるとは限らない。彼は、彼のやり方を貫いてこそ生き生きできるのかもしれない。

人のよって幸せのかたちはいろいろだし、成功の姿も色々ですよね。今更ながら、自分はビジネスには向かない人間だなと思うのでありました(^^;。