OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

目から知る、耳から知る、鼻から知る・・・五感ってすごいな(^^)

2020-03-12 08:44:23 | Weblog
菜の花・・・といえば、耳にしただけで、春の麗らかな景色が思い浮かびますが・・・白菜の薹が立ったしまったと聞けば、イメージが少し変わってしまいはしないでしょうか(^^;。ちなみに、写真は、我が家の畑の白菜が、ちゃんと巻かないまま伸びて花が咲いたものです(^^;。

本人には言えませんが、年々、母の作る野菜の出来がイマイチになってきている気がします。自覚があるのかどうか、先日「今年は菊を作るのを止めようかな、菊は大変だから」と言ってしました。出来不出来は二の次で、したいと思うことをしてくれればいいと思うのですけどね(^^)。

野菜に限らず、出来ないことが増えてきている母ですが・・・"○○っぱなし"というのも増えてきています。たいていのことは、大したことではないのですが・・・ガスコンロの火をつけっぱなしにするのは、ちょっと困りものです。最近のコンロは、温度が上昇し過ぎると自動で止まってくれるので、火災に至る確率は低いと思いますが、お鍋を焦げ付かせてしまうのはしょっちゅうです。それと、水道の蛇口の閉め忘れもよくありますね。

とね・・・そういうことを日常的に気にかけていると、"視力以外の五感が磨かれるなぁ"って思っています(^^。

視力って、当然のことですが、視線に入る範囲でしか情報を収集できないでしょ。だから、家の中の事でも、見えないことだらけ、つまり気づけないことだらけなんですよね。たとえばお鍋の焦げ付きに気づくのに一番有効なのは嗅覚、比較的近くに居れば聴覚が役に立ちます。「ん?なんだか焦げ臭い」これですね!! 時にはその手前の"物質が高熱になったときに発する匂い"みたいなのが感じられる時もあります、ここで気づくと、お鍋の焦げをこそげ落とす手間が省けます(^^)。隣室などに居れば、水分がなくなった時のピチピチという音が聞こえる時もありますが・・・これはめったにないですね。

水の出しっぱなしは、なんといっても聴覚です。締めが甘くてチョロチョロ程度だと難しいですが、母の場合は、ザ~っと出しっぱなしにしていますから、廊下を通っていると音で分かります。さすがに離れた部屋にいると気づけないので、水道代は必然的に増えてしまいますが・・・ちゃんと見なくても、通りすがりであっても耳が音を拾ってくれるので、遅ればせながらでも対応することが出来ます。

だから、つくづく生き物ってよく出来ているんだなって感心します。色んな刺激、いろんな情報を収集するため、何種類もの感覚が備わっていて、それぞれが自分の得意分野で頑張る。時にはいくつもの感覚が協力し合い補い合っている。すごいなぁ~。

すごい速度で計算出来ちゃったり、情報処理できちゃったりするコンピューターも凄いなって感心しますが、生き物のもつ五感だとか感情だとか、ほんと凄いなって・・・どうやって生まれてきたんだろう、どうやって複雑化していったんだろう・・・不思議で愉快で面白いですよね(^^)。

書棚に見える我が人生(^^;

2020-03-10 08:37:05 | Weblog
気が付けば、前に日記をUPしてから、ずいぶん時間がたってしまいました。家庭内ではうみちゃん(愛猫)の足のケガ(?)、世の中的には新型肺炎の蔓延などで、なんとなく気もそぞろだったのかな・・・たいした意味はないのだけど、気が付けばこんなに間があいてしまいました。そして、その間に、我が家の庭の梅の花も、いつの間にかずいぶんと咲いていました・・・ちゃんと見ていなくてごめんね(^^;。

それにしても・・・人の感覚って面白いというか、エゴイスティックだというか・・・

さきほど、心配事として、愛猫の怪我と、新型肺炎の蔓延をあげましたが・・・前者はなんと些細な事で、後者はなんと重大事でありましょうか・・・でも、私の中での関心の深さとしては、断然、愛猫の怪我の方が大問題なんですよね・・・困ったものですね・・・ただ、それはたぶん、愛猫のケガに関しては、わたしの責任の範疇にあることだけど、新型肺炎の世界的蔓延に関しては私ごときにどうすることもできないことだからでしょうね・・・夫の通勤の時用のマスクの確保には大いに悩まされてはいますが(^^;。

ところで・・・スボラなわたしは、週に一回だけ曜日を決めて、書棚のハタキをかけています。とね・・・毎週の事なんだけど、その度に、自分の人生を懐かしく振り返っちゃうんですよね(^^;。だって、書棚のエリアごとに、わたしの時々の関心事が凝縮されているというか・・・

小学生のころ、夢中になり、繰り返し読んだジュールベルヌ全集や、椋鳩十全集、世界少年少女名作全集・・・・中学になってからどっぷりハマったSFワールド・・・少したち、それと並行して読み始めたジョン・ル・カレやフレデリック・フォーサイス、それから探偵小説群・・・池波正太郎さんや司馬遼太郎さんをはじめとする時代小説や歴史小説群・・・演劇や映画関係の本たち・・・卒論に関する書籍の一角もあり・・・香港映画に夢中になってからのあれやこれやがあり・・・

ハタキをかけながら、エリアごとに「あの頃はこんなことを考えてたな」「あんなことに熱中してたな」直接本に関係なくても、当時のことを色々と思い出すのであります・・・なんだか、過去に生きすぎてるかな(^^;。

でもね・・・本当に、色んなことに夢中になり、色んなことを楽しませてもらったなと思います。それらがあったから、生きてこられた・・・いや、ほんとに、大袈裟じゃなく(^^;。

だから、人にとって、何かに夢中になるって大切なことなんですよ。何かに一生懸命になるって、ほんとに必要なことなんですよ・・・それが何だってかまわない、他人から見れば価値のないことだった構やしない・・・つくづく、そう思います(^^;。