OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

みんなのお金をどう使う?みんなのじゃないお金に関しても、どう使われて欲しいのか?

2021-02-27 10:10:02 | Weblog
これまでにも何度かお話したと思いますが、理解できないくせに科学系のTV番組が好きです。なにせ、ジュール・ベルヌが起点の"SF小説大好き少女"のなれの果てですからね(^^;。

なので、NHKのBSプレミアムで放送されているコズミックフロントなどは、毎週欠かさず録画して見ています。内容は半分も分かってませんし、見終わったらみんな忘れちゃうような情けない視聴者ですが、それでもワクワクフムフムと毎回楽しんでいます。でも、楽しみながらも、いつも心の隅で考えてしまいます・・・宇宙探査や宇宙開発などに費やされる膨大な費用は適切と言えるのだろうかと・・・。現場の方たちにすれば、それでも少なすぎる予算で、なんとかやりくりして頑張ってらっしゃるんでしょうが・・・地球上では、貧困が原因で苦しんでする人が沢山おられるのに、いいんだろうかと・・・

もちろん、貧困問題の対策というのも、貧しい人にお金をばらまけばすむような単純なものではないはずですし・・・それでも必要なのなら、もっと削るべき予算は、ほかの分野にたくさんあるのだとは思いますが・・・それでも、ふと思ってしまうのです・・・お金の使い方、これでいいのかなって・・・

で、また、今はコロナの問題があって・・・経済的に大きな打撃を受けている人がたくさんいらして・・・そのことがまた感染対策の徹底の障害にもなっていて・・・感染予防と同時に経済対策無くしては、この危機は乗り越えられないって言われてますよね・・・

そんな中、車で走っていて、電柱に設置された街灯が、LEDに代わっているのに気付いたんですね。我が家は、西宮市と神戸市の境界線に近い位置にあって・・・少し前に、西宮エリアはLEDに代わっていたのが、ついに神戸市エリアでも取り換えられたんだなと・・・

もちろん、そのこと自体に文句はなくて・・・むしろ未来に向けてやっていくべきことなんだろうと思うし・・・やっているのが公的機関なのか(公費が投入されているのか)、電力会社が負担しているのかも知りませんし・・・ほんと、そのことに文句を言っているのじゃなくて・・・それきっかけで、思ったことなんですが・・・

予定していた公共事業を数年間先送りにして、その予算を、今の災害対策にどんと投入できないものなんだろうかと・・・そうしたら、相当な金額をコロナで経済的に追い詰められている人に支給できるんじゃないかと・・・

でも、だとしたら、公共事業を受注した会社や取引会社、そこで働く人たちが、今度は困ったことになるわけか・・・ふむ・・・

ああ~、そんなことを言い出したら、LEDなんかは完全に近い将来の社会に役立つことだし、宇宙開発だって長い目で見れば人類の生き残りに貢献するだろうし・・・一番、切り捨てられるべきは芸術関連になってしまうか・・・でもなぁ~、芸術、この無駄を無駄と言ってしまうのは、ほんとうに悲しい・・・心の為に必要なんだと、だから人が生きるということにとって本当に不可欠なものなんだと・・・

少し論点はずれますが・・・国内、国外を問わず、建築など、素晴らしくはあるけれど、富の集中がなければ決して生まれないものを目にすると、とても苦しくなるんですよね。やっぱり、富の集中は好ましくないですよ。一部の大金持ちと、大多数の貧しい人で構成される社会は、望ましいものとは思えないですよ。でも、そこから生まれた素晴らしい芸術、これを完全に否定できるかと言われると・・・ああ~、どうしたらいいのか・・・「それによって苦しむ人がいるなら、そんなものはいらない」ときっぱり言い切りたいんですが、出来上がったものの美しさはどうしても否定できなかったりするわけで・・・

ずいぶん、話がとんでしまいましたが・・・公費と言われるお金が、どのように使われるのが好ましいのか・・・もちろん、細かいこと、詳しいことは分かりようもありませんが、税金を納め、選挙でその使い道を決定する人たちを選んでいる私たちとしては、どういう考え方でいるのがいいのかなと・・・今この時期に、考え込んでしまったのでした。

子どもを亡くした親を演じる柄本明さん

2021-02-19 07:25:27 | Weblog
ずいぶん前です。ほんとうに随分前、何かのドラマで、とても印象的だった・・・今も、忘れられない顔があります。柄本明さんのお顔です。

あれは刑事ドラマだったでしょうか・・・よく覚えていません。柄本さんのお顔以外、詳しいことは何も覚えていません。たぶん、柄本さんは出番の少ない脇役だったと思います。娘だか息子だか、とにかく警察署か病院の遺体安置所に、我が子の身元確認に来た父親役だったことは確かです。

で・・・我が子に対面したその父親は・・・まったく無表情なまま、ぴくりとも表情を変えなかった。でも、その悲しみは、信じられないほど強く視聴者である私に伝わってきた。すごい役者さんだ・・・脅威したことを、今でもはっきりと覚えています。

で、時が経ち・・・最近、上野樹里さん主演の『朝顔』というドラマで、再び、柄本明さんが亡くした我が子を思うお芝居をされているのに遭遇しました。

ちなみに、かれこれ15年ほど前に放送された『のだめカンタービレ』というドラマにドはまりして、それ以来、のだめちゃんを演じていた上野樹里さんがキャスティングされるドラマや映画は必ず見ています。彼女もまた、これだけの時を経ても、応援し続けたいお芝居を見せてくれた女優さんの一人です。だから『朝顔』も毎週欠かさず見ているわけです。柄本さんのお芝居の魅力とはまた別の魅力ではありますが(^^)。

で・・・その『朝顔』の中で、柄本さんの役柄は、朝顔さんのお母さんである里子さんのお父さんの嶋田浩之さんです。里子さんは、東日本大震災で被災し、今も遺体が見つかっていません。朝顔さんのお父さんの万木平さんは、妻である里子さんを探し続けています。浩之さんは、最初、平さんが里子さんを探すのを嫌がっていましたが、次第に受け入れてくれるようになっていました。そして、病気で入院してから・・・お見舞いに来た孫の朝顔さんに、見つかったまま鑑定していない一本の歯が里子さんのものかどうか調べて欲しいと頼みます。けれど、朝顔さんは躊躇います。その歯が、里子さんのものであっても、そうでなくても、里子さんは戻ってこない。ただ、残された家族の心が、酷く揺さぶられる・・・。すると、浩之さんは、柄本さんは、すごい勢いで朝顔さんに言うんです「里子を返してくれ」って・・・「里子を返してくれ」って。

以前の、まったく表情を変えなかったお芝居とは真逆の感情が噴き出るお芝居でした。そして、知らず、視聴者である私も号泣してしました。その放送から、もう何週間かたちますが、いまだ、繰り返し、柄本さんの顔と声が蘇り、そのたぴに涙ぐんでしまいます。こう書いている今も、涙が滲んできてしまいます・・・

つくづく、すごい役者さんだなと思います・・・素晴らしい役者さんだなぁ~って・・・

こんなことを書いたのは、わたしがもう泣きたくないからです(^^;。いいかげん、柄本明さんの芝居の呪縛から逃れたい・・・じゃなきゃ身が持ちません(^^;。わたしの今までの経験では、何かに囚われてしまった時、そのことを、こうやって文章にしてアップしてしまえば、不思議と終わりに出来るんですよね。もちろん、こういった些細なことに限りますが(^^;。

粗大ごみを処分する時、を得たり(^^;

2021-02-13 12:42:09 | Weblog
長らく側にあり、時に気に留めて「邪魔だな」「片付けなきゃ」と思うこともあるけど、在ることにさほどの不快さも不便さもなく、なんとなくそのまま放置してしまっているものって、身の回りに意外にたくさんないですか?

それを、ある日突然「片付けよう」と思い立つ。その時に気になった一つのものを片付けることもあれば、思い切って大掃除に発展することもあるけど・・・そのキッカケって何なんでしょうね。もちろん、季節的なこととか、大きな生活の変化とか、ちゃんとした理由があることもあるけど、ほんとうに何気なく、日常の中で、ふとそういうことを思いつくことってありますよね・・・いったい、どうした心境なんでしょうね。

「時を得る」「機が熟す」なんて言葉があるけど、そんな大袈裟なことじゃない・・・粗大ごみを一つ処分するだけ程度のことですからね。でもね・・・なんかね・・・ある気がするんですよ・・・そのタイミングに何か・・・ふむ・・・

そんなことを考えすぎる人間は、悪い宿命論や因果応報ビジネスに取り込まれやすくなるので良くないんですけど・・・おっと、これも大げさすぎる警戒ですが(^^;・・・

なんていうか・・・しょうもない、ほんとは何の意味もない、そういうことに必要以上に思いを巡らせるの、好きなんですよね(爆)・・・一方で、起きること、降りかかってくること、好いことも悪いこともすべてを、ジタバタせずにフワッと受け入れる心境が理想だと思っている・・・この相反する二つを、自分の中で、どう折り合わせていくかなぁ~と、大いに悩むのでありました。