OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

人が「人は・・・」という時は・・・

2013-09-28 18:37:33 | Weblog
人が「人は・・・」という時、その「人」は誰のことを指しているんでしょうね。そもそも人類すべてに当てはまることなんて、そうそうないし・・・まれにあること、たとえば「皆いつかは死ぬ」みたいなことを、わざわざ言う機会は少ないし・・・にも拘わらず、我々は結構な回数、「人は」なんて言い方しますよね(^^;。

そうですねぇ~・・・わたしの場合、「人って○○ですよね」なんていう時は、かなり自分が基準になっている気がします。なら「私は・・・」って言えばいいようなものですが、なんとなく普遍性を持たせたいというか・・・自分だけのことじゃなく「皆もでしょ」って他の人も巻き込んで大げさにしたいのかな・・・よくは分かりませんが、そんな気がします。

反対に「日本は・・・」とか「日本人は・・・」みたいにいう時には、全く自分をその中に入れないで話すことが多い気がするんですが、そんなことはないでしょうか。わたし自身は、あまり「日本人は」のような言い方をした記憶がないので、この印象は他の人が使っているのを耳にした時のものなんですが・・・この「日本は」とか「日本人は」という言い方は否定的に使われる機会が多くて、しかも多くの場合、政治への不満あるいは今の社会情勢に警鐘をならさんとするもので・・・ただ、時として「あなたもその一員ですが、ずいぶんと他人事ですね」と言いたくなるようなニュワンスのものもあったりします。

その中間にあるように思えるのが男性が使う「男は」とか、女性が使う「女は」という言い方で・・・これは、その時々に応じて、自分を含めて肯定的に、自分を除外して否定的に・・・つまり、自分に都合よく使っている気がします。わたしは女性なので「女は・・・」の話をしますが、わたしが自分を含めて「女の人って○○ですよね」という時は、女性の好い特性とされることを自分にも当てはめたいときとか、自分のちょっとした我がままだったり失敗だったりを女性全てを巻き込んで「可愛いミス」的に処理したいとき、あるいは女性同士の集まりで女性に対して媚びているときで…反対に、自分を除外して「女って○○なところがありますよね」という時には、女性の特性とされることの多い好ましくない部分に関して、「自分は違うけど他の女たち全般は」みたいに男性たちに対して媚びているときで・・・どちらにしても、あまり良い使い方はしていない気がします。

で・・・結局、何が言いたいのかというと・・・「人は」でも「日本人は」でも「女は」でも、なかなか使いこなすのが難しい言い回しだなと思うということです(^^;。これらを嫌みなく使うためには、話術というより人柄しかないかな・・・なんてことも思った次第です。


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