OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

香りの伝え方

2009-01-31 17:39:13 | Weblog
正月明け(って言っても、もう10日ぐらいだったけど(^^;)から、かかりきっていた仕事が、本日UPしました! 13万字弱・・・書ききったどぉ!! だから、ちょっと休んでいい? 明日、年末調整の書類を税務署と各市町村に送ったら、数日、だれ~っとしていい?! そしたら、また、ちゃんと頑張るからさ!!

で・・・写真は、うちの庭で咲いていた水仙を、母が「山猫軒に飾りなさい」って渡してくれたもの。ちょっとだけなんだけど、ものすごく好く匂うの(^^)。

でも、この匂い、写真じゃ伝わらないよね。どうしたら、匂を伝えることが出来るんだろう。視覚情報は、写真とか動画があるでしょう。聴覚情報は、録音して伝える事ができるでしょう。でも、嗅覚情報って、どうして伝えればいいんだろう。各人が、言葉や表情で伝えるしかないのかな。

昔は、写真機や録音機はなかったわけでから・・・これから、嗅覚情報を伝えるための何かが発明されるのかな。いや~・・・それはないかもしれない。難しいからっていうより、嗅覚情報が、それほど重要視されてない気がする(^^;。

とにかく・・・機械に頼れない場合は、言葉で表すしかないわけで・・・やっぱり、言葉って大切だなと思った次第です。言葉で伝えられないものは、すごく沢山あるけど・・・それでも、なんとか伝えようとする姿勢が、なんだか好きだもんなぁ~(^^)。

切り替えが下手な脳

2009-01-29 20:58:17 | Weblog
今日は、ちょっぴり温かかったですね。なのに、写真は、数日前の雪の風景です(^^;。

雪が降ったり、温かかったり、ヤヤコシイ今日この頃ですが・・・着実に、日は長くなっているんですよね。夫は、毎朝、ピッタリ同じ時間に家を出るんですが・・・つい先日までは、彼を駅まで送って帰ってきても真っ暗だったのが、最近では、帰り道でゆっくり白んでくるんです。で、その明るくなってくるタイミングが、少しずつ少しずつ早くなっているんです。すごいなぁ~、自然はって思います(^^)。

って・・・今日は、それだけです(^^;。

明後日締め切りの原稿をあげて、2月2日までに提出の年末調整の書類を作ったら、ちょっと気持ちも落ち着く思うんですが、今は、脳が完全に仕事モードで、戻らないんですよね、プライベート仕様に。

切り替えは早いタイプのはずなんですが・・・これも老化ですかね。脳が仕事を引きずります。決して、仕事のことを考え続けているわけじゃないんですが・・・考え方が、普段着に戻りません。ったく・・・好きじゃないな、今の自分(^^;。

二月の仕事の予定は、軟らかいのと硬いのが組み合わさっているので・・・それが、頭に好い方に働くか、マズイ方に傾くか・・・自分を被験者とした実験として楽しみではありますが・・・マズイ方にはまっちゃったら、ちょっと苦しい一ヶ月になるなぁ(爆)。

ところで、あいびーの情報公開の調査は、何時なんだろう。その準備と、確定申告もあるし・・・ああ~、相続の手続き、まだ、全然、手をつけてないやぁ(涙)。

不安ですか?

2009-01-27 23:34:17 | Weblog
なんだかねぇ~、軽口のたたけない世の中になってきたなぁ~って思うんですよ。それって、倫理観のある良い世の中ってことなんでしょうかね。どうも、そうじゃない気がするんですよね。

だって、一方では、匿名で、他人の事、ムチャクチャ言い散らす時代ですものね。とても、倫理観があるなんて、思えないですよね。

ただね・・・怖いなって思うのは、その匿名で他人をバッシングする人たちは、自分では陰口や悪口を言っているつもりはないことなんですよ。意見を言っているだけのつもりなんだと思うんですよ。しかも、自分の美意識や倫理観に従って、正しいことを、世の為&人の為に、言ってやっているつもりなんだと思うんです。それが、何よりも、恐ろしいことだなって思うんです。

自分を持つって素晴らしいことだと思うし・・・自分の意見をハッキリ言うことも、同様に素晴らしいことだと思うけど・・・それは、他の人も、他の人なりの自分の意見やスタイルをもつことを受けいれて始めて成立することなんだと思うんですよ。

けれど、自分と違う他人を一切認めず、自分の正しさだけで他者を断罪するってねぇ~・・・しかも、重箱の隅を突くみたいに、なんでもかんでも裁き散らすってね・・・どうも、幼いことのように思うんですよ。

もう、ずいぶん前のことになりますが、当時の若者言葉に曖昧語が多いって、問題視されたことがありましたよね。自分の意見をハッキリ言わず、仲間に阿るような言葉だって。

たしかに、自分がなくって他人に振り回されるとか、仲間はずれにされるのが怖くて本当の自分の気持ちを隠しているとか、そういうのはマズイって思うんですけど、曖昧な言い方自体は、わたしは嫌いじゃないんですよ。

だって、断定できることなんて、世の中に、ほとんどないですもの。ほとんどのことが暫定ですもの。だから「わたしは、こう思うんだけどなぁ~」って感じの、曖昧な言い方は、むしろ正直で誠実だって思うんですけどね。

ただ・・・不安な人間ほど、断定が好きですよね。本当のこととか、正しいことを欲しがりますよね。なら・・・今って、ものすごく不安な時代ってことなのかなぁ~。なんやかや言っても、日本なんて、ものすごく幸せな国だと思うんですけど・・・幸せって、そんなに単純なものじゃないんですかねぇ~。

プチ銀幕会(^^)

2009-01-25 20:31:16 | Weblog
昨日は、ニフティの亜細亜映画フォーラムで出逢った同好の士たちと、『銀幕会』をいたしました。映画はもちろん『エグザイル』です(^^)。それにしても、パソ通時代からの仲間ですから・・・考えてみれば、長い付き合いですねぇ。その間、色んなことがあったけど・・・こうして、今も集まって、一緒に映画を観たり、食事をしたり・・・やはり、何か特別な絆があるのだと思います。今回集まったメンバーに限らず、あの頃に知り合った人たちとは。

ということと無縁ではないと思うのですが・・・

実は、わたし、映画を観ながら睡魔に勝てず、ちょっと寝ちゃったんですよね。けっして面白くなかったわけじゃないんですよ。むしろ、逆なんですよ。でも、かなり盛り上がってる場面で、ちょっとばかし寝ちゃったんですよね。

そのことを後で、一緒に観ていたメンバーに白状したら、みんな、気を使ってくれて・・・「懐かしい雰囲気の中で、安心したんだろうね」みたいなことを言ってくれたんです。

かなり、気遣ってくれたコメントではありますが・・・あながち、的外れでもないとは思うんですよ、わたし。いえ、弁解じゃなく(^^;。

ほんと・・・落ち着くんですよ・・・安心するんです・・・で、ここは自分の居場所だなぁって、そう感じるんです。ワクワクとかドキドキより、ホッとするんです。

厳密に言うと・・・わたしの香港映画は、もう一世代上あたりが中心なんですが・・・彼らもまた、わたしの香港映画の青春期を象徴するメンバーでありまして・・・なんだかね、彼らを見ているだけで、楽しくって嬉しくって涙が出てきそうになりますです。

おっと・・・うちの姫が「帰るから送れ」と言っております。言いながら、今、横で、靴下はいてますです(^^;。というわけで、本日は、これまで(爆)。また、明日・・・続きをってことはないですが・・・お目にかかりましょう。

もわって考えていること

2009-01-22 22:39:52 | Weblog
昨日の「試合中、一度もボールに触れないポジションがあるスポーツ」ってのも、そうだったんですが・・・「なんとなぁ~く気になる」ってことがあるんですよね。出来事であったり、フレーズだっり、対象は色々なんですが。

微妙に問題意識が絡んでいることもあるし、単純に不思議感があるだけってこともあり・・・その不思議感も、だから魅力的って場合もあれば、なんとなく不快ってこともあるわけで・・・一つに纏めて話すのは、ほんとうは難しいはずなんですけど・・・とりあえず、わたしの中では「もわっと」っていうカテゴリーに入る事柄なんですよね。

たとえば・・・雨音って切ない・・・ってのも、そうなんですよ。単純すぎますが(^^;。

たとえば・・・欲しいと必要って、似て非なるものか、あるいは重なり合う部分があるのか、あるいは、どちらかがどちらかに含まれるんだろうか・・・とかもね、ちゃんとした疑問ではなく「もわっと」なんです(^^;。

そうそう・・・悪気はないが正直って、子どものころには許されても、大人になれば許されないかな・・・なんてのも、そうかなぁ。

って、ほんと、それだけの話なんです。なんか、眠すぎて、意識が朦朧としてます(^^;。

試合中、一度もボールを触らないポジション

2009-01-21 23:06:50 | Weblog
最近知ったのですが・・・アメフトって、ポジションによっては、試合中、一度もボールに触らない選手が居るんですね。

友人の弟さんが、中学高校と名門・関西学院でアメフトをしていたということもあって、学生時代は、友人のご家族と一緒にKGファイターズの試合は応援にいったりもしていたんですよ。もう、大昔の話になりますが、甲子園ボールも見に行きましたよ。当時は、日大フェニックスのショットガンパスが無敵で・・・悔しい思いをしましたっけ。

だから、アメフトの事、まったく知らないわけじゃないのに、知らなかったです。試合中、ボールに触れていない選手がいるってこと。もし、友人の弟さんが、そのポジションの選手だったのなら、気付けたかもしれませんが、彼はパスを受けて走る、一番華やかなポジションでしたしね。

そう・・・そうなんですよ!人の目って、試合中、ずっとボールを追っているので、ボールを持っている人は目にはいるけど、ボールをもっていない人のことは、あまり頓着して見てないんですよね。

もちろん、分かっているんですよ。一度もボールに触れないポジションの人だけでなく、試合に出てない人たちも含め、みんなで試合をしているってこと。でも、目には入らないんですよね。目に入るのは、ボールを持っている人ばっかりなんですよね。

だから・・・だから何だろう・・・

注目されないポジションでも、黙々と頑張る人って素敵・・・もちろん、それはそうですよね。うん、その通りです。でも、何かスッキリしないなぁ~・・・

スポットのあたっているところばかりじゃなく、そういうポジションの人のことを、ちゃんと見ることのできる目を持とうよ・・・あ~、それもそうですね。そうなれるといいなぁ~とは思いますね。でも、ん~~~・・・

アメフトのような完璧な分業システムって、効率的でいいのかもしれないけど、なんだか、非人間的・・・ん~~、それかな・・・そう感じたのかな・・・うん、たしかに、それは感じたかもしれない・・・あの、仰々しい防具をつけた姿も相まって・・・そう思ったと思います。けど・・・それが答えでもない・・・

なんだかね、ほんと、よく分からないんですけど、この「試合中、一度もボールを触らないポジションのあるスポーツ」というのに、肯定とも否定ともつかない引っ掛りを感じてしまったんです。もし、この感覚の正体が判れば、また、その時に、ご報告しますね。とりあえずは、たた「引っ掛る」と、それだけ表明させていただきます、はい(^^;。

視聴率取れよ、今年の大河ドラマ(^^)

2009-01-19 12:14:40 | Weblog
あえて確認するのも何ですが(^^;・・・昨日は日曜日でした。なので、夜にNHKの大河ドラマ『天地人』の放送がありました。

なんて言いつつ、わたしは見てないんですけどね。理由はただ一つ「長いから」(爆)。実は一時、三ヶ月で終わるドラマも見られなかった時期があるんです。理由は、それも「長いから」(大爆)。その時期は、何故だか根気というものが完全に失われていて、気楽に見られるはずのドラマでも、毎週欠かさず見るということが負担に感じられて出来なかったんですよね。でも、最近は、三ヶ月で終わるドラマなら見ることができる程度まではコンディションが回復して、へらへらと色んなドラマを楽しんで見せて頂いているんですが・・・一年の長丁場の大河ドラマには、まだちょっと手が出ません(^^;。

何ですが・・・高齢の母は、毎年、NHKの大河ドラマを楽しみにしており・・・世間さまの評価同様、昨年の『篤姫』は特に熱心に見ていました。で、年があけて、新しい大河ドラマ『天地人』が始まって・・・もう、二回ほどは放送が済んでいるんじゃないかと思うんですが・・・昨日の朝、突然、わたしに「今年の大河の主役は誰なん?」と聞くんですよ。「見てる貴方が、見てない私に聞くのか」って話なんですが・・・まっ、一応、世間の噂で、誰が主役かくらいは知っているので「直江兼続って人」と答えました。すると、母が思いっきり「それは誰?」オーラを出すので、一応、一通り説明はしたのですが・・・直江さんの説明と言うよりは、完全に戦国時代の勢力地図みたいな話になっちゃいました。

だってぇ~・・・直江兼続なんて人のこと、詳しく知っている人なんて、そうそう居ないでしょぉ~。太閤さんが気にいって引き抜こうとしたけど断り続けたとか、家康を激怒させた直江状を書いたとか、家康に許されたものの国替えになった先で良い仕事をしていたらしいとか・・・その程度しか知らないもの(^^;。

けど・・・そういう人を、大河ドラマが取上げるのって、悪くないなぁとは思うんです。それによって、絶対に直江さんの知名度が上がるでしょ。いえ、別に、直江さんのことを日本全国に知らしめたいわけじゃなく・・・歴史上の有名人の数を増やせるのがいいなって、そう思うんですよ。いつも同じ人たちばかりが主役じゃ、面白くないですもの。

もちろん、ドラマや漫画やゲーム、それから映画や小説なんかで歴史を知ると、フィクションとノンフィクションがゴチャ混ぜになっちゃうので・・・間違った思い込みが、史実扱いされてしまう危険性はあるんですよね。

たとえば、今度の大河では、絶対にそんな風にはしないと思うけど・・・娯楽小説の世界では、直江さんが謙信公の寵愛を受けてたっていう話もあるわけで・・・その小説しか読んでない人にすれば、それは事実のように思えるわけで・・・それはチョット、困ったなぁ~ってことになるんだけど・・・

けど、それでもやっぱり、とりあえずは「知ってもらう」「興味をもってもらう」ってところで、色んな歴史上の人物を、話題性のあるドラマなんかで取上げてもらうのは、良いことだなあって思うのですよ。

ちみみに・・・あたしゃ、大化の改新から壬申の乱あたりの日本史には、めちゃくちゃ詳しいですが、それは宝塚歌劇のおかげですからね。大好きだったミキちゃん(安奈淳さん)が、舞台で大海人皇子を演じたのがキッカケで、あの時代に興味をもち、専門書まで読み漁りましたからね(^^;。ちなみに、同じ経緯で奈良時代に興味をもった友人は、プロ(学者さん)になって、大学で日本史を教えてます(爆)。

だからね・・・いいんですよ、入口は何でも。で、多少の誤解があっても、そういうのも目をつぶりましょうよ。だから、どんどん日本史も世界史も、ドラマや漫画やゲームや映画や小説で取上げて欲しいと思います。その為にも、今年の大河には、こけて欲しくないなぁと、心から思っています。だって、もし駄目だったら「やっぱり、有名じゃない歴史上の人物を主役にすると、視聴率が取れないや」ってことになるものね(^^;。

ただ、一つ危惧するのは、どこをラストにするんだろうってことなんですよね。『篤姫』の時にも思ったんですよ・・・江戸城の無血開城後も描くんなら、盛り上がりにかけるんじゃないかなって。で、どうだっのかは見てないから知らないんですけど・・・どうだったんでしょうかね(^^;。

で、同じ事が、直江さんにも言えるでしょう・・・彼の人生を描くなら、戦国時代を最初から最後まで漏れなく描かないと駄目だと思うので、そりゃぁもう、描ききれないほど色んなエピソードがあると思うんですが・・・徳川傘下に入ってからは、地味になっちゃうんじゃなかったですかね。石田三成と一緒に、徳川に敵対するあたりが最高に盛り上がるとおもうんですけど・・・その後は、ドラマとしては地味になる気がするんですよ。とはいえ、実は、その盛り上がらない部分が、彼の人生で、一番味わい深い部分だと思うんですけど・・・ドラマの構成として、前編が波乱万丈で、後半はじっくり系ってのはねぇ・・・正直、難しいですよね。ん~・・・どうするのかなぁ、ちょっと心配です(^^;。

と、だらだらと書きましたが、最後に・・・弊害があっても、ドラマや漫画やゲームや映画や小説で取り上げられる事は良いことだっていいましたが、それでもやっぱり、悲しいなって思わずにいられないこともあるって話を(^^;。

前にも話した曹操のことなんかは、わたしの個人的な好みの要素も大きいので、そんなにとやかくは言わないでおこうと思うのですが・・・

去年、観光情報誌のお仕事で、京都の瑞泉寺を取材させてもらって、ご住職にいっぱいお話を聞かせていただいたんですが・・・この瑞泉寺というのは、当時跡継ぎのいなかった太閤さんが、一度は自分の跡継ぎにすると決めていたものの、実子の秀頼が生まれると、謀反人の汚名をきせて殺してしまった甥っ子の秀次公と、共に処刑された妻子を弔うお寺なんですが・・・住職さんは、今だ、世間の秀次公に対する認識が冷ややかな事を、とても残念に思ってらっしゃる風だったんですよね。

そもそも、秀次公を悪者にしたのは、ドラマや漫画やゲームや映画や小説の作り手ではなく、太閤さんだと思うんですよ。けれど、それを定着させたのは、やっぱりドラマや漫画やゲームや映画や小説の作り手だったと思うんですよ。主役を素敵に見せる為に、脇役に泥をかぶせる・・・あまりにも安易に、そういう作品づくりをしてきてしまった。そして、受け手である我々も、それをそのままアッサリ受け入れちゃっているからだと思うんですよ。

もちろん、みんなを素敵には描けませんし・・・実際、みんなが素敵だったわけでもないけど・・・たとえ生存していない歴史上の人物であろうと、関係者の方はいらっしゃるでしょうし・・・そのことは、作り手も見る側も、心得ておきたいなとは思いますよね。

そういえば、一昔前は、秀頼は太閤さんの子どもではなく、三成と淀君の間の不倫の子だって設定を時どきみかけましたが、今は、ほとんど見かけなくなりましたね。当時の徳川方のネガティブキャンペーンに、現代の我々が載せられているのは恥ずかしいってことだと思いますが・・・そうやって、少しずつ修正されていくなら、それで良しとしなきゃいかんですかね(^^;。

というわけで、頑張れ、大河ドラマって話でした(^^)。

たった一人の人のせいで・・・

2009-01-17 17:32:17 | Weblog
ここのところ、よく流れているドコモのTVCMの山崎努さんを見ていて、「山崎さんって、案外、若い人との組み合わせが面白いんだよなぁ~」って思いました。ずいぶん昔に放送された『青春スケッチブック』なんかでもそうだった記憶があるんですが・・・決して「若者と仲良く」って感じではないんですよ。むしろ、若者と並ぶ山崎さんには異質感がある。でも、その異質感が、見ていて気持ちが好いっていう感じなんですよね。って、それだけの話ですけど(^^;。

ところで・・・最近、TVのクイズ番組なんかで活躍している、京大芸人の宇治原さん。どうも、無意識に応援している自分がいるんですよね(^^;。それはねぇ~・・・たぶん、彼が京大出身者だからじゃないかと、自分で自分の気持ちを分析しているんですよ。なぜなら、わたしは、とっても京大好きだから(^^;。

わたしの京大好きは、決して偏差値に惑わされてのことじゃないんですよ。たしかに関西人って、「本当は東大生より京大生の方が賢いんだぞ」と、本気で思っているようなところがあります・・・つまりは「京大が日本で一番賢い子の行く大学」って思っているわけですが・・・決して、だから京大好きなんじゃないんですよ。

なぜだか、自分の出身校以外の大学では、京大出身者に縁があるから・・・だからなんだと思います。しかも、わたしの知り合いの京大出身者は、全員、とっても好い子(人)なんですもん。

それに対して・・・京大以外の国立大学出身者との間には、あまり良い思い出がないんですよ。

でもね・・・その、元になった「あまり良くない思い出」っていうのが、実は、たった一人の人とのエピソードだったり、たった一回の出来事だったりするんで・・・わたしの印象の基礎って、こんなにも貧相なのかと自分でも呆れちゃうという・・・それが、今日の本題ですなんです(^^;。

ちなみに・・・わたしの東京大学出身者へのイメージは、わたしの大切な友達に嫌な思いをさせやがった、たった一人の嫌な野郎を基に出来上がりました。そして、大阪大学出身者へのイメージは、仕事上のトラブルの相手である、たった一人の情けない野郎を基に出来上がりました。そして、神戸大学出身者のイメージは、わたしの人生で、たった一回しかない貴重なコンパ経験が基に出来上がっています(爆)。

つまり、冷静に考えれば、わたしが抱いていてる東大・阪大・神大への悪いイメージって、まったくもって不当な決め付けなんですよ。けどね、理性ではちゃんとそれが分かっているのに、感情って怖いものですよねぇ~・・・どうしても、修正が出来ないんです。

それほど、人の悪いイメージって、簡単に作られてしまうものだから・・・自分の浅はかな言動によって、自分の属性に連なるもののイメージを汚してしまうこともあるんだろうなって・・・ちょっと、気を引き締めなきゃいかんと思いました。なんていっても、五分もすれば忘れちゃいますけどね(^^;。

けど、たぶん、それだけじゃなく、わたしはマジで極端に京大が好きだから、だから、その反動で、他を貶めてしまうようなところがあるんだと思います。それも、決して褒められた心の動きではないので、反省しなくちゃなりませんね。

けどね・・・ほんと、わたしの知り合いの京大出身者は、いい奴らばかりなんですよ。

そうそう、最初に話題にした宇治原さんなんですけど・・・彼はいつも、相方の菅さんのことを「俺より頭がいい」って言っているらしいんですよ。だから「ネタは菅ちゃんに任せてる」って。もちろん、菅さんも関西では有名な偏差値の高い公立大学出身者ですし、お勉強も出来る人のはずですが、偏差値のことだを考えたら、それはやっぱり、宇治原さんの方が賢いってことになるでしょ。でも、そうじゃなくって「菅ちゃんは、俺より頭がいい」って言えるし思える宇治原さんは、ほんとうに、わたしのイメージ通りの京大生なんですよ。

わたしの京大出身者の知り合いの中には、とても親しい女友達が二人いて・・・彼女たちとは、中学高校の六年間を同じ学校で過ごしたんですが・・・その六年の間、ずっと彼女たちはトップクラスの成績を維持しつづけ、わたしはいつも最下位争いをしているような状態でした。でもね・・・わたしは、彼女たちと一緒に居る時、いつも、彼女たちが、わたしを「尊敬」してくれているのを感じていたんですよ。単に相性がいいから友だちであるってだけじゃなく・・・彼女たちは、わたしのことを、たしかに「尊敬」してくれていたんですよ。

それってね・・・凄いことだと思うんです、わたしは。長く生きてきて、いろんなことを見て、そろそろ物事が分かってきてもいいはずだと思われる大人でも、そんな風に人を評価できない人は多いでしょ。でも、彼女たちは、十代の頃から、人間を、そんな風に見る姿勢をもっていたんですよ。つまり、相対的な数字に依存して人を評価するのではなく、自分の感性で、目の前の人間の持つ固有の魅力を愛でようとしてくれていたわけです。

世の中の基準に頼らず人を評価する事、そして尊敬をもってその人に接することって、案外難しいことですよ。けど、世間的にみれば、自分よりずっと下の人間であるわたしのことを、彼女たちは「私らしさ」で評価し、そして尊敬してくれたんですよ。ほんとうに凄いことですよ。

実はね・・・夫も、同じような経験をしているんですよね。彼の中学校の先輩で・・・幼い頃から神童と呼ばれていたその人は、大学は京大に進学したんですが・・・成績だけを見れば、自分よりはるかに劣るウチの夫のことを、ずっと「お前は凄い奴や。俺にないものがある」って言ってくれていたそうです。

ねっ、ねっ・・・わたしが、京大贔屓になるの、わかるでしょう、ねっ。

と・・・何の話でしたっけ・・・決して、京大賛歌じゃなかったですよね(^^;。

とにかく、当たり前ですが、京大出身者にだって馬鹿でショーモナイ奴は山ほどいるはずだし、わたしがボロクソに貶す東大や阪大や神大の出身者の方々の中にも、素晴らしい方が沢山沢山いらっしゃるのは、それはもう当然のことなのです。どの学校であれ、そこの出身者だから良い人、あそこの出身者だから駄目な人なんてことはありえないんです。

でも、それが分かっていても、ついつい、自分の僅かな経験で、人はイメージを作り上げてしまうってことです。それはきっと「日本人は・・・」ってことにもなるし、「女(男)は・・・」ってことにもなるし、「血液型がB型の人は・・・」ってことにも繋がるんだと思います。と、今日は、思いっきり自戒を込めたお話なのでした(^^;。

一週間ほど・・・

2009-01-15 07:13:43 | Weblog
一週間、書いて書いて書かなくちゃいけないんだって話しましたが、ちょっと深刻な状況です(^^;。

もともと書く手は早いので、量と書くスピードに問題はない(はず)なんですが・・・肩こりと腰痛で、書き続けるのが辛くて(涙)。結局、休み休み書くので、予定した半分位しか書けてないんです・・・やばいっ!!

というわけで、ブログの方、更新が滞るかもしれません。出来るだけ、書こうとは思うんですが・・・。

もしかしたら、「どうたんだろう・・・」って心配してくださる方もいるやもしれないと思い・・・余計なご報告でした(^^;。

笑いは安物で好い

2009-01-12 10:44:25 | Weblog
風邪、ひいちゃったみたいです。ヤッバイなぁ・・・これから一週間、書いて書いて書き続けなきゃいかんので、体調崩している余裕、ないんですよね(^^;。

もちろん、予定は以前から決まっていたことですから、年末から新年のゆったりした時期に、半分くらいは書いておこうと思って、下準備もしてたんですよ。でも、事前の感触では、あまりユックリ帰ってきてくれそうにもなかった藍那と裕太が、なんやかやと入れ替わり立ち代りに帰ってきてくれて、結局、一週間ばかし、二人のうちどちらかが家にいる状態だったので、この時期、一文字たりとも書けなかったんですよ(^^;。あたし、彼らが居ると、まったく仕事できませんから(爆)。

なんて負担そうにいっていますが、実はこの仕事は、そんなに嫌じゃない・・・はっきり言うと、楽しいタイプの仕事なんですよね。なんか、ミニ論文を書いている感じで・・・ものすごく楽しかった卒論を書いている時を思い出す感じです。基本的に、この方向が好きなんだって、あらためて確信しました。

そしたら、何気に見ていた求人欄に、某地方自治体の郷土史編集室スタッフ募集記事を見つけ、思わず応募しそうになっちゃいました。けど、平日毎日出勤の仕事・・・本業のある身としては、不可能です(^^;。ン?あたしの本業って、いったい何だったっけ(^^;。

でも・・・この仕事が終わると、あとは・・・どうしよう(^^;。継続して頂戴しているお仕事がちょぼちょぼあるので、ライター失業ってことにはなりませんが・・・ん~、新規の仕事、探さなきゃ。年末に面接したお仕事は、やっぱり駄目だったみたいだし(涙)。けど、この業界、なんで皆さん、不採用の連絡をしないんだろう。何百人も応募しているわけじゃあるまいし、決まった書式の連絡を入れればいいだけのことなのに・・・なんだか、素敵じゃない対応だと、いつも思ってしまいます。

あっ、けど、某ラジオ局さんの某ディレクターさんは、対応がものすごく人間的で、しかも温かくて・・・結局、ご縁は繋がらなかったけど、今でも、その番組を応援したい気持でいますですよ。って・・・地方局だから、実際は聴けないんですけどね(^^;。でも、ほんと、そういう素敵な対応をする方には、めったにお目にかかれない世界で・・・そんな中で働いている自分を振り返ったとき、流されてしまってないだろうか、染まってしまっていないだろうかと、不安になりますですよ、はい。

ところで・・・関東からいらした芸人さんが、「関東だと、どんなことをしても笑ってもらえるけど、関西来ると怖いね」って仰っているのを、ときどき耳にします。基本的に、関西はノリがイイですし、お笑い大好きですし、笑わないってことはないと思うんですが・・・日頃から慣れ親しんだ芸風じゃないから戸惑うとか、求める笑いの方向性の違いとか(^^;・・・・たぶん、そういうことで、温まるまでに時間がかかっちゃうんでしょうね。

なんてことを思っているとき・・・とある芸人さんが、お客さんについて、「笑いにきている客」と「そうでない客」がいるって話をされていました。笑いに来ているお客さんは、最初から笑いたくてそこに居るわけですから、笑いのキッカケさえ与えてあげれば簡単に笑うけれど、そうじゃないお客さんは、芸人が自分の芸で笑わせなきゃいけないって・・・つまりは、そういうことを話しておられました。

最近のお笑いブームに苦言を呈する、評論家と称する人たちが、しきりと仰っているのも、「最近の芸人は、前者の客ばかりを相手にしているから、芸らしき芸も無く、ただガヤガヤと騒がしいだけになっちまっている」ってことなんでしょうね、たぶん。

なんとなく、仰りたい事は分かる気はするんですが・・・ふと思ったんですよね。劇場にわざわざ足を運ぶお客さんはもちろんですが、テレビでお笑い番組を選んでみている人なら、当たり前に誰でも「笑いたい人」なんじゃないかなって。だから、お客さんで「笑いにきた人」じゃない人なんて、居ないんじゃないだろうかって。

もし「笑いに来た」のじゃないとしたら・・・ん~、それはやっぱり「芸を見に来た」人なのかな。どっちかっていうと、美術館にいって名画をみるような感覚の人たちなのかな。

もちろん、そういう笑芸もあるし・・・それはそれで素晴らしいと思っているし・・・受け継がれていって欲しいものであるとも思っているし・・・高く高く評価もしていますが・・・「笑い」ってものを、そういう立派な芸だけの専売特許と考えるのは、それはそれで違うと、わたしは思うんですよ。

なんていうかな・・・わたしが思う「笑い」は、本来、すごく馬鹿馬鹿しいものなんですよ。安いもんなんですよ。だってね・・・世の中には、笑えないことがいっぱいあるでしょ。そう言うことに対して、真正面から真剣にぶつかっていくことは、とっても大切な事だけど、それだけだと疲れちゃうじゃないですか。だから笑う。笑い飛ばす。そうして生きていく。笑いって、その為のものじゃないですかね。だから、ぜんぜん立派じゃなくていい・・・って、わたしは思うんです。後世にまで残る芸術でなくてもいいって、わたしはそう思うんです。ほんと、そう思うんですよ。