OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

凛として美しいジョーン・ヒクソンのミス・マープル

2017-06-24 18:39:52 | Weblog
CSのミステリー専門チャンネルで、往年の名作ドラマシリーズを集中的に放送していました。デビッド・スーシェの名探偵ポワロシリーズとか、ジェレミー・ブレットのシャーロック・ホームズシリーズとか。で、今は、ジュリア・マッケンジーがミス・マーブルを演じているシリーズが放送されていますが、個人的にはその前に放送されていたジョーン・ヒクソンのミス・マーブルが、わたしは好きですね(^^)。

で、そのジョーン・ヒクソンのミス・マーブルを見ていて、なんというか・・・ポワロやホームズには感じられない強さというか厳しさというか・・・凛とした何かを感じたんですよね。

ポワロやホームズは、名探偵としての名声を得ていて、大きな陰謀だって解き明かすわけで・・・それに比べて、ミス・マーブルは田舎の独身の老女でしかなくて、実に地味なキャラクターなんだけど・・・誰よりも孤高の人の気高さみたいなものを感じさせるんですよね。

それが、いったいどうしてなのかと考えると・・・たぶん、パートナーの存在なんじゃないかと、そう思い至りました。ポワロにおけるヘイスティングス、ホームズにおけるワトソン、そういう存在が、ミス・マーブルには居ないんですよね。その都度、彼女を信頼して相談を持ち掛けたり、事件解決に協力してくれる友人や知人はいるので、決して孤独な女性ということではないですし・・・ドラマの中で、彼女自身が少しでも淋しいというようなことを口にすることはもちろん、匂わせることもないんですが・・・

観客たるわたしが、勝手に、孤高を感じてしまうんですよね・・・ふむ。

それだけに、ヘイスティングス大尉やワトソン君の存在って、つくづく大きいんだなぁ~と、遠回りして感心しています。人はついついスポットライトを浴びる天才にばかり目がいきますが、その人が居てくれるから天才が天才でいられるパートナーの存在って、すごかないかいって。

ただ・・・ミス・マーブルのドラマも、ジョーン・ヒクソンじゃなきゃ、これは感じられないことなんですよね。元気で明るいおばさんのミス・マーブルは、わたしにとっては別物って気がします。

それにしてもジョーン・ヒクソンのミス・マーブル、ほんとうにカッコイイなぁ~。これが本当のカッコよさだと、わたしは心から、そう思います。

母の日の頃には、たくさんのキレイな花が咲くということ・・・

2017-06-23 20:02:16 | Weblog
少し前に、巷の名言集の方に書いたんですが・・・これこそ、わたしが日記に綴っておきたいことなんじゃないかと思って、こっちにも書いておくことにしました(^^;。

もしかしたら、裕太が子どもの頃、道端の花を摘んで、母の日にプレゼントしてくれた話はしたんじゃないかと思うんですが・・・

今年、母の日の少し前に、裕太と電話で話していたら、またその話になって・・・その時、裕太が「ほんまに、母の日の頃って、いっぱいキレイな花が咲いてるねん。せやから、学校の帰りに、ああここにも咲いてる、こっちにも咲いてるって目星をつけておいて、当日、それを摘みながら帰ったら、あっという間に、花束になるねん。せやけど、それがほんまやんなぁ~・・・」って言うのを聞いて

改めて、なんだか感動したんですよ・・・ああ、そうなんだって、なんかすごく納得しちゃったんです。

きっと、母の日を制定した人たちは、そんなことを考えて日を選んだわけじゃないと思うんですけど、偶然だったとしても、すごくステキなことじゃないかと・・・そう思いませんか。裕太が、何を「それがほんま」と言ったのか、確認しなかったので分からないんですが・・・なにかよく分からないまま「それがほんまや」と、わたしも思えたのでした(^^)。