OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

いや、ほんと、維持管理って大変なんだから・・・

2024-07-28 08:56:51 | Weblog
今年も、やってしまった・・・瞼、パンパンに腫らしてしまった・・・(涙)。

つくづく、庭仕事には向いていないと自覚している。ましてや、お百姓仕事なんてとんでもない。だから、父や母が守ってきた田畑は、すべて何かしらに転用した。それでも、自宅周りの母の家庭菜園的な畑は、何ともしがたく・・・何度も言っているように、イングリッシュガーデンに仕立てたいと考えたのだ・・・けど・・・ああ~、気をつけて防護して作業したつもりで、やっぱりこのザマなのだ・・・・・

それにしても、父も母も、こんなに大変なことを、当たり前のように、ずっとずっと続けていたのだなと思う。生まれてこの方、彼らのことはずっと見てきた、すぐそばですべてを見てきた・・・なのに、何も分かっていなかったのだなと思う・・・

先日、友人たちと桂離宮に行ってきたのだが・・・まず思ったのが"維持管理がどれほど大変だろうか"ということだ。どれほどの人手、どれほどの労力、どれほどの時間、どれほどの費用・・・しかも、人手は誰でも集められればいいというものではない、専門的な知識と技術をもったひとでなくてはいけない・・・その人たちが、人知れず、手入れし続けなければ、この庭園は維持できないはずなのだ・・・

けれど、我々は誰も、その人たちのことを知らない、気にもしない・・・

どんな天才が作庭した、どんなセンス溢れる貴人が造らせた・・・それは語り継がれ、称賛を受け続けるだろうけど・・・それを維持管理するために、生涯を費やしたかもしれない人たちのことには、だれも興味をもたない。

きっと、かれらはそれでいいのだと思う。注目などいらない、称賛などいらない・・・無知な連中からみれば、毎日毎日、代り映えのしない地味な作業を、ただただ繰り返すだけの人生のように見えたとしても、そんなことは少しも気しない。それに、きっと彼らは、自分たちの仕事に喜びと誇りをもっていたにちがいないと思う、誰に分かってもらえなかったとしても。

こういうことは、言われるまでもなく十分に理解していたつもりだった。あらためて、そういうことを語る人がいたら、「はいはい、当たり前のことを、偉そうに聞かせてくださってどうも」なんて、少々小ばかにして聞いていた気がする。

けど・・・いや・・・そうなんだけど・・・

世界は一握りの天才が動かしているのじゃないと・・・いやもう、ほんとに、わたしのこのパンパンに腫れた瞼が言ってます。自分の周りの、あたりまえ・・・ほんと、ほとんどのことが、マジで当たり前じゃないから・・・自分が出来ることって、あまりにもちょっとだけだから・・・

「そりゃあそうでしょ・・・そんなの、あらためていうこと?」って思ったでしょ。でも、違うんだって、その理解、ぜんぜんダメなんだって。いや・・・わたしだけなのかもしれない・・・ほんと、頭でっかちで傲慢だからね・・・そんなことも、ちゃんと芯で理解してなかったのは自分のせいだから、他の人を一緒に考えちゃ失礼か・・・・ふうむ・・・・・・