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2022日本シリーズ第5戦の感想

2022-10-28 08:08:00 | スポーツ



今日は厳しいですよ。

プロ一年目で一軍で二試合しか投げてない山下が先発。5回投げ切って3失点。木澤が156キロを表示するほど甘い京セラドームのスピードガンでも140行くかどうかで、調子は良くなかったと思う。1点取られた所で交代すべきだった。そのために原樹理をベンチに入れていた訳だし。

ところが続投して同点。さらに吉田正尚から被弾。経験を積ませようとしたのだろうか。明らかに継投が二手、三手遅い。僕は北京五輪のG.G.佐藤を思い出した。

準決勝の韓国戦で致命的な落球をやらかした佐藤を、星野仙一は3位決定戦のアメリカ戦でもレフトで起用した。「このままでは佐藤の野球人生が終わる、雪辱の機会を与える」と言って。佐藤は本職の左翼手ではなく右翼手である。佐藤はまた落球して日本はメダルを逃した。

山下の日本シリーズ体験なら、4回終わった所で十分だった。3回まで無失点で自信をつけ、同点に追いつかれて怖さも知った。本人も納得だろう。なのに、高津は山下の将来のためか、オリックス打線を舐めたのか続投させて被弾。三回り目でオリックス打者も目が慣れ、山下本人の制球も乱れ始めてたので、あそこは必然の被弾だった。

7回表、一死一三塁で中村が落ちる球に手を出して投ゴロ。ゴロゴーがかかっていたのか突っ込んできた三走村上君本塁憤死。犠飛でいい場面で、なんで低い球を振るん? スクイズでも良かった。あそこは無策すぎた。

そしてマクガフ。昨年の日本シリーズでも2回やらかしている。でも高津の信頼は揺らがず、マクガフもそれに応えて最後は魂の3回跨ぎで締めた。だが、その経験を全く活かさず、彼は成長してなかった。先頭に四球出して悪送球して同点。カッカして投げたらスプリットが抜けて吉田正尚に特大サヨナラツーラン。

監督が選手を信頼して、普通なら代えるところを代えずに使い、選手もそれに答えて成長して結果、リーグ連覇した。うまく行ってるうちは名将と讃えられるが、選手が(時には過剰で不適切な)期待に応えずに失敗したら、五輪の星野と同じ敗退行為である。この日本シリーズを落とすようなことがあれば、高津は結局愚将だったねという評価になるし、マクガフは帰国することになるだろう。
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