曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

BS-TBS「Nのために」再放送最終回の流れ

2023-12-12 21:00:00 | テレビ・映画
事件当日(続き)

5時50分。西崎がようやくスカイローズガーデンに到着。エントランスで花屋を名乗り、中へ入る。

ラウンジで待てと野口に電話で言われた安藤に取引先から電話。その場でちょっと仕事の話をする。

西崎と安藤がエレベーターホールで鉢合わせ。西崎がバイトしてるのを信じない安藤。一緒にエレベーターに乗り込む。西崎の行き先が野口の住む48階と知り、ますます怪しむ。杉下の同級生も関わってる?何か企んでるでしょ。



3人が揃ったのは偶然だと言い張りつつ西崎は「縁があるというのかな。彼は杉下の罪の共有、究極の愛の相手だからな。なかなかいい奴だ」と言って48階で降りた。安藤は涙目をこすりながらラウンジへ。「そんなのは愛じゃない。ただの自己満足だ」

安藤は48階に降りて野口邸の外のドアチェーンを掛けた。杉下、本当に困ったら誰に助けを求める? 俺に電話をかけてこい。

5時55分、成瀬到着。エントランスで野口邸を呼び出してもらう。でも出ない。「花を持った人が来ませんでしたか?」花屋は5分前にここを通過したらしい。

一方野口邸。杉下が野口に土下座して、安藤の僻地行きキャンセルを懇願。しかし、野口は「苦労するだろうねえ」とか言って聞く耳を持たない。西崎さん、私もこの人を安藤から引き離したい。やはり警察沙汰にするしかない。



西崎が野口邸に突入。奈央子と抱き合う。しかし、連れ出そうとする西崎を逆に引っ張る奈央子。困惑する西崎。私じゃなくて希美ちゃんを連れ出して欲しい。奈央子は杉下と野口の関係を疑っていたのだ。

杉下は精一杯悪い顔をして言う。今、下に奈央子さんを連れ出そうとしている人が来てますよ。血相を変えて飛び出す野口。西崎を見つけ、お前のせいで奈央子は流産したんだと叫びながら殴る蹴るの暴行。特に蹴りが酷い。西崎は脱出しようとドアを開けようとする。しかし、外からチェーンが掛かっていた!



この間断続的にエントランスからの呼び出し音が鳴っている。が、野口邸内はそれどころではない。

野口は次に奈央子を責める。おまえが!裏切ったのか!と壁をドンドン叩き、首を締める。このままでは奈央子が殺されると思った西崎、何か武器をと燭台を見るが、火がついてて近寄れない。仕方なく長いナイフを手にして野口に向けた。

野口と西崎がナイフを奪い合う。勝った野口が西崎を刺そうとした瞬間、後ろから奈央子が「やめて!」と叫びながら燭台をの野口の頭に振り下ろした。倒れる野口。杉下が野口の出血している後頭部にタオルを当てがう。奈央子が杉下に「触らないで!」と命令。この人は私だけのもの。



さらに西崎に「あなたなら私とこの人を助けられると思ったから優しくしてあげたんじゃない!二人とも出てって!」と言い放った。

出て行けと言われた杉下、携帯電話で救急車を呼びながらドアを開けようとするが、外のチェーンがかかって開かない。愕然とする杉下。

動きが鈍くなった野口が「これで…全部消える…」と呟いたのを聞いて、奈央子がナイフで自分の脇腹を刺して崩れ落ちた。今度は西崎が奈央子を抱き寄せる。奈央子は「彼と一緒に…ここを出ていく…酷いことしてごめん…」と言って動かなくなった。

杉下が「私が野口さんにあんなことを言わなければ…」と泣きそうな声で呟く。

「酷いことしてごめん」が西崎の中で、折檻した後の母親のセリフと重なった。西崎が杉下に言う。

野口を殴ったのは俺だ。奈央子を刺した野口を俺が殺した(ということにしてくれ)。奈央子を人殺しにしたくない。俺は前にも母親を見殺しにした。その罪を償わずに生きてきて、どう現実に向き合えばいいか分からない。償い終わったら、今度こそお前たちと同じ現実を生きていく。



西崎は燭台の指紋を拭き取り、既に動かなくなっている野口にナイフを握らせた。

「そんな嘘つき通す自信ないよ」
「お前の究極の愛は罪の共有なんだろ? 愛はないかもしれないが、罪を共有してくれ」

成瀬はエントランスでずっと野口邸を呼び出してもらっていたのだが、ようやく繋がった。杉下の声が聞こえる。「助けて成瀬君!

異変を察知した成瀬、48階に上がって野口邸を探す。床に落ちていた杉下の携帯電話には安藤からのコールが来て振動していたが、杉下は気づかなかった。



成瀬が野口邸にたどり着いた。外側のドアチェーンが掛かっている。それを外して中へ入ると、惨劇の現場だった。

杉下「成瀬君ごめん…」
成瀬「どうした?なんがあった?」
西崎「作戦は失敗だ。警察に通報してくれ。作戦のことは警察には黙っておこう。全部俺がやった」



成瀬は自分がなぜここにいるのかを悟る。4年前(放火事件)、杉下は何も言わずに俺を庇ってくれた。今度は俺の番だ。

「大丈夫。全部偶然だって言えばいい。杉下と俺はなんも知らんかった。今日会ったのも偶然。それでいいね?」

その通りだという顔で頷く西崎。「杉下を守ってやってくれ

杉下が電話に出ないので安藤が降りてきた。野口邸前に来た。外のドアチェーンが外れている。中に入れまいとする杉下を押しのけて中へ。倒れずに残っていた燭台に火がついているのをチラ見。床には野口夫妻の遺体が。何があった?

西崎「逃げられなかった」
安藤「俺のせいだ…



やがて警察官が大勢入ってきた。西崎が「俺がやりました」と言っている。杉下が小声で成瀬に「ドアチェーンが掛かっていたことは警察に言わんで」と頼む。成瀬はそっと杉下と手を繋ぐ。でも手はすぐ離し、部屋を出ていく安藤を二人で見送る。

事件当日はここまで。

杉下の述懐。あの日、伝えられなかった想い、すれ違った願いに、答えを出そうとは思わない。けれど、10年という歳月が答えを導き出そうとしていた。それぞれが心の底に閉じ込めて、誰にも知られないまま終わるはずだった…その…答えを…。

2014年

高野の妻・夏恵が保護された。高野に優しい言葉をかけられて泣く。泣き声が出る。多分失声症が治った。

高野が杉下に謝罪。もう追いかけんよ。お詫びに母の居場所を教える。

安藤が成瀬を呼び出す。実はちゃんと会って話すのは初めてである(のはず)。
「君から何も聞けなかったら事件のことは吹っ切るつもりだ」
しかし、やはり成瀬は真相については何も語らず。
「あの日、杉下が考えていたのは安藤さんのことだったと思います。安藤さんを守ろうとしていました」
「杉下はいつも心の中で誰かを支えにしていたよ。それは君だろ?」
「杉下のそばにあなたがいてくれてよかった」

杉下が高松市の母と再会。かつての非道を詫びられる。ママ、希美ちゃんに酷いことしたね。杉下は母に病気のことを打ち明ける。

野バラの爺さんと西崎の会話。
「いつだったかなあ。西崎君と安藤君と希美ちゃんが、この野ばら荘を守ってくれたことがあった…あれ?西崎君ひとりでやってくれたんだっけ?」
「間違ってないよ。3人でやったんだ」
「二人が友達でよかったね」

空港から杉下が安藤に電話。
「今、思ったとおりに生きてる? こうなりたいって思ったとおりに生きてる?」
「生きてる!完璧じゃないけど悪くない」
「私も、これからかな」

結局、杉下は青景島に行く。実家の近くに引っ越すことにしたらしい。店の準備中の成瀬と会う。手には「3月8日にオープンしました。N」と裏に書かれた船のチケットがあった。
「何食べたい?」
「おいしいもの」
海が見える展望台?で、成瀬が杉下の手を取って抱き寄せる。



・・・・・

流れをほとんど全部トレースしてしまった。長くなったので感想やら考察は別の記事で。

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