何でも予測してみるのが信条の僕だが、コロナ禍からの将来予測は、ほぼ諦めていた。素人の自分が分かるような問題なら、とっくに解決されている。分からないから世界中で困っているのだ。
だが、このところFFXIVの記事が連続しているので、何か違うものを挟まなければならない。あればかりだと、数少ない読者様がさらに少なくなってしまう。
というわけで、今後の状況予測を無理やり捻り出してみる。
目標というか、勝利条件ははっきりしている。ワクチンなり治療薬なりが開発され、安全な治療法が確立されることだ。さらにそれが世界中で普及する。今回の問題が厄介なのは、範囲が世界だということだ。日本だけが解決しても、あまり意味がない。来年五輪をやるならなおさらである。
今困っているのは、その治療法がないからで、なぜないのかといえば、新型コロナウイルスの解析が済んでいないからだろう。つまり、このウイルスと新型肺炎の感染の特徴や症状を解明し、治療薬を作り、治せるようになったら人類の勝利となる。
しかし、それはかなり遠い話のように思える。薬ってのは、何年もかけて治験を繰り返し、効果と安全性を確認しないと世に出せないものだろう。いやよく知らないけど。
今年の4-6月期のGDPは、前年比20%のダウンになるらしい。リーマンショック直後が17%だったそうなので、相当やばい。日本はまだいい方で、アメリカは35%、ヨーロッパが40%だったかな。このまま薬ができるのを黙って待ってたら、世界経済は崩壊するだろう。
つまり、治療法が完成するのが先か、経済が崩壊するのが先かの競争になっている。そして、今のところ、経済崩壊の方が早そう。
そうなったら困るので、ニューノーマルとか言って、コロナウイルスと共存しながら経済を回すみたいな方向に社会をシフトしようとしている。レジの人とは透明ビニール越しのやりとりで、野球場には5000人しか入れない。仕事も週に2回はテレワーク。そういう社会。でも、うちの子供たちは修学旅行に行けるかどうか怪しいし、飲食店やホテルは今にも一斉に潰れそうだし、紅白は無観客とか言ってるし、かなりの部分がシフトできないだろう。なんと言っても、このままだと来年も東京五輪は開催できないだろう。
一方、日本国内での感染者は累計約56000人で、死者は約1100人だそうだ。死亡率は約2%だ。ガンなどよりよほど低い。後遺症があるとか、既往歴によっては重症化するとか、そもそも未知の病気なので怖いんだけど、数字だけ見るとそうでもない。
政府は東京五輪を絶対にやりたいだろう。GOTOキャンペーンの強行は、どうやら二階俊博の画策によるものだったらしいので、そのパターンで何としてでも五輪はやるだろう。少なくとも森喜朗が生きてる限りは。僕も、延期になったおかげで出れるかもしれなくなった池江璃花子や、自己責任とはいえ前回出れなかった桃田賢斗らの活躍は見たい。
おそらく政府は、このまま感染症対策しつつ、徐々に自粛やら規制やらの要請を緩めていって、大丈夫ですよという空気を出していくだろう。秋から冬にかけて。今の無対策者、感染者へのバッシングは、病気の実態より過剰なので、そのへんも啓蒙していく。うまくいかなそうだけど、上手くいけば紅白も客を入れられるし、子供たちは修学旅行に行ける。というか、現状の極度の自粛ムードが経済を回せない要因の一つなので、これはやらないとならんだろう。
そして裏では全力で治療薬を開発させる。もしくは海外の良さげな薬を買う(これはすでに始めてる)。
まあ結局は医学・経済とコロナの競争なんだけど、病気の状況と自粛の雰囲気が概ね終息し、薬もある程度できたあたりで五輪開催、はい元通りってのが政府の描いているシナリオだろう。が、ウイルスは変異するそうだし、また違うのが発生するかもしれん。なにより、今回のことが人類にとって必要以上にトラウマとなり、コロナ終息後も海外旅行には行きにくかったり、レジとの間にビニールがかかったままだったりするかもしれない。世界はもう元通りにはならないかもしれない。
予想通りうまくまとまらなかった。ちゃんと考えがまとまってないのに書いたからだ。でも現状出せる考えはこんなもんだろう。僕はもう炎天下、マスクをして通勤したくない。早く誰か特効薬を作ってくれ。