岩櫃城に向かう真田家一行が山賊?に襲われる。敵の狙いは兵糧と見抜いた信繁の機転で母親の着物を渡して切り抜けた。その次は百姓に変装し、寄り合いの帰りだと言って切り抜けた。この二回の切り抜け方、ハラハラさせ方は、半沢直樹だと思った。
武田勝頼が自害した。信玄の幽霊が現れたが、何を言いたかったのかは謎。信玄の霊は昌幸の元にも出現したが、直前に死んだ勝頼の霊こそ現れるべきではないかと。昌幸が信玄を崇拝していたことを示しておきたかったのかもしれんが。
家康が新府城の焼跡から茶器を掘り出して火傷をし、さらに手を焦げた柱についてアチチとなる。家康はアナ雪(穴山梅雪)のことを散々disっておいて、直後ににこやかに出迎える。家康は真田家にとって、ほぼ敵であり続けるわけだが、憎い相手ではなく、笑いも取るキャラクターになってるところが三谷幸喜だと思った。
しかし今回一番笑ったのは、昌幸の決断。
(武田家滅亡について)
信幸「おいたわしい…」
昌幸「わしは自分の不甲斐なさが情けない」
信繁「父上に非はありませんよ」
昌幸「わしもそう思う」
信幸「は?」
(真田家の取るべき道は二つに一つ)
信幸「籠城か打って出るかですな」
昌幸「上杉につくか北条につくか」
信幸「織田とはやらないんですか?!」
昌幸「やんない」
そして上杉か北条か、くじ引きで決めることに。
信幸「こんな大事なことをくじ引きで決めていいんですか?!」
信繁「大事なことだからくじ引きなんですよ」
たが、昌幸はがっちり掴んで信幸にくじを引かせない。なんなのwww
昌幸「やはり大事なことをくじ引きで決める訳にはいかない」
信幸・信繁「……」
上杉についても北条についても織田とは戦わないとならない。
昌幸「じゃあ、織田につく」
信幸・信繁「ええええええっ?!」
かなりコントである。はっきり言って大河の格式みたいなものを考えるとぎりぎりの線だが、面白いんだから仕方がない。真田昌幸はそもそも胡散臭い武将なのだ。アナ雪、本多正信、北条氏政もかなり胡散臭いので、主役はこれくらいやらないと。