あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
2016年は、歴史が少し動く年になるんじゃないかと思っています。
まずリオデジャネイロ五輪があります。南米で初めてのオリンピックです。ブラジルがオリンピックをきっかけに一流国の仲間入りをするかどうか注目です。仲間入りした場合、世界経済の勢力図が変化する可能性があります。南米の人もやるじゃないかということになれば、今以上に日本・欧米の企業が進出したり、南米製の工業製品の輸出が増えたりするかもしれません。仲間入りできなかった場合、五輪後のメキシコのように、世界の中でのポジションは特に変わらないでしょうけど。
僕が最も注目しているイベントはアメリカ大統領選挙です。3選は禁じられているので、2期続いた現在のオバマ政権から、次は必ず違う政権に変わります。
共和党の候補トップ3は、いずれも保守派です。トランプ氏はイスラム移民絶対反対など最強クラスのナショナリストです。クルーズ氏は銃規制や同性婚にも反対し、ブッシュの元ブレーンというこれまた最強硬派。ルビオ氏は親日家と言われていますので、嫌中派でもありそう。
対する民主党はヒラリー・クリントン一択になりそうですが、彼女はリベラルということになっている民主党でも保守的な方です。トランプ氏に対抗する立場上、移民賛成みたいですが、いつかの中国批判など思い出してもかなり攻撃的な人物に思われます。少なくとも、バラク・オバマのように腰抜けと言われるようなことはなさそうです。
オバマ政権の7年間、アメリカは世界の警察であることをやめつつありました。それがいいかどうかはともかく、世界のパワーバランスが崩れ、領土的野心を持つ中国の台頭と、イスラム国およびテロリスト群の跳梁を許しました。現在の候補者の誰が次期大統領になっても、現在の世界情勢、軍事および経済ですが‥は、アメリカ側に少なからず振れるのではないかと。そして、レーガン以降の大統領が、父ブッシュ以外全員2期務めていることから、その状況は2024年まで続く可能性が高い。そこまでアメリカの保守政権が続くなら、国家間のバランスが大きく変わっても不思議ではないでしょう。そういう意味で、僕は今年が世界のターニングポイントになると思っています。
日本でも7月に参議院選挙があります。衆参同時選挙になるという話もあります。安倍政権のやり方が多少気に食わなくても、政権運営を民主党に委ねるのは怖い、というのが今の国民の平均的意識ではないかと思います。アメリカで保守的な政権が誕生する中で民主党が勝つには、習近平やプーチン、アメリカの新大統領(それはあのトランプ氏かもしれない)と互角以上に渡り合えるニューヒーローが登場するくらいしか思い付きません。つまり、自民党が勝つのではないかと。
イデオロギーが異なる野心的な大国や、相容れない価値観を持つ異教徒が勢力を伸ばせは、侵略を受ける側は保守的にならざるを得ない。2016年は、ここまで正義だった「グローバル化」が失速し、各国が内向きになる…あまり良い予想ではないですがナショナリズムの時代…の最初の一年になるんじゃないかなと思います。
2016年は、歴史が少し動く年になるんじゃないかと思っています。
まずリオデジャネイロ五輪があります。南米で初めてのオリンピックです。ブラジルがオリンピックをきっかけに一流国の仲間入りをするかどうか注目です。仲間入りした場合、世界経済の勢力図が変化する可能性があります。南米の人もやるじゃないかということになれば、今以上に日本・欧米の企業が進出したり、南米製の工業製品の輸出が増えたりするかもしれません。仲間入りできなかった場合、五輪後のメキシコのように、世界の中でのポジションは特に変わらないでしょうけど。
僕が最も注目しているイベントはアメリカ大統領選挙です。3選は禁じられているので、2期続いた現在のオバマ政権から、次は必ず違う政権に変わります。
共和党の候補トップ3は、いずれも保守派です。トランプ氏はイスラム移民絶対反対など最強クラスのナショナリストです。クルーズ氏は銃規制や同性婚にも反対し、ブッシュの元ブレーンというこれまた最強硬派。ルビオ氏は親日家と言われていますので、嫌中派でもありそう。
対する民主党はヒラリー・クリントン一択になりそうですが、彼女はリベラルということになっている民主党でも保守的な方です。トランプ氏に対抗する立場上、移民賛成みたいですが、いつかの中国批判など思い出してもかなり攻撃的な人物に思われます。少なくとも、バラク・オバマのように腰抜けと言われるようなことはなさそうです。
オバマ政権の7年間、アメリカは世界の警察であることをやめつつありました。それがいいかどうかはともかく、世界のパワーバランスが崩れ、領土的野心を持つ中国の台頭と、イスラム国およびテロリスト群の跳梁を許しました。現在の候補者の誰が次期大統領になっても、現在の世界情勢、軍事および経済ですが‥は、アメリカ側に少なからず振れるのではないかと。そして、レーガン以降の大統領が、父ブッシュ以外全員2期務めていることから、その状況は2024年まで続く可能性が高い。そこまでアメリカの保守政権が続くなら、国家間のバランスが大きく変わっても不思議ではないでしょう。そういう意味で、僕は今年が世界のターニングポイントになると思っています。
日本でも7月に参議院選挙があります。衆参同時選挙になるという話もあります。安倍政権のやり方が多少気に食わなくても、政権運営を民主党に委ねるのは怖い、というのが今の国民の平均的意識ではないかと思います。アメリカで保守的な政権が誕生する中で民主党が勝つには、習近平やプーチン、アメリカの新大統領(それはあのトランプ氏かもしれない)と互角以上に渡り合えるニューヒーローが登場するくらいしか思い付きません。つまり、自民党が勝つのではないかと。
イデオロギーが異なる野心的な大国や、相容れない価値観を持つ異教徒が勢力を伸ばせは、侵略を受ける側は保守的にならざるを得ない。2016年は、ここまで正義だった「グローバル化」が失速し、各国が内向きになる…あまり良い予想ではないですがナショナリズムの時代…の最初の一年になるんじゃないかなと思います。