
2009/05/16 18:10産経新聞
ゴールデンウイークが終わり、再び通勤ラッシュが始まった。これから夏に向けて電車内の女性の露出度も高まる。喜ぶ男性もいるだろうが、大半のサラリーマンはヘタに肌に触れないよう身を縮こまらせているのではないか。実際、勝手に肌を露出しておきながら車内の男たちを痴漢扱いする傍若無人な女性は多い。そんな女性たちを「無敵女」と名付けて糾弾する書籍が話題になっている。痴漢冤罪(えんざい)を恐れ、びくびくと通勤しているご同輩には留飲の下がる1冊だ。
記事本文の続き 先月、小学館から発売された『女たちよ、女性専用車に乗れ!』(通勤電車環境向上委員会編)は、善良なサラリーマンがどれほど恐怖と憂鬱にさいなまれながら通勤しているか、“女尊男卑”の通勤電車の実態を切々と訴えている。
痴漢の冤罪は怖い。ある日突然、痴漢と間違われたが最後、ベルトコンベヤー式に犯罪者に仕立て上げられてしまう。警察での取り調べも裁判も、「か弱い女性はウソはつかない」という前提で進むから、ほとんど勝ち目はない。一方で、そうした風潮をカサに増長する「無敵女」も増えている、と同書の著者である通勤電車環境向上委員会のメンバーは語る。
「痴漢冤罪を調べていくと、『すべての男性は満員電車で女性に密着したがっている』という偏見を多くの女性が持っていることが分かりました。一方、多くの男性は電車内でマナーの悪い女性に対し、極度のストレスを感じつつも痴漢冤罪を恐れて声を上げられないという実態も分かってきました」
同委員会は、男たちの弱い立場を逆手に電車内で好き放題にふるまう女性たちを「無敵女」と命名。その傍若無人ぶりを実例で取り上げた。
警察沙汰となったものでは、1999年の《携帯注意され逆ギレ痴漢でっち上げ》や、2000年の《女子高生示談金目当て痴漢でっち上げ》、昨年の《アベックによる痴漢でっち上げ》が有名。それ以外にも《長い髪を息で吹き飛ばそうとしたら変態呼ばわりされた》《化粧する女性と目が合い、にらみつけられた》《電車が揺れてヒジが軽く当たり大声で叫ばれた》《カバンが女性の尻に当たり、疑惑の視線で見られた》など、日常のトラブルは星の数ほどあるという。
【携帯に化粧…好き放題も耐えるしか】
多くの男性は、女性が電車内で化粧をしたり携帯電話でおしゃべりしていても、痴漢呼ばわりされることを恐れ、ひたすら黙認。女性側もそれを承知で、わがもの顔で振る舞う。同書には、満員電車の中で立ったまま化粧する女や、ライターでビューラーを温める女など、トンデモ女たちが次々登場する。しかし、いくらハラがたっても男はじっと耐えるしかない。
「非常識な行為は女性に限ったことではありませんが、『無敵女』は確実に増殖している。彼女たちとのトラブルを避けるためには、浴場やトイレと同様、男女で車両を分け、『男性専用車』を普及させるしかないのです」(前出のメンバー)
さて、帰りの電車でこの記事をご覧の皆さんはどう思いますか?
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