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森羅万象 ~ 歩く印象派

食事から考える、花粉症の改善法  (花粉症と腸管免疫の関係)

2010年03月22日 20時26分08秒 | 歩く印象派
「アレルギーと腸粘膜の損傷には密接な関係があります。
腸が最大の免疫器官である事を考えれば、不思議な事ではありません。 」

なんだそうです。
花粉症に苦しんでいる方、ご参考に!


以下はhttp://www5a.biglobe.ne.jp/~c-smile/pollen002.htmより

 花粉症はアトピーと同じアレルギーですから、日々の対策や治療で十分に改善する事は可能です。

 ただ、花粉症は一定時期に症状が現われるだけで、後は症状を感じることがないことからも、花粉症の季節のみ病院に掛かったり、症状を緩和する薬剤を使用れるだけで、継続的な対策や治療が行わない患者さんが多いようです。

 その為、年々症状が重症化する患者さんも少なくないように感じられます。また、今まではスギ花粉にのみ症状が出ていたのに、ブタクサやイネ花粉などの様々な花粉に反応するようになり、タバコの煙や芳香剤など様々な刺激に対しても症状が現われるようになり、慢性化するケースも少なくないように感じられます。

 花粉症を改善するには、日常生活や食生活の改善によって十分に改善する事が可能です。

それでは、どのような日常生活や食生活の改善によって花粉症の改善が期待できるのでしょうか?

 まずは、花粉に対するアレルギー反応の活性化が考えられますので、これらを正常レベルまで抑える必要があります。

 そのために大切なのが、食生活を見直すことです。

 症状の重い花粉症の方は腸管免疫の機能が低下していたり、腸管粘膜が損傷しているケースが多く、腸管機能を正常化してあげることで、花粉に対する過剰なアレルギー反応を軽減できることは可能だと考えられます。

 それでは、食事面から考える花粉症の治療法とはどのようなものかご説明を取らせて頂きます。

 卵類や肉類を食べる事を控える。これはアレルギー反応は全て異物によっておこる免疫(防衛)反応になります。アレルゲンは卵白・牛乳・小麦・ハウスダスト・ダニなどの全てタンパク質になるわけです。

 その中でも卵類や肉類には多くの異種タンパクが含まれています。この異種タンパクの過剰摂取によって過剰な花粉に対するアレルギー反応が起こると考えられています。

 それでは、異種タンパクとはどのような物なのかを少しご説明させて頂きます。

 先ほどもご説明をしましたようにアレルギーのアレルゲンとなる物質は全てタンパク質になる訳ですが、どうしてアレルゲンになるのかを簡単に言えば、タンパク質は分解されることでアミノ酸という物質になります。アミノ酸レベルまで分解されるとアレルゲン食材もアレルギー反応を起さないとされています。

 卵や肉類には異種タンパクが多く存在します。異種タンパクとは分解されにくい特性を持った強固なタンパク質のことで、鶏卵を代表としてイクラなどの魚類卵や、肉類(牛肉・豚肉・鶏肉)にも多く含まれているタンパク質になります。

 異種タンパクは分解されにくく、容易にそのままの形状を維持したまま、腸管に到着します。異種タンパクは腸管に繁殖している悪玉菌の好物で、腸内では悪玉菌の大繁殖が行われます。悪玉菌は腸内粘膜を損傷させます。その損傷した腸管粘膜から異種タンパクは内部に侵入しようとする訳です。

 そうすると体内では異物が進入してくることになるので、一斉にIgE抗体によって阻止するわけです。その際にIgE抗体を作り出す粘膜免疫細胞Th2が活性化してきます。Th2細胞は全身の粘膜に働きかける免疫細胞になります。

 Th2細胞は異種タンパクの進入に備え活性化されたTh2細胞は身体全身の粘膜に防衛網を張りめぐる事になります。その際に最も防衛の重点を行われるのが鼻の周辺の粘膜になる訳です。活性化された免疫細胞Th2が鼻粘膜で防御をしている際に花粉が侵入してくると、花粉を異物と認識し、一挙に大量の異物の進入してくることになり、免疫細胞Th2は一斉に大量のIgE抗体によって防衛をおこなう結果となります。これが花粉症の症状になる訳です。

 そう考えると、花粉症と腸管には密接な関係が存在していることをご理解して頂けると思います。

 腸管免疫の機能を正常化することが花粉症の改善にはとても重要になるわけです。
実際にこれらの対策は花粉症の季節が来てから行うよりも、むしろ1年を通じて実行する事が必要になります。

 その他にアトピー同様に、食べ物をよく噛んで食べる習慣を身に付け、油物や糖分の摂取を控える必要があります。

 肉・卵などの食べ物や食品添加物などのは、悪玉菌のエサになります。野菜などの食べ物は善玉菌のエサになりますので、動物性の食べ物を食べるときは、必ず、野菜料理も十分に食べるように心掛けてください。

 また、肉類などを食べる際は、異種タンパクは調理方法によってある程度、異種タンパクを分解しやすい性質に変化させることも可能になります。

 調理法法としましては、煮炊き料理が最適です。焼き料理は更に異種タンパクを強固なものに変化させる為、調理法としましては好ましくありません。

 後、腸管を整える食材としましては、納豆がお奨めです。納豆に含まれる成分は多くの健康食品に配合されている有効成分です。納豆を食べる事で異種タンパクの対策にも貢献してくれます。

 納豆の食べ方としましては、よく噛んで食べてくださいね。納豆は大豆が原料です。大豆は噛む事で消化されやすい食材になりますが、噛まずに流し込めば消化されにくい性質があるのでよく噛んでください。

 これが食事から考える、花粉症の改善法になります。

すぐに効果が期待できるものではありませんが、花粉症だけではなく、全ての現代病の予防にも効果がありますので、実行して頂ければ幸いです。
 

永青文庫

2010年03月22日 06時37分05秒 | 歩く印象派
 日経新聞の最後のページに連載中の「私の履歴書」というコーナーがあり毎月、各界の著名な人物が登場する。

2010年の1月は細川護熙氏であった。かつて非自民8党連立内閣の首班をつとめた方で、政界引退後、湯河原にある不東庵にて轆轤を回し晴耕雨読の日々を過ごしている。

護熙氏は戦国時代から脈々と続くあの細川氏の現当主でもある。

日曜の午後、目白台の閑静な住宅街を訪ねた。
都電早稲田駅方面から来ると神田川を渡るのだが、御茶ノ水あたりの神田川と比べるとかなり渓谷の趣を感じる。
橋を渡ると正面は急な坂道だ。階段になっていて手摺もちゃんとついているが、高低差は20~30メートルはありそうだ。

文京区教育委員会が設置した表示板に「胸突き坂」とある。

ゆっくりと登り詰め、ほんのひと歩きすると永青文庫にたどり着く。あたりは樹々に囲まれ、初夏なら爽やかな風が吹き抜けていきそうだ。

ここにも文京区教育委員会の説明板があった。

ところで「永青」の意味だが「文庫名の「永青」は細川家の菩提寺である正伝永源院(建仁寺塔頭)の「永」と、細川藤孝の居城・青龍寺城の「青」から採られている。」とウィキペディアに記述されている。

(この項 続く)