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森羅万象 ~ 歩く印象派

嗅覚回路断ったマウス、ネコ君怖くないよ 東大など研究

2007年11月08日 08時01分57秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
写真:
ネコに抱かれるネズミ。先天的な行動を取る脳の回路が断たれると、怖がらない=小早川高特任助教提供

2007年11月08日08時00分

 においに関する特定の神経回路を断つと、マウスもネコを怖がらなくなる――そんなことが東京大学理学部の小早川高特任助教らの研究でわかった。8日発行の英科学誌「ネイチャー(電子版)」に掲載される。においをかいだ時にどのような反応をするのかは、これまで後天的に決まるものと考えられてきた。だが実際には、とっさの反応を決める先天的な神経回路が脳内にあり、これが断たれるとにおいを検知しても正常な忌避行動をとれなくなるのだという。

 小早川特任助教らは、マウスの遺伝子を組み換えることで、特定の神経回路を断つ方法を開発。鼻の穴の、嗅(きゅう)細胞というにおいを感知するセンサーから脳に信号が伝わる仕組みを制御し、反応や行動を調べた。

 においの信号を受け取る脳の領域(嗅球)は、上下二つに分かれる。下の領域の働きを止めて上の回路だけにした場合、生まれてから一度も天敵を見たことがなくても、そのにおいをかいだだけで逃げたり、すくんだりという忌避行動を示した。逆に下の回路だけにしたマウスでも天敵のにおいを認識はできるが、痛み刺激を加えて学習させない限り忌避行動は起こらず、ストレスもあがらなかった。

 上側は先天的に逃避などの反応を決めており、下側は学習の中で反応や行動を決めると考えられるという。

>う~ん、これってあの悪名高い「ロボトミー」手術を連想してしまうなあ。何か悪いことに使われそうな気がする。例えば「自爆テロ」の実行者などが「量産」されるとか。

裏金900万円、大半が守屋氏接待に 山田洋行元専務

2007年11月08日 06時40分02秒 | 時事スクラップブック(論評は短め)
2007年11月08日06時10分朝日COM
 軍需専門商社「山田洋行」の宮崎元伸・元専務(69)が、守屋武昌・前防衛事務次官(63)のゴルフ接待に、役員報酬名目で捻出(ねんしゅつ)した同社の裏金を使っていたことが関係者の話でわかった。約5年前に確認された裏金口座の残高約900万円の大半が守屋前次官の接待にあてられ、今年4月に使い切ったとされる。宮崎元専務は同社を退任し、昨年9月に軍需商社「日本ミライズ」を設立した後も管理下にあったこの裏金を流用し、接待に使ったという。
 山田洋行は長年、宮崎元専務らの役員報酬名目で支出した資金を専用の銀行口座にプールし、歴代の経理担当者が引き継いで管理していた。約5年前の引き継ぎ時に約900万円の残高があったことがわかっている。
 山田洋行関係者らによると、この約900万円はその後、毎年約200万円ずつのペースで使われ、大半が守屋前次官の接待費だった。宮崎元専務は前次官夫妻とゴルフをしたり、その後に食事したりする際、自分の分を含め、この裏金で費用を支払った。前次官が支払ったゴルフのプレー代は、妻同伴でも1人の時と同じ1万円で、費用もほとんど元専務側が負担していたという。
 守屋前次官は10月29日、衆院テロ対策特別委員会の証人喚問で、宮崎元専務による200回を超すゴルフ接待を認め、この5年間で100回を超えていたと述べた。
 宮崎元専務は山田洋行の経営権をめぐる対立から昨年6月に退任。同年9月に設立したミライズ社の社長に就いた。この際、山田洋行の裏金口座を管理し、通帳を保管していた社員もミライズ社に入社した。この口座は個人名義で、元専務は裏金を引き続き守屋前次官らの接待費にあてることができ、今年4月に使い切ったという。前次官は同月30日にも妻同伴で元専務とゴルフをしたことが防衛省の調査で明らかになっている。
 正規に会社の交際費を支出して接待した場合、帳簿上、同席者などを記載する必要があり、宮崎元専務が裏金を使ったのは、守屋前次官に対する接待を明らかにしない意図があった疑いがある。
 山田洋行の裏金をめぐっては、同社子会社の米国法人「ヤマダインターナショナルコーポレーション」でも役員報酬名目で支出した資金を裏金の専用口座に入金し、接待費などに使っていたことが判明している。