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All Things Must Pass

森羅万象 ~ 歩く印象派

夏の節電 見据えよう「原発ゼロ」  2012年8月20日東京新聞社説

2012年08月21日 18時30分42秒 | 歩く印象派

 東京電力の原発事故から二度目の夏。節電が定着し、ピーク需要が事故以前に比べ一千万キロワットも下がっている。関西電力以外の原発はすべて止まったままだ。原発ゼロ社会を見据える好機としたい。

 事故の前年、二〇一〇年夏の東電のピークは五千九百九十九万キロワットに達した。今夏は七月二十七日の五千三十八万キロワットが最大で、五千万キロワットを超えたのはこの一日だけだ。それ以外は猛暑日でも四千九百万キロワット前後と、供給能力の八~九割に収まっている。

 電力消費は企業活動が本格化する九月に向かって増える傾向にあり、楽観は禁物だが、昨夏から続く一千万キロワット規模の節電は揺らいでいない。工 場や商店、家庭を問わず、エアコン、冷蔵庫の設定温度を調整して冷やしすぎに気をつける。こまめに消灯する。地道な省エネの積み重ねが、原発十基分にも相 当する節電を支えている。

 東電の供給地域は首都圏を中心に一都八県。事故直後には計画停電が実施された。放射性物質が飛び散り、除染作業を強いられた地域も少なくない。こうした体験が節電文化を育んだというべきだ。

 現在、日本の原発は再稼働した関電の大飯原発を除き、すべて止まっている。管内にトヨタ自動車を抱える中部電力は、需要に対する供給余力を示す予 備率が一時7%前後にまで下がったが、なお余裕を残している。原発ゼロ社会に等しい今の日本の姿であり、原発に頼らない社会に向けた実験の真っただ中にあ るようにさえ映る。

 経済界は危機感を募らせているのだろう。経団連の米倉弘昌会長は、三〇年の原発依存度として政府が示した「0%」「15%」「20~25%」の選 択肢を牽制(けんせい)した。依存度を下げれば代替する天然ガスなどの調達費がかさんで電気料金が高くなり、企業の海外進出、雇用悪化を招くとの批判だ。

 コストばかりに目を奪われる経営者の域を出ていない。高放射線量によって十六万人もの福島県民が故郷を追われた「人間の被害」の視点も抜け落ちて いる。燃料が高いのなら、電力業界や商社とともに中東、マレーシアなどよりも三~四割安い米国産シェールガスの輸入を実現する。それをリードするのが経団 連の役割だ。

 今、求められるのは長崎市長が訴えた「放射能に脅かされない社会」ではないのか。限りなく原発ゼロの今を直視しながら、国民一人一人がエネルギーの将来をじっくり考える。残りの夏をその機会に充ててみてはどうだろう。


生麦事件150年 被害者の手紙

2012年08月21日 05時36分29秒 | 歩く印象派

生麦事件150年 被害者の手紙

2012年7月27日 14時02分 東京新聞

 江戸時代後期の一八六二年、薩摩藩(鹿児島県)の藩士が当時の生麦村(横浜市鶴見区)で英国人を殺傷した「生麦事件」が起きてから今年で百五十 年。殺害された英国人が、事件の十一日前に父親に送った手紙が見つかり、横浜開港資料館(横浜市中区)で初公開されている。手紙には、日本に親しみが込め られた言葉が並び、「尊大な英国人」という印象を覆す貴重な資料とされる。(荒井六貴)

 「日本はイングランド以外の場所で私が訪れた最高の国です。山や海の景色が抜群です。江戸の官庁街ともいえるかいわいは、どの西洋列強にも引けをとらないでしょう」

 生麦事件で殺害された商人のチャールズ・レノックス・リチャードソン=当時(29)=は一八六二年九月三日付で、母国の父親に送った手紙で、このように日本を紹介している。

  中国・上海から馬を連れ来日し約二カ月、江戸を訪れた様子などが記され、「あと一カ月滞在を延ばす」と、便箋につづられている。資料館の主任調査研究員の 中武香奈美さんは「リチャードソンは好奇心旺盛で、日本人に対し尊大な様子はない。これまでの生麦事件とは違ったイメージが出てくるのでは」と話す。

 手紙は、リチャードソンの姉のひ孫にあたる元編集者マイケル・ウェイスさん(83)=ロンドン在住=が保管していた。一昨年、英国の国際文化交流機関「ブリティッシュ・カウンシル」を通じ、資料館に連絡があり、初公開につながった。

 資料館を訪れた横浜市保土ケ谷区、無職臼田幸作さん(66)は「(リチャードソンが)日本人を見下しているという感じはなく、事件は外国人と日本人のしきたりの違いがあって、起こったのだろう」と想像をめぐらした。

 このほか、日本で発行され、事件を詳報した英字新聞などの資料計約三十点も展示。資料館は九月に、ウェイスさんを招き、リチャードソンの墓がある横浜外国人墓地(横浜市中区)や、生麦事件の現場などを見てもらう。展示は十月二十一日まで。

(東京新聞)


子ダヌキ「ウロウロ」、神奈川区の住宅街で保護/横浜

2012年07月03日 06時38分32秒 | 歩く印象派

 カナロコ 7月3日(火)5時30分配信

横浜市神奈川区の住宅街で2日午後、野生の子ダヌキが捕獲された。両手に収まるほどの大きさで、市立野毛山動物園に引き渡された。

 同園によると、保護されたのは、生後3~4週間とみられるホンドタヌキ。目立ったけがはないが、かなり痩せており、自分で餌がとれるまで成長するのを待ち、秋には自然に戻す。

 神奈川署によると、同日午後1時45分ごろ、同区新子安2丁目の路上で歩き回っているタヌキを、帰宅途中の男性(37)が捕獲。同署を通じて同園に引き渡した。

 捕獲現場の付近には雑木林がある。同園には年間約20件、保護された野生のタヌキが届けられている。子どものタヌキが保護されたのは今年に入り3件目という。


再稼働反対11000人の抗議を報道せず。市民の声を無視するマスコミに不信感【目がテン】

2012年06月18日 21時55分03秒 | 歩く印象派
2012年6月18日 13時00分
大飯原発の再稼働に反対する市民ら11000人

6月15日、大飯原発の再稼働に反対する市民ら約11,000人が首相官邸前に集まり、デモ行動を行った。

一般市民や俳優の山本太郎氏、脱原発キャラクターのもんじゅ君らが官邸前に集まり、「再稼働反対!」「こどもをまもれ!」と訴えた。

福井県敦賀市の高速増殖炉もんじゅをモデルにした「もんじゅ君」は、ツイッターで脱原発を分かりやすく発信し、92000人以上のフォロワーを誇る注目のキャラクターだ。

もんじゅ君もこの日の抗議活動に参加し、その様子を赤旗新聞に発表した。

なにかのグループや組織でもなく、だれにたのまれたわけでもなく、1万1千人、金曜の夜に仕事が終わったあとに集まって、しゅくしゅくと、礼儀正しく、「再稼働反対!」「こどもをまもれ!」と声をあげていました(しんぶん赤旗より引用)


   (画像:Amazon)

国民の声を報道しない日本のマスコミ

大勢の人たちが野田首相に脱原発を訴えたが、この様子はまったく報道されなかった。インターネットのYouTubeやブログ、Twitterなどでは、抗議活動の情報が流されたが、テレビや新聞では一切報道されなかったことに不満の声があがっている。

大飯原発の再稼働が正式に決定した翌16日も抗議デモが行われたが、この日の様子はNHKで

総理大臣官邸前には、大飯原発の運転再開に反対する人たちがおよそ400人集まり、抗議活動を行いました(NHKニュースより引用)


と報じられた。

ネット利用者の間では、なぜ再稼働決定前の抗議に1万人以上が集まったことを報じず、400人の小規模な抗議活動だけをテレビ放送したのか疑問だとの声があがっている。

日本のマスコミは無視を決め込んだが、海外では米ロイター、英BBC、独シュピーゲルを始めとする各国のマスコミが、日本の1万人規模の抗議活動を報じている。

ジャーナリストの田中稔氏はTwitterで

昨夜の首相官邸前に集まった1万1千人のことをマスコミは無視した。それでいて本日午前中の再稼働決定時の官邸前400人だけを某局が報道。かなり意図的な気がする


と発言しており、このほかにも
「一万一千人が首相官邸前に反原発デモが集まっても、ロクに報道もされないなんて。いつものことだが…。メディアが変われば日本もすぐ変わるんだが」

「この国のマスメディアにジャーナリズムはない。一年以上、各地でこれだけデモや抗議行動が続き、今夜に至っては首相官邸前に1万1千人が集まった。こんなことは近代日本の歴史上なく、革命の只中と言っても過言でない。それを一切報道しないメディアの役割とはなんだ?」
不自然な報道を行うマスコミへの不信感を表すツイートが目立った。


R・ブラッドベリ氏死去 「火星年代記」米SF小説の巨人

2012年06月07日 23時17分34秒 | 歩く印象派

東京新聞 

【ニューヨーク=共同】AP通信などによると、SF小説の古典的名作「華氏451度」などで有名な米国のSF小説の巨匠、レイ・ブラッドベリ氏が 五日夜、ロサンゼルスで死去した。九十一歳だった。ブラッドベリ氏の娘アレクサンドラさんが六日、明らかにした。死因は不明だが、長く闘病生活を送ってい た。

 ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「現代のSF小説を小説の主流に押し上げた」とたたえた。

 一九二〇年、米イリノイ州生まれ。少年時代から雑誌に投稿、米ソ冷戦や子供のころの夢から着想を得て多くの作品を書き上げた。未来小説の焚書(ふ んしょ)を題材に現代の思想統制などを風刺した「華氏451度」、地球人の火星探検・植民をテーマとした「火星年代記」などで作家としての名声を確立し た。

 他に「10月はたそがれの国」「黒いカーニバル」など邦訳も多数。幻想小説家としても知られる。


原発ゼロでも実現可能 温室効果ガス25%削減

2012年04月12日 21時17分06秒 | 歩く印象派

2012年4月12日東京新聞 夕刊

 環境省の中央環境審議会の検討会は十二日までに、二〇三〇年の国内の発電電力量に占める原発の比率がゼロでも、省エネ対策や再生可能エネルギー導 入を大幅に強化すれば、温室効果ガス排出量を一九九〇年比25%削減できるとの試算の素案をまとめた。原発比率が20%の場合は33%削減できるとも推計 した。

 経済産業省の総合資源エネルギー調査会は十一日に、原発が稼働しないと三〇年の二酸化炭素(CO2)削減は16%にとどまるとの試算を示しており、見通しの違いが鮮明になった形。これらの試算を基に、政府のエネルギー・環境会議が夏までに最終的な戦略案をまとめる。

 素案は0~35%の四通りの原発比率に基づいて国立環境研究所が試算。総合資源エネルギー調査会の想定より大胆な省エネ投資を進めた場合を含む十二通りのシナリオについて三〇年の排出削減量を推計した。

 その結果、原発比率が0%だと国内対策の規模に応じた削減量は10~25%、20%では19~33%となった。現状では困難な原発の新増設を見込む比率35%のシナリオでは25~39%削減できた。

 
 

未知の「ステルス地震」430回 東日本大震災を解析

2012年04月06日 12時13分09秒 | 歩く印象派

朝日新聞デジタル

2012年4月6日11時40分

 東日本大震災直後、気象庁がとらえていないマグニチュード(M)5以上の地震が430回以上も発生していたことが、米ハーバード大の石井水晶准教授らの 解析でわかった。M9の巨大地震の余震活動の激しさを示すものといえそうだ。「ステルス地震」と名付け、解析を進めている。

 石井准教授らは、米国の地震観測網のデータを使い、地震エネルギーを放出している場所を探る特殊な解析法で、震源を調べた。東日本大震災を起こしたM9 の地震発生から25時間分を解析すると、気象庁が発表していないM5以上の「ステルス地震」が430回以上、発生していた。

 気象庁が把握していなかったのは、地震がほぼ同時刻に多発したことや、地震波の進む方向と地震計の位置が関係していると考えられるという。ただ、はっきりしない面もあり、研究チームは「ステルス地震」の謎をさらに解明していく。(瀬川茂子)


禁煙、節酒…健康習慣一つでがんリスク14%減

2012年03月05日 19時34分38秒 | 歩く印象派

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 禁煙、節酒など健康的な生活習慣を多く実践する人ほど、がんの発生リスクが低くなることが、約8万人を対象にした国立がん研究センターの追跡調査で分かった。

 同センターが5日、発表した。

 調査対象は、岩手や茨城、大阪、沖縄など9府県在住の45~74歳の男女約8万人。がんの要因である喫煙、飲酒、食事(塩分)、運動、肥満度の5項目について、がんの発生リスクが高まるとされる数値基準を設け、何項目で健康的な生活をしているか調べた。

 1995年から2006年まで約10年間追跡した結果、項目数が増えるほど、がんリスクは低下し、1項目増えるごとに男性は平均14%、女性は同9%下がる傾向が見られた。

 調査をまとめた同センター予防研究部の笹月静室長は「がん予防につながる健康習慣を複数組み合わせることで、がんのリスクが段階的に低下することが分かった。生活習慣改善のきっかけとしてほしい」と話している。

(2012年3月5日12時53分  読売新聞)

余震ではなく予震?

2012年03月04日 23時45分56秒 | 歩く印象派

ここ1週間で東日本に地震頻発 「近々大きいのが」と不安高まる

2012年3月2日 20時04分 (2012年3月3日 17時29分 更新) JCAST NEWS

   首都圏でここ1週間のうちに地震が頻発し、直下型大地震の前触れではなどと、ネット上で不安の声が相次いでいる。根拠がない怪情報も出回っているようで、デマには注意する必要がありそうだ。

「このところ、また多いので怖いです」震度3以上を観測した地震が8回

   2012年3月1日朝、茨城県沖を震源に、東海第2原発のある茨城・東海村で震度5弱、東京23区でも震度3の揺れを観測した。2012年3月2日のTBS系「朝ズバ!」では、地震を受けて、こんな主婦らの声を紹介していた。

   地 震頻発を特集した「朝ズバ!」によると、東日本では、ここ1週間で震度3以上を観測した地震が8回もあった。福島県から茨城県の陸域で余震活動が続いてお り、マグニチュード(M)は4.2~5.8。1年前の震災以来、M5.0以上の余震は減っていたが、12年に入ってじわじわと増え始めている。

   地震頻発を受けて、ネット上では、盛んに情報交換が行われている。ツイッターを見てみると、様々な怪情報が飛び交っていた。

   1 日の前後には、「断層系の地震雲も出てる」といったつぶやきが多かった。また、「地震前は電波が強くなる」というのをテレビで知ったとし、都内在住者に チューニングで千葉テレビが見られるかどうかを聞くケースがあった。中には、霊感の強い知人女性から「今月また大きめの地震があるから注意して」と言われ たといったツイートもあった。

   放射能への恐怖も、依然強く残っているようだ。

   地震後に福島第1原発を映している ライブカメラから煙が見えたとの報告もされ、「向こう一週間は雨に打たれないように注意しないと…」などと不安を訴えるツイートが相次いだ。最も強く揺れ たのが東海村だったことから、東海第2原発に放射能漏れが見つかって首都圏の放射線量が高くなっているのでは、との憶測も出た。中には、「地下に潜った燃 料と水が反応して起きている」と、原発事故と地震を結びつけようとする主張もみられた。

原発からの煙「どうやら霧のよう」   もっとも、東電などは、異常はなかったと発表しており、原発からの煙についても、「どうやら霧のようです」などとツイッターで報告されている。
 
  とはいえ、近いうちに大地震が起きる危険がないとは断言できないようだ。

   東京湾北部の地震で、都心部では想定外の震度7の揺れが起きる可能性を文科省の研究チームが指摘した、との報道も出ている。

   原発の安全性についても、未知数の部分がある。

   東海第2原発の周辺では、2つの活断層が連動している可能性があると2012年2月29日に日本原子力発電などから経産省に報告されたためだ。

   テレ朝系で3月2日放送の「モーニングバード!」では、島村英紀武 蔵野学院大教授が、「連動するということになると、今まで想定している地震よりずっと大きな地震が起きうる」と警告した。ここ1週間頻発している地震は、 余震レベルを超えて震源が陸に上がってきているともいうのだ。そして、想定を超えた大地震に備え、原発のストレステスト基準値を見直す必要もあるとしてい る。

 


極東で1カ月内にM7級地震予測 ロシア・カムチャツカ当局

2012年02月13日 22時01分28秒 | 歩く印象派
2012年2月13日 20時13分 【ウラジオストク共同】
 ロシア極東のカムチャツカ地方政府は13日、地元のロシア科学アカデミーの地球物理学研究者による予測として、今後1カ月以内に 同地方南部でマグニチュード(M)6~7の地震が発生する可能性があると発表、住民に注意を呼び掛けた。研究者によると、1月に異なる八つの地震予測方法 で同時に異常を観測。地震発生の場合、カムチャツカ半島南部から千島列島にかけての地域が震源地になると予測した。